2023年2月5日日曜日

2023/1/27(金)~28(土) 雲取山

 雪の融けぬ間に。


1.留浦バス停~雲取山
2.テント泊
3.雲取山荘~三峰神社
4.下山後


1.留浦バス停~雲取山


平日のバスの都合で、留浦バス停からのスタート。

登山口の鴨沢までは、都県境をまたぐとはいえ、すぐそこ。

自販機であったかいコーヒーを胃に入れていく。
ダイドーのコーヒー、少し前は鬼滅だったんだけど。


鴨沢の集落を登っていく。
奥多摩湖の湖面がうっすらと凍っている。

何年か前に崩れた所の手直しも終わりつつある。

例のアニメに便乗したアウト気味なデザインの幟。
鴨沢のものはもうボロボロになっていたが、小袖乗越のはまだいくらかきれいなまま残っていた。

廃屋の傷みが進んできている。


冬でも出ている水場。


麓はあたたかかったのだけど。
標高をあげるにつれ寒くなってきた。
アウターの手袋も装着した。
手袋は
・薄手のメリノウール
・ソフトシェル的なやつ
・スキー用の
の3枚重ね。


雪が舞ってきた。
マムシ岩のところでザックをおろし、合羽の上だけ着る。


今降っている雪だけでない、以前からの雪も出始めた。

七ツ石の上の水場で少し汲んでいく。
雲取山荘で分けてもらえるはずだが、一応。

七ツ石のまき道は、まだチェーンが必要なほどではなかった。
ブナ坂十字路に出た時点であらかじめチェーンを装着しておく。

ブナ坂を歩く。
南(左手)から雪まじりの風が吹き付けて、寒い。



吹雪はいくらか落ち着いたものの、雲の中で展望は無し。
早々に退散した。


2.テント泊

雲取山荘でテントの受付。1500円。
積雪は10cm程度。
16時以降に水のタンクを玄関に出しておくので、テント泊者は一人2Lまで汲んでいいよという方針。
あまり早い時間だとただの通過者が水を持っていくからだろうか。

今日のテントはランシャン2の4シーズン用。
ちょっと後悔。
張るのに微調整の要る非自立式テントは設営に手間がかかって。
寒くて震えるような時には良くないなあ。

まずは山荘でかった秩父錦を熱燗にして。
生き返るぜ。

キャンベルのミネストローネにランチョンミートを入れる。

まだ陽も暮れてないのに、テント内で火も使っているのに、もう水筒が凍りはじめた。

熱々のスープをすすりながら、キンキンに(勝手に)冷えた冷酒をやる。
至福。

このあとどうしたわけか、日本酒たったの2本(400ml)で酔いが回って眠くなってしまった。
足の裏にホッカイロを貼って、寝袋に潜り込む。

翌朝。
うーん、このテントは4シーズン用とはいうが。
インナーがほぼメッシュな3シーズン用に対して、メッシュが天井近くにしかないという意味であって。
やっぱりメッシュのところから風が吹き込むんだよね。
のそりと起きてお湯を沸かす。

朝飯にとんこつラーメンを2つ食べ、ひとまず体は温まったが。
どうにも外が寒すぎてテントをでるふんぎりがつかない。
ストーブの火にあたりながらぼーっとする。

結局テントを撤収したのは9時前。
真冬のテント泊は撤収が一番つらい。


3.雲取山荘~三峰神社





とはいえ昨日とは変わっていい天気だ。
芋ノ木ドッケの西側巻き道もまだ凍結は無く、チェーンで十分。


白石小屋の崩壊が着々とすすむ。

小屋脇の展望地から。
両神山はみえるが、浅間は雲の中かな。

前白岩のあたりから。
向こうにゴールの三峰神社が見えてくる。

お清平で一息。
朝テントで溶かしておいたはずの水筒の水が再度凍っていた。
チェーンはここで外してもよかったかな。
ただ霧藻が峰の北側にはまだまだ踏まれた雪があったので、つけてても良いかと思う。

三峯に下山。
ちょうど13:30のバスが行ってしまったばかりだ。
このテーブルを借りて荷物を片付ける。


4.下山後

鳥居前の大鳥屋でわらじカツ丼と燗酒。
三峯神社~西武秩父のバスは1時間20分もある為、なんとしても座りたいところだけど。
今日は山に入ってくる人も少なかったし、神社に居る人たちはどうせマイカーだから、並んでなくてもヘーキでしょ!

甘かった……お前らどこにいたんだよ。
バスに増発便が出たおかげで座れた。

駅についたらまずは角打ちで。
こんにゃくの煮物が旨そうなので(大)550円を頼もうとしたが。
前の人がそれを受け取っていて、丼に山盛りなのをみて(小)350円に変更した。
こんにゃくだけで腹いっぱいになりそうな量。
(小)でも十分ですよ。

飲み比べセット。
秩父小次郎というのは初めて飲んだ。
ツンと酒くさい辛口の酒だった。

祭りの湯はやや混んでいてサウナは遠慮したが、露天風呂を充分満喫することができた。


お土産を買ってラビューに。
芦ヶ久保駅にも停車して、結構な人が乗ってくる。
氷柱の時期だったね。
そういや三十槌のバス亭でも結構な乗降があった。
あっちの氷柱はまだ見たことがない。



帰りが遅くなったので、ザックの底に押し込んだ寝袋・テントは翌朝に引っ張りだして干した。
その中に突っ込んである水筒類をだしたら、なんとまだ凍っていたよ。