2022年6月15日水曜日

2022/6/12(日)~13(月) 帯那山

梅雨の合間に軽く一泊できる場所をさがした。


山梨市駅から。
市内を巡回する、昼時の市営バスは貸し切り状態だった。


中心地をちょっとはなれれば、小さな畑でも葡萄の棚が。


山奥へ入ってくると、古いが立派な造りの家や蔵がならぶ。
このあたりも昔は林業で財をなせたのだろう。
越屋根なのだろうが、上に飛び出た部分が妙に大きい。



戸市バス停から。
よもやの午後スタートだ。



ここから林道に入る。



林道といっても、こんな感じのほぼ山道。


舗装されて一般車両も通れる水ヶ森林道を2回横切る。
1回目。


2回目。


すぐに帯那山へ到着。


横の建物をのぞいてみる。
避難小屋とも休憩舎とも違う。以前は売店かなにかだったのだろうか?


山頂標識の北側には金峰山。


南面は甲府盆地を見下ろし、御坂の向こうの富士山……は雲をかぶってしまった。




少し北へ進むと奥帯那山。
いや、正確にはこちらが三角点のある本当の帯那山の山頂だったらしいのだが。
さっきの展望のいい所に標識がつくられて「帯那山山頂」と認識されるようになったため、
玉突きでこちらが「奥」と呼ばれるようになったらしい。


奥帯那山からさらに北方の尾根上を行く。






防火帯が切られている事もあって、進むべき方向は明確。



途中古い標識があり、左(西側)へ下ると「昇仙峡へ90分」とある。
ここが昔の弓張峠か。
ただ西へ下る踏み跡は鼻白むほど薄い。




急登にさしかかる。
等高線のつまり具合から覚悟はしていたが、結構な激登だ。




登った先の水ヶ森は拍子抜けするくらい地味で静かで平らな山頂だった。
腰をおろしてごはんを食べる。
水ヶ森は北奥千丈あたりから南を望むと、台形の突き出たピークで目立つらしいのだが。
以前は意識したことなかったな。

今回、本当は北の焼山峠から乙女高原をへて、こちらに南下したかったのだが。
塩山~大弛峠への乗り合いバスは来週からな上、今年は焼山峠への運航は無しとのこと。

水ヶ森からの急な下りで足をとられ、2回転んでしまった。
地面は乾いているようにみえても、その下の赤土が湿っていたようだ。


陽も傾いてきた。帰りは水ヶ森林道をさくっと。
水ヶ森を振り返る。


帯那山へ戻ってきた。
アヤメの群生地はまだこれからのようだ。


富士山の雲は晴れていた。


今夜のお宿。
たまにはツェルトも使わないとね。


すこっちだけよ。


早朝、朝焼け。



電波塔なんだろうけど、そこはかとなく仏教っぽい。





実線ルートのはずなんだが……妙にあやしい。
(2015年版の地図です)




途中林道を横切ると、途端に道がはっきりする。

今回事前にヤマップヤマレコ個人ブログなどを軽くあたってみたが。
どうも帯那山は林道歩きが基本の山のようだ。
もちろん元々は徒歩の登山道しかなかったのだろうが、林業の手が入って無数に林道ができると登山者も林道を歩くようになるので。
それで登山道も区間によっては荒廃してしまうのだろうか。


車道におりて



NTTのゲート脇をすり抜け、


ドコモの電波塔の近く。
スマホの電波もよく入ります。


棚山。




AR山ナビというアプリを入れてみた。
山頂の同定が手っ取り早い。
ただ山の輪郭線が微妙に傾いているのはスマホのジャイロのせいなのか。


フルーツ公園に向けてくだる。
ダイナミックな筆運びの標識はたくさんあるが、
急傾斜だったり、踏み跡がやや怪しいところもあったり。


ようやく山道を抜けた。


ここがかの有名なほったらかしキャンプ場か。
棚状に整地されていて、どこからでも南に富士山を拝める。



ほったらかし温泉でひとまずのゴール。
朝風呂をキメていこう。


露天風呂に木箱があって、そこの中からなら撮影していいよって事になってた。


湯上りに温玉あげを「んまー」したかった。


ほったらかし温泉えがった。
銭湯のペンキ絵のような展望が、絵ではなく実物である。
まあ私はもっと高い場所から富士山を見ながら降りてきたのだが、そうでない人には絶景だろうな。


1kmほど歩いてフルーツパーク。
ここから駅まで4kmほどだが……50分後にバスがあるので適当に時間をつぶしてから市営バスにのった。

山梨市駅に戻ってきたものの、次の電車は40分後の普通か50分後の特急。
食事をするにはちょっとせわしないな。


なので駅前の地元スーパーで地酒をお惣菜をあさるのだった。





















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