2021年1月17日日曜日

2021/1/16土 くだらない山2@御嶽山

 前回同様、歩いて下山しないコースを。



ホリデー快速1号できた武蔵五日市。



小机集落の幸神尾根の入口。
守屋地図だと「羽生186」と案内しているが、現地の電柱標識はかすれて読めない。



集落を見守る愛宕様。


先週の大山で指がかじかんでしまったので。
防風の為の薄くて大きいオーバーグローブがあればと思っていたのだが。
買い物で寄ったホームセンターでアームカバーが目についたので買ってみた。


手をアームカバーの中に入れてしまえば防風はばっちし。



踏み跡は固いものの、ステップがなくて傾斜に平行に足を置かないといけない。
つまり滑りやすい。
そこに落ち葉となれば、下りではちょっと嫌ね。



お地蔵様の所で直角に曲がる。


五日市の街を見下ろす。
陽が登ってきたら急に暖かくなってきた。
そういえば今日は日中の最高気温が19℃で4月並みの陽気だとか。


ススキ藪の中をいくと、


不釣り合いにちゃんとした東屋があった。
ここで腰をおろして休憩、おにぎり2つ食べる。
暖かくて汗ばむくらいなので、アームカバーは外して上着も脱いでジャージだけになってしまう。


小学生男子に大人気スポット?



勝峰山からくるロンデン尾根に合流。北側に採石場。





鉄塔の基礎に腰かけて休憩。
地味だが静かな山歩きが続く。


金毘羅尾根に合流。
幸神尾根もけっして悪路という訳ではなかったが。
金毘羅尾根に入ると格段に歩きやすくなった。
さすがハネツネのコースだけある。


平野部に近い、丘陵以上山岳未満な所。


分岐を右に、麻生山に寄っていく。


麻生山到着。
昼時なのに誰も居ない。


日の出山同様東面の都心方向の展望が良い。
しかし今日は本当に春みたいに暖かい。
そのせいか空気もだいぶ霞んでしまっている。


麻生山から北へ下りだすと、もう膝が違和感を訴えだした。
むむ、こまったなあ。


膝への負担を考えて、日の出山は登らずに巻いてしまおう。


日の出山山頂の南側のまき道。
私は初めて通るが、意外とここを歩く人が多い。
ここいらの山を歩くのに、絶景の日の出山をスルーするという発想がちょっと分からない。


ケーブルカー駅でゴール。
神社側からケーブルカー駅への下り坂でも膝が軋んでこまった。
階段の下りは平気なのだが、坂道だと膝がつらい。


御嶽駅前のセブンイレブン跡地にできたミタケテラスとやらに寄ってみようと思い、そのつもりで行動食を少なめにしていたが。
この緊急事態宣言で休業中のようだ。
同じく昨年夏にできたレターというパン屋さんはやってたので、そこでパンをもとめた。


オーブンから出したての舞茸パン。
うまい。

行動食は1時間におにぎり1個(200kcal程度)だと多い。
しかし2時間に1個程度だと行動は続くもののいつの間にか腹が減っている。
そのせいかやけにパンがうまい。

しかし膝か。
小金沢連峰からこっち、回復どころかどんどん悪くなってきている。
真剣に考え直さないとダメな所まで来てしまったなあ。


2021年1月10日日曜日

20210109土 くだらない山@大山南山稜

このところ膝の調子がさえない。
下りでどうしても膝関節が軋みだしてしまう。

昔何度か手ひどく痛めて以来、歩き方には気をつけてはいるつもりだった。
体重を・着地の衝撃を直接膝関節に与えないよう、膝周りの筋肉や足首を使った静かな歩き方を心掛けていた。
それは間違いではないのだろうけど。
ともすれば「筋肉に頼りすぎた歩き方」になっていたのかもしれない。
長時間酷使して筋肉がへろへろになった後の最期の下りで、筋肉が働かずに関節にダメージが入っていたのかも、と思わないでもない。
歩き方の姿勢を見直すべきか。
いや、そもそもオーバーユーズなので休ませるべきか。

こんな時思うのは「山に登るだけ登って、下らなくて良いなら楽なのになあ」。
どっかで聞いた話だが、パラグライダーというのはアルプスに登った人が、登頂したあとの下山が大変なので飛んで降りられたら、と発明したとかなんとか。
私の実感でも日本の3000m級を縦走していて、最終日に一気に大きな標高差を降りなければならないのはとてもツライ。

まあともかく。
高い場所までバスとかロープウェーとかリフトとか、そういうのが来ている場所ならばそれらを下山に使って膝の負担をかけない山歩きというのもアリではないかと。
ずっとそんな山ばかりとはいかないでもね。


始発で来た鶴巻温泉駅。
駅前のファミマで暖かいコーヒーととおにぎりを買う。


6:44出発


陣屋の脇を抜け、東名をくぐって山に入ると後ろから朝日が昇ってくる。


裏山って感じの山だが、人の通りは多い。


「関東ふれあわない道」なんて揶揄もある、関東ふれあいの道の標識。
ここは早朝にも関わらず、散歩をしている近所の老人やトレランの人とか結構いる。

関東ふれあいの道って、バス停等の公共交通機関を起終点とした日帰りのコースといいうコンセプトはいいのだけど。
コースとコースをつなげるという制約の為に結構無茶な……あえてメジャーなルートを外したコース取りになっている事が多くて。
その為オフシーズンの平日ともなれば一日歩いても誰にも会わない事もあったり。




冬枯れの山もモルゲンロートで紅葉したかのようだ。


善波峠を北へ




伊勢原と秦野を南北に隔てる尾根ゆえ、鉄塔が多い。


富士の雪は今年もすくなめ


念仏山。
ベンチがあったので座って小休止。


秦野の市街と箱根の山なみが見える。
富士山方向は開けてなくて見えないのが残念。


多少山道らしくなってきた


NHKの電波施設のある高取山と、その左後ろに大山


高取山は以前北から降りてきたことがあった。
その時はなんとも思わなかった、南から見上げるとそれなりに立派な山容をしている。


結構登りごたえがある。
それにしても寒い。耳がしびれるようでフードをかぶる。
手袋も軍手の上に防寒テムレスをつけているが、指先が凍える。


高取山到着。
北に大山を展望できる休憩場所だ。


南東に伊勢原から平塚方面。
登ってきた太陽が相模湾を金色に染めている。


ベンチに座ってお湯割りを飲み、おにぎりを食べていると。
西の方から犬が2匹やってきた。


猟犬だろうな、ハンターの姿は見えないが。


もう一匹の方はおとなしめ。


では出発。
これから向かう北への稜線の先に大山。
中腹に阿夫利神社が見える。
あそこから山頂へ登るの、結構急だよ。



指が凍えて限界なので、通気性重視でつけていた麻混の軍手をとって、綿の手袋に変える。
いくら空気こそが保温剤といっても、断熱層が無ければ冷たい風に撫でられる表面から冷気が伝わってしまうし、指先のような末端は体幹部分と違って発熱が小さいので。
通気性よりも断熱性の方が必要なのだな。

インナーを綿の手袋に変えたら指先の凍えもおさまった。
私は冬山はやらないのでさほど手袋の性能にはこだわっていないが、インナーグローブとオーバーグローブの組み合わせは検討する余地がある。


蓑毛越。
ベンチにすわって残りのスコッチをお湯割りにして飲んでしまう。


蓑毛越から下社まではほぼ水平。
途中鎖の打ってある場所もあるが、どうということもない。


下社の登山口。
昨日ネットで見たのだが。
緊急事態宣言を受けて、伊勢原商工会議所が大山への「山頂登山はお控えください」という看板を出しているらしい。
その一つがここにもある、のだが。
石灯籠の後ろに隠されるように置いてある。

大山寺と阿夫利神社、ならびその周辺の茶屋や土産物屋は一つの経済圏であり、そこで生活する人々がいる。
そこへ「来るな」とは言えない苦しい事情はわかる。
だが「山頂登山はお控えください」という、参拝客を残すために登山客を切り捨てることで「対策はとってます」というアピールにするの、どうかなぁ。

まあ、こうして置いてはあるが・隠されるように置いてあるところをみるに、商工会議所の考える事と・現地での判断とで葛藤があるのは推測されますな。


下社の脇のベンチで片づけて、マスクをつける。
10:39、鶴巻温泉駅から4時間弱。
さすがに物足らないきもするが、そう思っていられるうちにお終いで正しいのだろうか。



冬晴れの時の下社からの眺めはとてもいい。



ルーメソに熱燗一本。
防災無線から「生活に必要な以外の外出は控えましょう」と流れてくる。
防災無線ゆえ、場所を選んで内容を変えられるものではなだろうが。
観光地でそんなこと言われても。


ケーブルカーで膝に負担なく降りられた。
向こうに江の島や房総まで見える。
正月明け最初の週末にしては寂しい人出だけど、
それでも通常20分間隔のケーブルカーが「1回25人制限」の為に10分間隔で運行していた。