2022年6月27日月曜日

2022/6/24(金)~25(土) 赤城山一周

■行き
0505 王子
0510 赤羽 2番線
0523 赤羽 4番線 高崎行
0655 高崎 2番線
0702 高崎 6番線 小山行
0717 前橋 1980円

0732 前橋駅
0855 赤城山ビジターセンター 610+1200円

■帰り
0935 赤城山ビジターセンター
1020 富士見温泉 1200円

富士見温泉見晴らしの湯ふれあい館
木曜休業、営業10:00~ 520円

1220 富士見温泉(他.1318.1410.1515)
1249 前橋駅 610円



梅雨の時期は天気予報がコロコロかわって、一泊以上の予定を立てにくい。
木曜日の午後に週末の予報が好転したので赤城に行って来よう。


降水確率0%だったが、前橋駅をおりると小雨。
6番のりばから富士見温泉行のバスにのり、富士見温泉で今度は赤城ビジターセンター行のバスに乗り継ぐのだが……
実はこの路線は群大付属小学校の児童が通学に使う路線でもあり、長蛇の列ができる。
全員は乗り切れずに積み残しが発生する。
平日は早めに並んでいないといけない。


道っぱたに焼きまんじゅう屋。




ビジターセンターに到着。
晴れてくれたようだ。
トイレと自販機があるので軽く準備。


まずは鳥居峠に向かう。
富士見村の分校?
確かにここから麓の学校に通学するのは大変だろう。


鳥居峠。
サントリーのビア・ハイランドホールなる看板が。
営業していたら吸い込まれるところだった。


ストック・手袋・帽子・タオルなどを準備して山道にはいる。



鳥居峠から山道にはいってすぐ。
小地蔵岳には北東からの市境をいけないか?と思ったのだが。
随分と藪い上に今朝の雨で藪が濡れている。
これはいやだな。



ぬめる木道階段などをあがり、



小地蔵岳。
ここは展望なし。




少し南へ、長七郎山。



ここは南面の展望が素晴らしい。
が、関東平野は雲海の底。
なるほど。
前橋駅から赤城まで移動の間に晴れたのではなく、雨雲の上に出たのか。



小沼
高原の避暑地のような雰囲気。



続いて朝香嶺。イチローが好きそうな名前。
しかし道が細く、濡れた下藪で足を濡らしてしまう。



朝香嶺はピークらしいピークは無い。
道なりに進んでいると下りになり、地図をみたらピークを通過していた。


戻るときに気をつけてみていたら、一応手製標識はあった。


続いて血の池へ。



水は赤くはないが。
微生物のせいかな、ここだけ夏場の神田川のようなにおいがする。




八丁峠から地蔵岳へ。



山頂近くまでくると、さっきの小沼を見下ろせる。





地蔵岳は電波塔銀座だ。
北側に大沼を見下ろす。


陽当たりがいいので、濡れてしまった足を乾かす。


蝶が多い、ということの必然ではあるが。
森の中を歩いていると小さな芋虫や毛虫が身体に引っ付くのだよねえ。


新坂平への下り、また左膝が痛くなってきた。
困ったな。


新坂平の駐車場に下山。



観光案内所でトイレを借り、給水。
トイレは案内所と離れと2つあるが、飲める水道水は案内所の方。


膝の具合を考えると、鈴ヶ岳の方を回ってくるのは不安がある。
そっちはスルーして大沼の湖畔側を通るか。


展望台下から入って。



見晴山。
いうほど見晴らしは良くない。



青木旅館の脇に下山。
自販機があり、外来食堂もあるようです。



沼尻へ車道を歩いて、ここから再び山に入る。





出張峠から出張山。


出張山からの湖北側の山は細い尾根で、人も少なく静かな山道になる。


古い峠道。
沼田へ20kmとある。
地図を見ると本当にずっと続く長い尾根のようだ。



薬師岳。
赤城周辺の山にはこの、赤城神社の箒?が供えてある。


陣笠山。
黒檜山が見えてきた。



五輪峠に降りる。


五輪峠の車道を沼田側へ20m程行くと、五輪塔があり、


その五輪塔の裏から、市境の尾根を行く踏み跡がある。


マイナールートだが、踏み跡はわかる。

16時をすぎた。
夏至を過ぎたばかりでまだまだ明るいが、膝の疲労もある。
踏み跡をさらに外れ、尾根上の平らな場所を見繕ってツェルトに入った。
本当は湖畔のキャンプ場を使いたかったが、6月はまだ営業していないようなのだ。


夜間、2時ごろに目が覚めたときは結構強めに雨が降っていた。
4時近くになると雨も弱まったようで、朝ごはんを食べ、撤収。



市境をはずれ、黒檜山の西尾根へ。
ガレ場のトラバースになると踏み跡は分からなくなるが、ロープやリボンが頼りになる。



一般コースに復帰、登っていくぞ。






そこそこ登りごたえのある尾根だが、ようやく上にでた。




赤城最高峰の黒檜山。
少し北の展望地にも行ってみよう。


北西方向。
中央に上州武尊、その左後ろに谷川連峰。


西方向。
沼田と利根川。


南西方向。
榛名山に前橋高崎の市街地がちらり。


東北の日光方面はちょっと木が邪魔。
堪能したので戻る。


分岐を東の花見ヶ原方向へ少しだけ進むと


東~南~南西方向の展望がすばらしい。

西の筑波はほんとうにうっすらと。


下りでまたぞろ膝が。むむむ。
本当はしっかりと回復するまで山は控えるべきなんだろうが。
来月以降、しばらくは山に行けるかどうか怪しいので。
そこで休めればよかろうと。


黒檜山と駒ケ岳の鞍部に降りて、黒檜山を振り返る。





駒ケ岳に到着。
ここも眺めがいい。


大沼と赤城神社


南東方向。
太田の市街地の中に唐沢山・金谷がうかぶ。


「八ヶ岳は富士山より高かった」という説はほぼ神話だけど。
赤城が2500mあったというのはそれなりに。


駒ケ岳からはもう下るのみ。


鉄階段のある赤城広場へ降りる分岐をすぎる。



尾根を離れる方で下る。



リボンはあるのだけど、ちょい怪しい。
登ってくる人たちは別の場所を歩いて来たりするし。


鳥居峠に戻ってきた。
これでようやく赤城を一周。


ビジターセンターで片づけ。




バスまで時間があったので、覚満淵を散策。
いいとこだけど、「小尾瀬」は言いすぎかな。




木道ががっしりしている。


ビジターセンターから富士見の湯へ。
サウナは故障中だった。


お腹ペコ。


ここは聖酒造という渋川の酒蔵のを置いてる。
関東の華(特別純米)
赤城姫(普通)

値段は同じで「どちらにします?」と聞かれたら、両方飲まざるをえない。



前橋駅まで戻ってきたら、この日は6月の気温としては観測史上初とかで桐生で40度越え。
前橋駅のホームでもサウナのような熱風に吹かれて参った。
高崎で一度改札をでてお土産コーナーで地酒を、駅ビルの登利平で鳥めしを仕入れてグリーン車で優雅に帰るのだった。





赤城、なかなか楽しかった。
整備された道で気軽に登れる展望の山があり、
避暑地のような湖畔があり、
静かで地味な細い路があり、
険しくて登りごたえのある尾根もある。
一つの山でこんなに表情豊かなのは初めてだ。
鈴ヶ岳をスルーしてしまったし、また来るかも。
忠治親分の決め台詞は言わずにとっときましょう。