2021年9月23日木曜日

2021/9/19日~20月 女峰山

0547 王子
0552 赤羽
0557 赤羽 4番線
0641 栗橋 858円
0706 栗橋 急行東武日光行
0817 東武日光 985円

0842 JR日光駅 霧降高原行
0912 霧降高原 730円

霧降高原
↓4:10
水場
↓1:30
女峰山
↓1:10
水場
↓3:00
霧降高原
(CTは山と高原地図2012年版)

帰りのバス
0920.1058.1120.1330.1420.1520.1640

丸美バス停下車、徒歩1分
日帰り温泉 ほの香 11~19時 600円
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日光男体山に登ったのはもうだいぶ昔になる。
下りで膝を痛めて泣きそうになりながら下った記憶がある。
ともあれその時は「男体山に登ったのだから、次は女峰山だな。」などと呑気に考えたが。
想えば随分と間が開いてしまった。

男体山も女峰山も日帰り登山の山という認識らしい。
だが都心から公共交通機関で行くとなると、日帰りは厳しい。
男体山の時も宇都宮で前泊した。
今回は……まあ、色々あるので具体的には言及しませんが、そういうアレです。


荷物を準備。
まだそこまで寒くはないが、防寒着で着替えの袋が大きくなりだした。


水食糧貴重品込みの正味で11.8kg。
コンビニで買うおにぎりパンなどで12kg超えるか。


栗橋駅でJRから東武に乗り換え。
東の方に筑波が見える。


栗橋駅の東武改札を入ると、正面に日光連山が。


4両編成の東武の列車で今市をすぎたあたり。


バスを待つ。
東武でやってきたが、バスはJR日光駅の方が始発なのでそちらへ移動して待つ。
まあ、東武日光駅からでも座れた。


霧降高原にやってきました。


展望台から関東平野を見る。
筑波というのは関東南部から見るとなかば独立峰のようでもあるけれど。
ここから見ると南北に長い山地の南端の山であることが見て取れる。


普通に考えれば月光仮面のパロディなんだろうけど。
「日光見ずして結構言うな」のキャッチコピーのせいで永井豪の方を連想してしまう。


ゆるふわハイカーですのでー。
第一歩はシフォンケーキから。

ほんとはカレーを食べたかったが食事メニューは10時からとのこと。



そんじゃ、いてきま


リンドウ


ナナカマドの葉はまだあおいが、実は真っ赤


いい天気だ



分からない花はハナノナに頼る。
ハナノナappも確度は低めのサジェストだけど。


階段ではない、ジグザグの道もある。


回転ドアな鹿柵。
こういうのもあるのか。


ワーオ


後ろを振り返れば那須


小丸山に到着。
観光客はここまでよ。

日光を見下ろす。


東照宮は目立つ。
地形図をみていても気になったが、東照宮の裏手のあのとんがった山は特徴的ね。

帰ってから調べたところ、東照宮が家康を祀るようになって、元々の開山者の墓があの山に移されたとか。
登山道は無いらしい。


日光の山らしく?道はえぐれてます。



赤薙山
遠目に見える印象とは異なり、適度に樹間なおちついた山頂。
ここでお昼を食べて引き返す人もいるようだ。






(赤薙神社の)奥社跡
女峰山までならここが半分くらいかな



奥社跡から少し下ると、しばらくはほぼ平らな尾根上を行く。


その先にガレた展望のいい場所が現れる。


一里ケ曽根


北を見れば十重二十重につらなる新潟福島の山並み


一里が曽根に14時頃の到着だったが。時間が早すぎるのでここでしばらく時間をつぶす。
15時を過ぎて、通る人も少なくなった頃合いをみて、先に下る。

一里ケ曽根の先の鞍部に水場がある。
「水は細い」とも聞くが、金~土にかけて台風が通過した後だけにそれなりに水は出ていた。


晩飯……あ、いけね、フォークを忘れた。
道具袋に小さなナイフはあったか。枝を拾ってきて箸をつくるか?


使わなかったアルミペグが2本あったわ。


月の明るいよるでした。


翌朝。5:06に出発。



女峰山を目指す。



山が赤い、と振り返れば。
赤い太陽が昇ってきた。


落ちたら即死な崖がボロボロに崩れている。
うわっ、ヤダなーと思ったが、右側に迂回路が作られていた。



ロープの岩場。


見えているのに、意外と遠い


お、南(東照宮や避難小屋)からの合流点か


山頂は私が一番乗りかと期待したんだけど。
先に一人来ている人がいました。


合流点から10m先に山頂標識。
水場から1時間で登ってこれました。


南西方向
太郎山・男体山に中禅寺湖
中禅寺湖の南岸の山を半月山と呼ぶが、なるほどかまぼこみたいな半月だ。


西方向
日光白根山


北方向
一里ケ曽根で見たときよりも雲多め


南東の関東平野
雲海って程でもないな。

山頂で座ってメロンパンをかじっていると、南側からぽつぽつ登ってくる人がいる。
避難小屋泊りの人たちだろうか。
実は当初、東照宮の西参道から登って避難小屋泊りというのも考えたのだが。
バス停から避難小屋まで標高差1600m、コースタイム6時間に若干腰が引けてしまった。
路が単調そうで飽きるような気もしたので。


さて、下ろう


急な所は慎重に


水場に戻って


諸々お片付け

霧降高原に向かって下っていくと、続々と登ってくる人とすれ違う。
「もう女峰山まで行ってきたんですか?」
と随分聞かれた。
(これについては最後にまとめる)
さすがに言いにくいので「避難小屋に泊まりましたので」と適当に言っておく。



下って下って


ただいま。


10時ちょっとすぎ。
荷物整理しても時間があるな。


霧降高原レストハウスにて、キリンゼロイチで乾杯!

……そこはキリンフリーじゃないの?


丸美バス停で降りて、日帰り温泉に。
イメージしていたのとちょっと違う。
ホテルの敷地の奥にある、小さな建屋だった。
無人の入口に券売機があって、買ったチケットを箱に入れる。


バスの時刻が合わないが、丸美から東武日光駅までは1.5kmなので歩いてしまおう。


振り返って
「ついさっきまであの頂にいたのだ」
と思うのも良き。


ちょうど特急があったので、特急券と駅弁を買う。


ウム!


松の寿 吟醸生貯蔵
軽やかで滑らかな飲み心地


清開 特別純米生
どっしりとコクがある。
どちらも辛口ではなく、それでいて重くはない。わりと好みだ。
栃木の地酒は初めてだがなかなかおいしい。


鉄道むすめコラボのカップ酒が意外なうまさだった。
バニラとナッツのような不思議な甘い香りがする。
香料なしでこの香りが醸せるのか。


地酒780mlを飲み干して、ぼーっと車窓を眺める。
日光連山から足利のあたりまで、群馬と栃木とを隔てる広大な山地のへりを東武線は走るのだ。
新鹿沼駅近くの岩山もそのうちいきたいなあ。

北千住で乗り換えるはずが、酔っ払って浅草まで行ってしまった。
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女峰山は男体山同様日帰り登山の山とみなされているようだ。
ただしコースタイムは日帰りにしては長め。
マイカーで暗いうちに霧降高原駐車場に来て、明るくなるのと同時にスタートするのが基本的なスタイルらしい。
8時頃にすれ違った多くの人たちはそうなのだろう。
公共交通機関、バスで来る人には日帰りは厳しい。
女峰山を越えて避難小屋で一泊するか、あるいは私がゴニョゴニョしたように、一里ケ曽根の先の水場のある鞍部が暗黙のソレのようだ。
私以外にも居た。

霧降高原から女峰山は単純標高差は1100m程度だが、アップダウンが多い為トータルでは2割増しくらいになるだろうか。
怖い思いをする場所は無かったが、もちろん通行に注意を要する場所は何か所かあった。
全くの初心者にはおすすめできない。
道は少々荒れ気味のところもあり、南関東の登山コースと比べれば歩きやすくはない。

そう考えれば、単純標高差は大きくても東照宮の西参道からのコースを選択してもよかったのかもしれない。
あちらはバスの時間の制約も少ない。

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