2017年11月4日土曜日

2017/11/04土 子の権現と浅見茶屋のうどん

2017/11/04土 子の権現と浅見茶屋のうどん

0645 池袋 西武池袋線準急飯能行
0741 飯能 463円
0800 飯能駅 国際興業バス 飯03-2 名郷行
0844 小殿 679円

浅見茶屋 11-16時
吾野~王子 762円


 乗り換えの時間があったので、飯能駅バスロータリー前の吉野家で朝飯を食べる
焼き魚明太子朝食
吉野家の明太子はたっぷりついてくるので好きだ

などとのんびりしていたらバス待ちの列がすごいことに
乗りきれないほどではなかったが
飯能祭だとかで、バスが通常とは違うルートを走る


 名郷行きのバスではあったが、乗客の8割はさわらびの湯で降りていった
棒ノ折山や蕨山に登るのだろう
小殿バス停で降りたのは私ともう一人のおじさんだけ
大きい東屋とトイレがあって準備するのに不足はなし
贅沢を言えば自販機が欲しかった
暖かいコーヒーがのみたい


 今日のコースはこの関東ふれあいの道とほぼ同じ
竹寺には行かないのが違う点


 バス停から北へ100m程で登山口がある


 殴ってはいけない

この名栗杖、さわらびの湯にも同じのがある
竹製の軽い杖で自由に使ってくれという事らしいが、同じ場所に戻ってくるわけではないので
あと全体的に短い
子供やご老人むけね


 このように
山中で適当な枝を拾って杖代わりにしたのを、下山口で置いてくるのだが
皆同じ場所で置いてくるのですごい量になっている事もある
登る人がここから適当なのを持っていくこともあるが、杉の枝は乾燥しすぎると簡単に折れてしまって杖にならない
かといって太くて頑丈なのは重い


 道はジグザグに、しっかりとした踏み跡がついている
昨日は難儀したものなあ


 鉄塔が建っている


 いつもの



 右に行けば竹寺
俵藤太こと、藤原秀衡が平将門討伐の際に祈願したとかいう由緒あるお寺
私は左へ、鐘撞堂へ登ってみる



 竹寺の鐘撞堂
こじまんまりとした山頂で、静かで陽射しが温かく、なんとも感じの良い所だ


 東側
霞が強くて関東平野どころか飯能の街すら見えない


 西側
武甲山を北端として、南へ長沢背稜(東京都埼玉の県境尾根)の日向沢の嶺まで続く、
いわゆる「奥武蔵アルプス」
若干名前負けしているのと、アプローチが悪い癖に長過ぎる為に歩く人は多くないと聞く
いっぺん行ってみたい気持ちもあるが、私の脚では山中で一晩ビバーグが要るだろう


鐘撞堂から北へ
竹寺へは寄らない


何かの電波施設?
電気は来ているように見えないが


破線ルートになるが、豆口山へ登ってみる


杉の落ち葉のせいもあるが、
踏み跡がほぼ無い急斜面を登る


ようやく尾根に上がると、木の根元になにかラミネートされた紙が落ちている
何らかの標識が落ちたのだと思って拾い、土を払ってみると、なんだこりゃ



表の写真の目が不気味に見えるように赤ペンを入れてある
子供じみたいたずらだが、なぜここに??


豆口山への登り
林業は門外漢だが、これはもうちょっと間伐しないといけないのではなくて?


豆口山到着
三角点くらいしか無い所だが、




このように私設標識がいくつもある
「豆口山689m」

「雨乞山629m」
の2パターンある



山と高原地図、地形図の両方で確認する
689mというのはどこから出てきたのか
標高はあっているものの、雨乞山の名称にこだわるのも少し偏執的

奥武蔵の山域はこういう、個人が勝手な主張をする私設標識が多い
私設標識ならまだしも、行政が設置した標識に書き込みをしたりするのもあり、悪質


豆口山から豆口峠に降りる
北側は傾斜もさほどでなく、踏み跡も見えている

これ、北から登って南で降りるとなると
降りるべき場所が全くもって分からんよなあ
ひょっとしてあの仏像の写真、降りるべき場所の目印だったのか
いや、それにしたってテープで充分なんだが


豆口峠
お社があったのだろうが、屋根だけが残っている
下の部分はどこに行ったのか


疫病神を隣の村に押し付ける事になるけど、それはいいんだろうか





豆口峠から子の権現へ、尾根を北へ辿っていくと
突如電柱が現れてビビる


電柱表記は「森河原267」
NTTの表記ではない
東電の表記だろうか

電柱設備などは多少分かるが、こういうケースは基本ない
なぜならこの尾根の東の集落にしても、西の集落にしても、街から車道が続いているのでそちらから電気電信のルートは事足りる
車道もない山越えのルートで電柱を建てないと届けられない集落などないはずなのだ
だからこの電柱は、近くの山中の何らかの設備に電線を持っていくためのものではないかと思うのだが


正丸峠から飯能の天覧山まで続く長大な尾根に、ようやく合流する
ここまで暗い杉の森だったので、なんとも明るくていい


伊豆ヶ岳を南東側から


首都圏の低山なのでまだまだだが、少しだけ色づき始めている


子の権現に到着
立派な茅葺きの寺務所


本堂
山頂にあるこじんまりとした寺院ながら、本堂の中では袈裟をつけたお坊様が護摩をあげている

この子の権現、檀家を持たずに寄進のみで運営しているそうな
立派なものだ
お賽銭を入れて手を合わせてくる


なにしろここは「足腰守護」の寺院
ハイカーのためのお寺と行っても過言ではない
霊験あらたかまちがいなし
なにしろ今は車道が通っているものの、昔は山の上のここへは足腰が丈夫でないと詣でられなかったのだから
足腰の悪い人は詣でられない


本堂の裏に、ここも立派な鐘があり


東京スカイツリーが見えるという展望台もある
流石に今日は見えぬが


表門から出て、少し車道を歩く
芝生もあり、ここでお昼を食べている人たちもいる


すぐに山道に入る
今日の目的地の看板も出ている


ちょっと驚いたことに、子の権現まで電気通信を届ける電柱が、山道に建っている
ちゃんとした市道だか県道だかの車道があるのに
こっちは車両は入れない
あるいはこの電柱を建てたときはまだ車道が無かったのだろうか
保守が大変だ


山道終了


すぐに目的の浅見茶屋に到着
お昼は少し過ぎているが、すいぶん繁盛している


名物のうどんは時間がかかるとのことなので
こんにゃくのおでんとビールを頼む
こんにゃくの味噌だれ、手前は甘めのゆずが利いた味噌で、奥が辛めの味噌と違うたれがかかっている


釜揚げきのこつけ汁うどん(大盛)
器がまたなんともいいじゃないの


のんびりしながら帰りの算段
ここから吾野駅まで3kmほど歩く
吉田山を越えて休暇村奥武蔵まで行ってもたいして変わらないのだな
(この地図は2013年版で、まだあじさい館の表記だが)
(この地図では浅見茶屋からのルートはないが、地形図や守屋地図ではルートがある)
ともあれ今日は着替えを持ってきていないので、このまま吾野駅へ向かう



浅見茶屋は安政2年に建てたという古民家を、昭和2年に入手して子の権現へ詣でる人を相手にした茶屋として開業したという
無論、見ての通りそれなりに手は入っている
面白い店だ


帰り道、雨がポツポツと降ってくるが、本降りにはならない
吉田山を越えるにはここか、先に見えている階段か、どちらかをあがるのだろう


こんな場所で鳴いている猫
人間の与える食べ物をあてにするようになってしまったのだろうか


国道299号に出る
脇に秩父御岳神社があった

ここからは国道を駅まで歩くものだと思っていたが、標識は川を挟んだ国道の反対側を案内していて、それに従って進むと


ちょっと意外な所を歩かされる



吾野駅のホームが目の前まで来た所で、秩父からの列車が入ってきた
もう5分早ければ乗れたな
次の電車は30分後なので駅のホームでコーヒーを飲んで待つ

駅前には休暇村奥武蔵の送迎バスが来ていた
休暇村はわりとそこそこいいお値段の宿泊施設で、バスの運転手もキリッとしている
何度か利用したこともあるが、さして金にもならないハイカーの日帰り入浴客を送迎までしてくれるのは大変ありがたい

ありがたい、のだが
午後は1時間おきに3往復の便があり
吾野駅から送迎となると、一往復目のバスで行って、三往復目のバスで戻ってくるより他の選択肢がない
厚かましくも望むなら、もう一往復設定できないかな
だが今回や以前四寸道を歩いたように、休暇村奥武蔵へ直接降りるルートを取ればいいのか
浅見茶屋にはまた行きたいし、次は吉田山を越えるルートで行ってみようか








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