2020年1月25日土曜日

2020/1/17日 二ノ塔尾根(途中撤退)

昨年同様今年も暖冬でなかなか雪が降らなかったが。
金曜日から土曜日にかけてようやくまとまった雪が降った。
都内でもそれなりに降雪していて、それでいて日曜日は好天気。
山に行かないわけにはいかないだろう。


渋沢駅からみる丹沢

今日は二ノ塔・三ノ塔をまわってみたい。
ただヤビツ峠行のバスは運航しているかどうかわからず、
なんとなく大倉の気分でもなかった。
まだ歩いていない菩提から二ノ塔尾根を登ってみようと思う。
小田急線の急行が渋沢駅に着くといつものようにハイカーたちが早足でバス停に向かう。
しかし皆、大倉行のバスにならび。
秦野駅行のバスに乗ったのは私ひとり。



 菩提原で下車。
標高は200mに満たない住宅地だ。
自販機であったかいコーヒーを胃に入れて出発、北へ向かう。


 建設中の新東名。
秦野にSAとICができるらしいが、どのへんだろう?

右から大山・塔ノ台・二ノ塔・三ノ塔
三ノ塔尾根の向こうに塔ノ岳がちらりとのぞく


 西を向けばこちらも富士山がちらりと。
富士山もずっと雪がすくなかったが、ようやく白無垢の頂になった。


 もう営業していないっぽい田舎の食料品・酒店。あじわいがある。


 くず葉学園とかいうとこの脇をすぎる。
ここにも自販機はあった。



 表丹沢野外活動センターとかいう場所を過ぎる。
秦野市の市営だが、有料のキャンプ場らしい。


 沢沿いの林道をのぼっていくと、くずはの泉。
ここに駐車場とトイレがある。
マイカーならここまで入れるようだ。


 そのすぐ先のゲート脇をくぐる。


 ゲートをくぐってすぐに、二ノ塔尾根の取り付きがある。


 ここで身支度して出発。



 道はしっかりと踏まれている。


 高度をあげるにつれ

 徐々に

 雪が目立ってくる。
とはいえ金~土に降ったばかりの雪でまだ柔らかく、アイゼン類は必要ない。


 本日先行していると思しき足跡が2,3名
それと獣の足跡。
肉球のようだけど、何の足跡だろう?


 こっちはひづめ。
鹿か猪だろう。



 林道にでる。
先行の2人組がいて、私が到着するのと入れ替わりに出発していった。


 林道は……昨日の日中に一度除雪が入ったのかな?
薄く固くしまった雪面の上に、さらに雪が積もっているような状態。
歩くとシャリシャリと固いかんじがする。


魔法瓶の温かい紅茶を飲んで小休止してから出発。
お昼は三ノ塔でいいかな?などと考えていた。
林道周辺から二ノ塔尾根は、踏み跡が複線化したり、林業者のブル道が並行したりしだす。
まあ道に迷うような複雑さではない。
写真を撮ろうと胸もとのポケットに手を伸ばし……
あれ?iphoneがない?
腹ポケット?ズボン?ザック?
ない。
落としたか。
さっき林道で休んだ時に触ったので、そこからここまでの間で落としたか。

山でスマホをいじる以上、なくしたり、回収不能な場所に落としたり、岩にぶつけて壊す可能性は理解している。
それゆえメインで使用しているandroidのスマホとは別に、山地図(GPS)&+カメラ専用にiphoneを運用していた。
この用途だと画面のでかいスマホは不向きで、4インチの小さなiphoneSEがまさにうってつけだったんだ。GPSのつかみも早いし。

リスク回避のために2台に分けているとはいえ、あきらめる気にはならない。
探しながら引き返すか。
ちょうど尾根の上から降りてきたおじさんに、林道からこっちでスマホを落としたこと・これから引き返して探すこと・落ちているのに気づいてもそのままにしておいてくれ、と伝えた。

慎重に足元を見ながら降りていく。
しかし、どこで落としたのだろうか。
胸元のポケットに入れていたとはいえ、ポケットからポロリと落ちるような激しく体を揺さぶるような動作はしていない。
だから歩いている最中に落とした可能性は低いのだ。
考えられるとしたら、林道で休憩したあと。ザックを背負いなおす時とかに落としたのではないだろうか。
そんなことを考えていると、下の方から声がする。
「おーい!あったよー!林道のとこー!」

「ありがとうございまーす!おいといてくださーい!
と叫び返して降りていく。
やはり。休憩した場所に落としていた。
おじさんありがとうございました。



 さて。無事回収できたはいいが。
この引き返しで上り30分と下り20分、合わせて50分のロス。
こういうことがあると時間や体力以上に気持ちがしぼんでしまう。
もう一度上りなおして二ノ塔・三ノ塔へ向かう気がなくなってしまった。
このまま林道を西へ、三ノ塔尾根へトラバースして、三ノ塔尾根を大倉に下ろう。


 陽の当たるところは融けているが、日陰はまだシャリシャリしている。
アイスバーン化はしていないのでアイゼンは不要だが、明日以降はわからないな。
舗装林道はなまじ地面が平らな分、日中融けた水が夜間の冷気で凍結するとスケートリンクのようになることもあり。
そうなると山道よりもよほど厄介だ。




 林道歩きも場所によってはそれなりに楽しい。


 三ノ塔尾根の向こうに大倉尾根がみえる。
大倉尾根は急斜面と緩やかなとことが交互に表れる階段状の尾根であることが見て取れる。


 山岳スポーツセンターによる。
主に山岳会などの団体が利用する施設なのだが。
一度ここでシャワーを使わせてもらうかと。
160円。


 シャワー室はこんな感じ。
シャワーブースが4つ。
シャワー室の入口扉に鍵はかかるが、中はシャワーカーテンのみ。
団体で利用することを想定しているのだな。



 つり橋を渡って大倉に戻ってもまだ13時前。


 二ノ塔・三ノ塔に

 塔ノ岳
朝に渋沢駅から見たよりも、若干雪が減っているかな?


バス停前のポプラが廃業した跡に入ったカフェに入ってみた。
この時間なので、まだ山から降りてきたハイカーよりも、戸川公園に遊びに来た家族づれの方がめだつ。
生ビールを頼むとお上品なグラスででてきた。
カレーライスは一見普通の日本的カレーたが、食べてみるとココナッツやハーブの香る東南アジアのイエローカレーっぽい味がした。
わりとおいしいが、山のぼりする人間からしたら量がたらないな。

ポプラの前にはどんぐりハウスという軽食屋がながらく営業していたが、そこのカレーが好きだった。
長時間煮込まれすぎてぐでぐでになったカレーなのだが、その濃いめの味と消化器官にやさしいカレーが汗をかいた下山直後には旨く感じたものだった。

ともあれ今度のお店には長く続いてほしい。



2020年1月12日日曜日

2020/1/11土 不老山・権現山

上野原シリーズ第三弾。
要害山から見えた不老山と、上野原の盟主(勝手に私がそうおもっているだけです)たる権現山をつなげて歩く。
また以前から考えていた、談合坂SAの高速バスを利用できないかと考えてみた。
だがなかなか計画が決まらない。

談合坂SAは上りと下りが離れた場所にあって。
高速バスの「中央道野田尻」下りのバス停は”談合坂下りSA”内にあるが、
上りのバス停はSA内ではなくそこから少し新宿寄りの何もない場所にあるのだ。
”談合坂下りSA”からはちょっと遠回りな移動になるし、何もない高速の道っぱたでバスを待つのは心細い。
帰りの足として使うのはちょっと難だな。
上り下り逆だったら良いのに。
ともあれ前日夜に夜更かしして立てた計画は以下の通り

--------------------
0705 バスタ新宿
0810 中央道野田尻バス停下車
0840 談合坂SA
0900 不老下バス停
0950 金毘羅宮ベンチ
1035 不老山
(10分)
1115 高指山
(10分)
1150 ゴウド山
1250 雨降山
(20分)
1400 権現山
(20分)
1520 浅川峠
1600 浅川
(1619大月駅行)
富士急山梨ハイヤー株式会社大月営業所
0554-22-2455
有限会社大月タクシー
0554-22-2221
--------------------
いつになく細かく計画している。
これは浅川バス停から駅に戻るバスが、土休日は16:19の一便しか存在しないため。
早く着きすぎても困るし、絶対に遅れてもいけない。
もちろん最悪の場合タクシーを呼ぶことも是非無しだけど。
路線バスで40分の道のりといえば、タクシーでは6000円くらいになる。
極力避けたい。
そのため多少余裕をみた時間の計画とし、途中途中で時間調整を行う。

前回の要害山の記事でも書いたが、こういう山行が好きかと言われればあんまり好きではない。
だが時間に縛られず気の向くままに足を進める山行ばかりでは自分の脚力を把握する能力が衰える。
甘ったれた山行ばかりではなく、たまにはこういう綿密な計画もやらねばな。
比較的私の脚に近い守屋地図のコースタイムを基準に、ポイントでの休憩時間を盛り込んであるのでこれで多少の余裕をもちつつ歩けるだろう。


バスタ新宿。少し早めについた。
07:05の甲府行のバスに乗る。


日野を過ぎたあたりの中央道からみた奥多摩の山。
曇天。
今日は時間がたつにつれ天候は良くなるはずだ。


談合坂下りSA内の野田尻バス停で下車。
トイレを借りて、せっかくだから朝飯を食って行こう。


スタバでコーヒーでも、と思ったが。
なぜかすた丼。


並盛を頼むつもりが、サンプルをみたら意外と大きくなかったのでメガ盛りを頼んでしまった。
これが後で後悔することに。

それにしても立川あたりのローカルB級グルメだったすた丼もメジャーになったもんだな。
一言でいえば薄切り豚肉と若干の野菜を炒めたものをどんぶり飯の上に載せたもの。
たっぷりのニンニクが利かせてあるのが”すたみな丼”の所以。

飯を食ってたら予想外の時間になってしまった。
バス自体も予定より遅れていたのかな?
自販機でアクエリアスを買って出発。


SAの出口方向へ進むと、ドッグランと喫煙ブースがある。
喫煙ブースの脇から外に出られる。


では。


談合坂下りSAから10分程で、


不老下バス停に到着。
普通なら上野原駅から路線バスにのってここまで来るところだ。


靴ひもをちゃんとしめる。


山腹の集落へ登っていくと、その不老下バス停にちょうどバスがやってきた所だ。
何人かハイカーが後ろから追ってくるだろうか。


山梨県の最東部は川が深い。
通常なら「平地と川」なところが、ここらでは「台地と谷」なのだ。
上野原の市街地からして台地の上だしね。
不老下のバス停もそうだが、川沿いの街道は日照が悪く寒い。
故に少し上がった日当たりの良い山腹に集落がある。


山腹の集落というのは集落の上、つまり集落と山中との境界に墓地がある。
単純な話、平でひらけた場所ならば家屋や畑に利用したいから、必然墓地は山際に追いやられる。
だが人の住む集落と、神様の領域である山中との境界に墓地があるというのは、なんともこう民俗学的な趣味をそそられる。


舗装された道も墓地まで。
ストック・手袋・タオルを出して、シェルを脱ぐ。
完全に準備してから山道にはいる。

山道は良く踏まれていて、山自体もよく手入れされているようだ。


登っていくとお社が。


金毘羅宮か。


小さいが堅牢なつくりだ。


富士山が眺められる。
いい場所に作ったな。


さらに登っていけば。


ほどなく山頂につく。


不老山。
近くの同名の山と区別するために甲東不老山とも呼ぶ。


ベンチに座って小休止。
談合坂SAはもうあんなに眼下だ。(右端の)
ここは富士山方向は樹木で見えないが、上野原方面は開けている。
アクエリを飲んで休んでいると、チリンチリンと熊鈴をならした青年が同じ道からやってきた。
あのバスで不老下まで来たのだろう。


不老山から北へ。


高指山。
ベンチに座って3分程小休止。
出発するときにまた熊鈴の音が聞こえたが、これ以降聞かないので彼はおそらく東の方へ行ったのだろう。


高指山からゴウド山へはほぼ平坦な下り。


南北に走る稜線に合流。


今日の目的地の権現山が見えてくる。
山頂のはっきりしない鈍重な広い山だ。


ゴウド山の山頂標識もピークらしき場所もなく、林道にでた。


浅川バス停に16:00に着くなら……
ゴウド山を12:00に通過して、なおかつ体力がまだ十分であること。
それがデッドラインであり、それを満たしていないからゴウド山から南へエスケープしなければならないと考えていた。
実は今日、やや調子が悪い。
昨夜は遅くまで起きていて3時間しか寝ていない。
おまけにすた丼のメガ盛りが腹に重くて。
ここまで3時間近く歩いてきて、一向にペースにのってこない。
登りで息切れして足が停まりがち。

だが最悪という程でもない。
時間も想定通りに歩けている。
このまま権現山へ向けてGOだ。


分かりにくいが、正面。
木と木との間に細い縄が渡してある。
注連縄なんだろうな。
何か所か同じものをみかけた。



急斜面地帯。
だが踏み跡は丁寧にジグザグについているので、歩きにくい場所・滑りやすい場所はほぼない。


麓の集落から正午を伝える防災無線が聞こえてくる。


西面が明るくて、腰をおろすのにちょうどいい場所だったので、ここで休憩にしよう。
ペースはまだのってこない。
ちっともお腹がすかなくてお昼は食べられそうもない。
カップラーメンを作るつもりで持ってきた魔法瓶の白湯を飲む。
こんなことならお茶のティーバッグも持ってくるんだったな。


道が左……西へそれだし、落ち葉の厚い巻き道になる。


ここだ。


どうしよう?雨降山を踏んでいくか?
ゴールから逆算すると、
 1600 浅川バス停
 1520 浅川峠
 1420 権現山 発
 (休憩・調整20分)
 1400 権現山 着
 1310 雨降山 発
なので。雨降山を踏んでもまだ余裕はある。
だがどうせなら権現山でゆっくりしたいので……パス。


雨降山西の肩、和見分岐に合流。


雨降山~権現山の尾根上を行く。
北側は杉の植林で暗いが、南側は広葉樹の冬枯れで明るく開放的だ。


何もない道の途中だがなぜかベンチがある。


時間も貯金できているし、少し休んでいこう。


ベンチの北側が少しだけ伐採してあって。三頭山やその後ろの雲取山がのぞく。


急な登りもなく、いつの間にかペースに乗っていた。
ひと気の少ない、しかし安全な山道を何時間も黙々とあるいていると。
眼は足元を見つつも意識は考えごとに沈むことがある。
はた目にはせっかくの山を楽しんでいないように思えるかもしれないが。
実はこれこそが山を歩いていて楽しい時の一つなのだ。


権現山~雨降山の尾根上は歩いていてここちよいところだ。


平坦だった道が登りになったかと思うと、お社が岩の上にあらわれる。


ああ、権現山の”権現”ってこれか。


荷物をおろし、お賽銭をいれて山の安全を願う。
山頂へは左の道ではなくて、


権現様の真後ろを直登する。


ああ、着いた。


上野原のラスボス、権現山に到着。


ここで最後の休憩をとり、14:20に出よう。


お昼を回ってだいぶ霞が濃くなったが。
それでも富士は待っていてくれた。


北面も開けていてすばらしい。
三頭山の左後方に雲取山と飛竜山がそびえる。
倒木に腰かけてお茶がわりに白湯を飲む。

一度でも登った山を遠くから眺めるのは楽しい。
尾根の急になっているところや植生のかわる境など、ちょっとしたことでもそこを歩いていた過去の自分を思い返すよすがになって、いくらでも時間をつぶせるのだ。

かつて雲取山や鷹ノ巣山から南を望んだ時、目立つ丹沢山塊の手前に奥多摩や山梨東部の尾根が幾重にも重なって見えた。
正直、ごちゃごちゃしてどれがどれだがよくわからなかったが、そのよくわからない山の一つに今私はいる。
今度鷹ノ巣山や雲取山から南を望めば、もう少し違った見え方をすることだろう。

ところで奥多摩や秩父方面に散らばる将門伝説の一つにこんなのがある。
丹波山村から北へ、七ツ石山への逃れる将門一行を追う俵藤太(藤原秀郷)が、七ツ石山にいる一行を三頭山山頂から見つけ、弓で狙撃したというのだ。
昔話とはいえ、ホラにもほどがある。ゴルゴ13でも断る。
弓で船を沈める『椿説弓張月』の鎮西八郎といい勝負だ。


東をみる奇妙なものが。
スルーしたが、あれが雨降山か。
山頂が伐採してあって、あっちも眺望はよさそうだ。


時間になったので、山頂を立つ。
少し西へ行くと、南に浅川峠へ下る分岐が現れる。
この標識のデザインは大月市のものだ。
ここが上野原市と大月市の境であり、権現山の山頂は上野原市だけのものになる。


急斜面地帯にさしかかる。


雨降山の南尾根と同様、こちらも急斜面地帯は丁寧にジグザグに踏み跡がある。
ただ広葉樹の森で落ち葉が厚く積もっているので、足元は注意。


急斜面地帯もおわり、針葉樹との混合林になる。


浅川峠


時間的にも、うん、問題ない。
今日は調子が上がらず、序盤は浅川まで歩きとおせるか心配だったけど。
まあ、よかったよ。


暗い森の中へ急降下


いや、それほどでもないか。


開けた場所にでる。
未舗装だが林道の終点のようだ。
車を停めたり、転回したりする為の広場だろうか。


地図にも書いてある。


と、思いきや。道が大きく崩落している。
歩くのに支障はないが、これでは車はさっきの終点まで来られない。
ここの他にもだいぶ林道は荒れている場所があった。
昨年の台風の影響かな。


向こうに集落が見えてくる。
浅川集落にもう着くかな?


今日は風呂に入る予定がないが、結構汗をかいた。
バス停まで行くと集落の人の目があるかもしれない。
ここで着替えてしまおう。


立派な民家だ。
この後バスの車窓からも見たがこの辺の浅川集落、古いが立派な母屋や蔵が多い。
林業で財を成せた時代の名残かな。

そういえば。
東京や横浜の水源地として保全されている奥多摩や丹沢の山と比べて。
山梨県の山はひどく荒れているという印象が強かったが。
今日歩いたコースの杉の植林帯はどこもきれいに手入れがされている山だったな。


浅川バス停に下山完了。


御覧のとおり。
休日は08:50と16:19の二便しかない。
バスは私一人だけ。
大月駅までだれも乗ってこない。
どう考えても赤字路線なのだが、こういう路線は街の学校へ通う子供たちや、街の病院や親戚を訪ねる老人のための大切な足なのだ。
自治体から補助金を受けているケースも多いが、市街地の路線で儲けて赤字路線を補填しているケースもあると聞く。


昨夜の睡眠不足と疲れからほぼうとうとしていた。
バスが1時間かけて大月駅に着いたときはすっかり暗くなっていた。
駅で特急券を買おうと思ったが。1時間に1本程度あるはずの特急かいじが、なぜか17時台は無い。
座りたかったので18:28の指定券を買い、駅前の店で一杯やるか。
しかし腰をすえて飲みだすと1時間ではせわしない。
時間をみて酒を流し込んで店を出たときは結構べろべろに酔っていた。


酔っていた、のだが。
いや、酔っていたからかな?駅前の桔梗屋で甘いものを買ってしまう。


うむ、おいしかった。


三回続けた上野原シリーズも、ひとまずここまでかな。
気が向いたときに駅すぐ南西にある御前山も挑んでみたいが。