2022年6月20日月曜日

2022/6/18(土)~19(日) 達沢山(敗退)

 週末の天気予報が急に好転した。
土日月と3日もちそうだ。
予定していた尾瀬はどうか?
しかし尾瀬沼のテント場の予約は前日15時まででもう過ぎてしまった。

諦めて他の場所をあたる。
高速バスのバス停を起点にした山で、以前より考えていた釈迦堂はどうだろうか。


バスタ新宿から。


釈迦堂PAでまずは腹ごしらえ。



では出発。


桃畑の向こうに蜂城山。
ももの花の季節に来るといいところらしい。



道はよく整備されている。


山頂の手前がすこし藪っぽかったが。


すこし曇ってきたようで、麓の勝沼は薄ぼんやり。



神社の裏手からは御覧の通り。


踏み跡がえぐれてて、そこが落ち葉の吹き溜まりとなっている。
昨秋の落ち葉がまだふかふかなのを見るに、通る人が少ないのか。






神領山。
尾根上だというのに倒木の巣だ。



向こうの尾根まで一直線に防火帯?が切られている。
もしかして以前高架鉄塔とケーブルが走っていたとか?


尾根のすぐそばまで、地図に無い林道が通っている。


スマホに入っていた「大菩薩嶺」の地図が2014年版といい加減古かったので。
2022年版のを購入した。
ここ達沢山の周辺は「読図力が要求される」という記述が多い。
地図を一見すると単純な尾根通しのルートのようなのだが。
現地を見ると尾根が太くて踏み跡が散逸しているばかりでなく、
尾根上に沢筋が走って複雑な起伏をしている。
登りだからいいようなものの、下りだとルートを外れないように相当神経を使うだろう。


今回山中で出会ったのはこのたぬき?アナグマ?のみ。
山の上から丸っこい身体をフリフリさせながら下ってきたのが、私をみて固まった。
しばし見つめあっていたが、尾根を外れるようにして降りて行った。
驚かせてしまったか。


それにしても今日は調子がおかしい。
一向にペースがつかめず、身体が重い。
妙に喉が渇く。
荷物が重い(13kg)し、道が悪いのもあるにしても、山と高原地図の1.3倍くらいかかっている。
達沢山の手前で小雨が降りだし、しかも雨脚がだんだん強くなってきた。
平らな場所を探してテントを張り、様子を見ていたが一向に雨はやまない。
結局そこで一泊のビバーグとなってしまった。



翌朝、再開。


まずは達沢山。展望なし。


達沢山から京戸山は実線ルートらしく、踏み跡は明瞭。


立沢へ下る分岐。
さて……

今回の予定は勝沼側から山地を抜けて笹子峠へ回り小金沢連峰へ縦走し、2泊目で湯ノ沢峠まで行けないか、と考えていたのだが。
体調不良と雨で一泊目がだいぶ手前になってしまった。
二日目の今日は、体調は悪くなさそうなのだが。
問題は水を予定以上に消費してしまった。
3Lのうちの1.9Lを飲んでしまったのだ。
米背負峠まで行かないと水場はなく、本日は暑くなりそうだ。

どう考えても水が足らない。
ここで撤退、エスケープしよう。





杉の植林帯の中にご神木があったり、炭焼き窯跡があったり。



林道終点のすぐ近くまで来ると、沢水が汲める。
ここで水を汲んで再び登るという手もあるが。
なんだかそんな意気地はなくなってしまった。
汗でべたべたの身体を早く温泉につからせたい。


立沢バス停。
甲府駅~御坂トンネル~富士山駅の路線バスが走っている。
朝から温泉に入れる場所を探したところ、富士急ハイランドの日帰り温泉が6:30からやっているらしい。
ちょうど富士山駅行が10分後に来るというとこだった。



バスの車窓から。
いい天気だ、ちょっともったいない気も捨てきれない。



富士急ハイランド駅で降りて、園の周辺部の細い道を南側に回る。
看板ジェットコースターの「フジヤマ」は休業中。



で、ふじやま温泉にきたのだが。



ガーン、だな。
9時に到着したのだが朝風呂営業は9時でお終いで、10時から営業再開。
近くのガストでビールを飲んで時間をつぶす。


整った。
あいにくと食堂は12時からのようで。
1回の売店でビールとつまみを買って3階の休憩所で飲む。
男らしい1L缶に惹かれて地ビールを買ったが、これ重いな。
ベルギービールのような苦みと酸味が強い味。

ふじやま温泉は人気なんだな。
10時の開店直後なのに結構お客が入っている。
風呂もサウナも休憩所も広くて快適。
ただ、平日1500円・土休日1800円という日帰り温泉にしては強気の価格分の何かがあるかといえば、特に感じられず。

12:32の無料巡回バスに乗って富士山駅へ。
12:58の新宿行高速バスの空きがあったので、バスで帰った。
夕方は渋滞するが、昼間のうちならば鉄道よりもバスの方が安くて早くてらくちんよ。


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