2021年11月18日木曜日

11/6土~7日 都県境の残り

東京と埼玉の都県境の尾根は何度か歩いている。
雲取山から青梅の安楽寺まで続く長い尾根の、最後の未踏部分を埋めに行く。



いつものように装備を広げてからパッキング。
そうしないと忘れ物をしてしまう。



飯能駅からバスにのり、さわらびの湯からスタート。


有間ダムの向こうに見える、有間山稜はだいぶいい具合に色づいている。






人気の白谷沢コースを抜ける




ボーノ・オレ




棒ノ折を西に下ると急に人が少なくなる。



槙ノ尾山





今週も紅葉の当たりどき。



長尾丸山は気付かぬうちに南面のまき道に入ってしまったようだ。



西側からみると、間違えてまき道に入るような感じではないんだが。
赤テープが無ければ踏み跡と気付かないかもしれない。





美しい紅葉の中を行く。



クロモ山。
写真では白飛びしているが、南に川苔山。



続いて山なし山。
アップダウンが続いて徐々に体力を削る。





巨大鉄塔の向こうに日向沢ノ峰がみえた。
うおー、登るなあ。


鉄塔の北側には有間山稜が。
ウノタワが有名だけど、奥武蔵のなかでもひときわ紅葉の美しい山域なんだ。



鉄塔巡視路を右にみて、じりじりと登っていく。




日向沢ノ峰。
東西に都県境が走り、南へ行けば川苔山、北へは有間山稜を経て秩父の武甲山まで続く。
奥多摩の重要ジャンクションだが、初めて来た。



有間山稜への分岐




日向沢ノ峰から蕎麦粒山は、ここだけ風景が異なる。
尾根上に広く防火帯が切られていて展望がいい。
そしてなぜか人がやたらと多い。
棒ノ折山から日向沢ノ峰まで5人しかすれ違わなかったのに、
日向沢ノ峰から蕎麦粒山までの短い区間で16人も出会った。


蕎麦粒山



北を見れば浦山ダムや武甲山が見える。


都心方向をみる。
なるほど、眺めの良い山だ。




蕎麦粒山から西は、また風景が変わる。
長沢背稜っぽくなってきた。
そしていい加減疲れてきて、早く目的地に着きたくて足早になる。


一杯水は細いながらも出ていた。
あてにはしていなかったので、必要最低限の水は担いできたけれど。
あるならあるでありがたい、後で汲みにこよう。



一杯水避難小屋
やっとついた。くたびれたよ。
ともあれこれで、東京と埼玉の未踏部分である一杯水~棒ノ折間を埋める事ができた。


今日あたり人が多いんじゃないかと思って。
避難小屋から避難するための準備もしていたのだけど。
先客は一名のみ。
酒を温めて飲んでようやくひとごこち。


持ってきた1000mlの酒を飲み干す頃、16:30頃かな?
3人目の宿泊者が到着。
今日歩いた道や周辺の状況などを情報交換したら、あとはもうお互いに干渉しない。
今日の同宿者は良い人で良かった。


晩御飯にマルタイのラーメン。


山にくるとぐっすり眠れる。
小屋の中の温度計は7℃、さほど寒い訳でもなかったが、ガス缶からガスが出てこなくて懐に入れてしばらく温めるはめになった。



7時前に出発。
先々週あたりから膝に疲労感が溜まってる感じがあり。
昨日の午後はそれが少し大きくなってきた。
大事をとって今日は日原に下りる。

そうだ、一年前もこんな感じで……
糖尿病の状態が改善し、山をすたすた歩けるのが嬉しくて。
毎週のようにテント泊を重ねていたら、膝に疲労感が溜まって、手酷く膝を痛めてしまったのだった。
半年近くかけて膝痛がおさまり、徹底して歩き方を改善したが。
無理はせぬことです。





ヨコスズ尾根を降りていく。


日原が見えた。


家屋に絡まったツタがいい色になってる。


到着。
30分程待っていると、ホリデー快速1号でやってきたハイカー達をバスが吐き出した。
そのバスに乗って奥多摩に帰るのは私ひとり。



奥多摩駅にバスがついたのが10時前。
もえぎの湯が開く前だったので、先にヤナギコージで朝食。


氷川キャンプ場にはテントがちらほら。
コロナ禍で完全予約制になり、週末はまったく予約が取れない状態が続いていたけど、今はどうなんだろう。


温泉で汗をながし、着替えたのち。
沢井駅で途中下車。


沢井の蔵元、小澤酒造の前にある澤乃井園にやってきた。


澤乃井園の中にあるきき酒処がおめあて。
まずは大吟醸300円。(おちょこ代込)
うめぇ!
ちなみにこの五勺おちょこは持ち帰りできます。
二杯目以降はおちょこ代が入らないので100円引きになる。
他に3杯ほど飲み比べした。

ちなみに大吟醸は一升瓶で5500円する。
それが五勺で200円?
おちょこもたった100円でいいの?
儲け度外視にもほどがある。


少し前に火事になった沢井駅周辺もすっかり落ち着いていた。
澤乃井園はまた来たいな。

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