2024年3月8日金曜日

2024/3/7(木) 初沢川源流(高尾山周辺のバリエーション)

今日は遅くに目が覚めて。
しかし山を歩きたい気分だったので高尾へ。
わざわざブログにあげるまでも無いような散歩のつもりだったのだが。
思いつきで行ってみた初沢川のルートが思いのほか……
高尾山周辺らしからぬ楽しいとこだったのでまとめておきます。



高尾山口駅から四辻にあがり、東の高尾霊園へくだる。


少し急なとこもある。


霊園の中に降りてきた。


車道を霊園の奥へ。


法面にふきのとうが。
天ぷらにしてもよさそうな、まだ小さいのもあった。



霊園奥のゲート。


地図では車道のような表記だが。
かつては林道だったものの、遺棄されて長い年月が経って荒廃しているようだ。


早速道が崩落している。
いったん川におりる。


さて?
沢沿いを歩いていけそうな感じでもあるが。
かつて林道だった所を歩いたほうが確実だろう。
左手の崖をのぼる。


右岸の林道あとを歩きながら沢沿いをみる。


結果から言えばほどなくして合流する。
沢沿いを歩いても良かった。


ここは両側を尾根に挟まれた、谷戸のような場所ゆえ。
高尾山のそばとは思えない程静寂だ。



渡渉点1
右岸から左岸へ。



沢の出合いの渡渉点2
左手の沢の左岸へ。



すぐに渡渉点3
左岸から右岸。



渡渉点4
ここは左手にリボンがあり、しっかりした踏み跡も見えていたが、おそらくそっちは拓大尾根にあがる踏み跡のようだ。
右岸→左岸。


この広い道こそがかつての林道のあかし。



渡渉点5
ここも沢の出合い。
右手の沢にリボンと踏み跡があり、つられてはいってしまったがすぐに気づいた。
左手の沢の右岸へ。

さっきからコンクリートの土管が目につく。
おそらくだが、沢の中に土管を置き、水流を土管の中に誘導して、土管の上に盛り土をして重機が通れる道にしていたのではないか。
奥秩父の雁峠から新地平に降りる林道でそういうのを見た。
長い年月で土が流されて土管がむき出しになったのだろう。



渡渉点6
右岸→左岸




見ての通りリボンはあるのだが。
設置者がそれぞれの目的で設置しているマーキングであり、かならずしも初沢川遡上の為のものではない。
また無数の沢の出会いがあり、周囲の地形も読みにくいので……
よほど自信が無いかぎりはGPSに頼った方がいいだろう。



藪漕ぎ。


至る所でアオキの赤い実が印象的。



さて、最後の沢の出合い。
左手の方にも登っていけそうな踏み跡がみえるが。
今回は初沢川源頭を目指して右手の沢へ。



狭い川床を登っていく。
あまりの狭さに不安になる。
どこか高巻きの踏み跡があり、それを見逃したのではないか?と。
不安になった頃合いで古いテープが見えたので、もう少し辛抱して進む。


じょじょに沢の水量も少なくなり、


やがて水が消える。
ここが初沢川の源頭だ。



ややヤブっぽい斜面を登っていくと、



藪が途切れて少し開けた場所にでる。
あとはもう、これといった踏み跡もなく、適当に好きな所をあがれといった具合だ。



緩斜面を求めて左へ左へと巻きながら登ったので。
拓大尾根分岐よりも少し東側に脱出した。


いや、思いのほか楽しかった。
私はこのルートを守屋地図で紹介しているルートだと思い込んでいて。
帰ってから確認した所、新バリエーションハイキングで紹介しているのを勘違いしていたようだ。
新バリエーションハイキングはハイキングコースではない、山仕事の人の作業道を歩くというコンセプトであり、雑誌掲載当時はそこまで難しいルートではなかったと思う。
ただいかんせん情報が古く、今も簡単に歩けるものもあれば、今はちょっと手ごわいところもあり。
ガイドブックとしては要注意な本になってしまっているように思う。
とはいえ今回の初沢川は特段難しいところもなく、山高地図の赤破線や守屋地図の紫線を歩き慣れている人ならどうという事もないだろう。
一応、以下に注意点。
・無数の沢の出合いがあり、周囲を見渡しても地形が読みにくい。
 自信が無ければGPSの用意を。
 マーキングに釣られないように。
・渡渉が多いが飛び石はあり、水の中に足を突っ込む必要は無い。
 苔で滑る石は無かったが、ぐらつく浮石はある。
 不安ならバランス補助用のストックを。
 ただ藪漕ぎや終盤の急斜面で長すぎるストックは邪魔になるので、短くできる伸縮式か、さもなくば仕舞うつもりで。
・倒木跨ぎ・倒木くぐり、藪漕ぎも多少あり。手袋と汚れる前提の服装を。
・柔らかい急斜面もある。キックの効く硬めの登山口がいい。
 (トレランシューズとかは歩きにくいかも)
・崩れやすい状態の巻き道も多い、足の置き場は慎重に見極めて。
・雨の後は沢が増水し、地面が緩むので避けた方がいい。
・夏場も藪が濃くなるので避けた方がいい。

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以下は余談

草戸峠のベンチで服を抜いて、木くずを払う。
藪漕ぎしていると襟元から入ってしまう。
藪漕ぎする時は、フード付きのアウターでフードをかぶった方がいいのかもしれないな。

さて、初沢川の遡上が楽しかったので、山欲は満たされてしまった。
南高尾を経由して小仏城山の方へ向かうつもりだったが……
峰の薬師のバス停で12:35のバスがある。
ちょうどよいのでそちらに下山した。

峯の薬師入口バス停は何度か利用したことがあるが、橋本駅からくるときのみ。
橋本駅へ帰るので使うのは今回が初。
バス停で片づけをしていて妙な事に気づく。
バス停標識が片側……三ケ木方面にしかない。
まあそれは珍しい事ではないが、橋本駅方面の時刻表や「道路の反対側でお待ちください」といった案内がない。
なにより道路の反対側は山にそってカーブしていて見通しが悪い。
歩道もないそこに人が立って待つのは危険に思える。
あれ?ひょっとして?と神奈中バスのHPにバス停の位置を調べに行くと、



ここだった。
橋本駅方面のバス停は、三ケ木方面のバス停よりも100m以上西側にあった。
現地に何の案内も無いのはちょっと不親切だな。

橋本駅は北口側が繁華街となっていて。
またすぐそばを国道や幹線道路もあり、郊外型の街でもある。
にぎやかな街だ。
何か食べて行こう。



なかなか魅力的な店も多いが、今回は駅の中を通って南口へ。
繁華街の北口とは対照的に、お城でも築いているかのようなありさま。
ここは元橋本高校の跡地であり、リニアの神奈川県駅を建設中のようだ。



駅から少し歩いて国道沿いの独楽寿司へ。
かねてから一度訪ねてみたかった。


郊外型の回転寿司なのだが、アルコール類が500円で90分飲み放題という破格のオプションがあるのだ。


もちろんそんな上等な酒ではない。
ビールではなく発泡酒だし、日本酒は松竹梅の天、ウィスキーはブラックニッカ。
他にワインや焼酎類など。


こういう安い飲み放題オプションのある店というのは、安い酒で酔わせて高めの料理を注文させる戦略だと疑っている。
特に最近多い、テーブルに蛇口があってレモンサワー飲み放題のやつとか(橋本駅南口にもあった)
ここ、独楽寿司は……
確かに他の郊外型回転寿司(くらとかはまとかローとか)と比べると少し高い。
ただ値段が高いなりに質も高い。
なかなかうまかったよ。
飲み放題とランチ握りと単品5品で3000円。満足度は十分。


独楽寿司は八王子から神奈川中央にかけて展開している。
小田原からの仕入れをうたっているが、小田原には店は無い。
駅前の店もあるが、基本はロードサイドのようだ。
運転する飲兵衛には酷だな。
電車で行った山の帰りに寄りやすいのは……東丹沢の帰りに本厚木駅前店だろうか。
ただ本厚木には酔笑苑があるしな。


もうちょっと食べたいかな、と思っていたら満洲があったので玄米炒飯を食べて帰った。

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