2023年4月30日日曜日

2023/04/22(土)~23(日)ツェルトビバーグ(1)

このところ「山に行ける日」と「山に行ける天気」とのかみ合わせが悪く、なかなか登れていなかった。
またこのところ 急に暖かくなったので。
久しぶりにツェルトで寝てみたくなった。



先のダイヤ改正で青梅どまりになってしまった”ホリデー快速おくたま号”
まあ青梅で奥多摩への接続はあるんですが。


東日原バス停からスタート。



天気はいまひとつ。
曇天が背景では新緑も映えません。



一杯水避難小屋に到着。
今日はここから東へ、東京都と埼玉県の境の尾根を行きます。


一杯水の水場。


チョロチョロと出ている。
稜線近くという事もあって水量は乏しく、時に枯れる事もあるのだけど。
林業の人が見てくれているようで、水場そのものが崩れているという事は少ない。


水が細く、汲むのに時間はかかるが。
ホースになっているので、こんな風に地面に地面に置いて待つことが可能。
ここで明日の下山までに必要な水4Lを汲んでいく。



曇った尾根上を行く。



正午を過ぎてから急に陽が出てきた。


仙元峠の西の肩は道が崩れていて、ちと肝を冷やした。


特に用もなく仙元峠にあがってみる。
峠とはいうが、ピークである。
ここから北へ、仙元尾根をくだると秩父の浦山地区に降りられる。



隣の蕎麦粒山。
さすが人気の山だけあって、多くの人がお昼休憩をとっていた。




蕎麦粒山~日向沢ノ峰は広く防火帯が切られていて。
石尾根のブナ坂と同じくらい気持ちのいいコースだ。



高い木の枝に咲く、アジサイのような花。
御前山から奥多摩湖に降りる途中でも同じのを見た記憶があるが、さて?



日向沢ノ峰を越えると、一段、道は細くなる。




こんな痩せ尾根の上に巨大送電鉄塔がたっている。


南の東京側


結界。


北の埼玉側。
大丈夫なのか?この基礎。


さて。15時を過ぎてまだまだ明るいものの、太陽は傾きつつある。
西側を山にさえぎられた平坦地があったので、ここを今夜の寝床にしよう。


まずツェルトの四隅にペグを打ち、普通にストックで立てる。
いつもならここでサイドリフター(側面中央についてるループ)を細引きで引っ張る所だけど。


今回はあえてそこは使わず、長辺側の中央についている中間ループを外側に引っ張るようにペグを打つ。
長方形を六角形にするようなイメージね。


すると側面もそこそこたるまずに、中が広くなる。


オイルサーディンとコンビーフ。
値段も高いし普段はあまり食べないのだけど、こういう山でのツマミにすると妙に旨い。
ウィスキーは150mlでは全然たらなかったな。


翌朝。


朝5時のツェルトの中は5℃程度。
あったかいもんです。


しかし撤収して歩き出すと、存外に風がつめたい。
指がかじかんでしまうが、そこそこ厚めの手袋はザックの底にしまってしまった。
薄手の手袋でがんばる。



そういや、賞味期限が半年前のフルーツ缶があったな。
朝飯にしよう。


棒の嶺に到着、と。足元に桜の花びらが。



ヤマザクラがまだ咲いていました。


日向沢ノ峰~棒ノ嶺の間は登山者の少ない区間ではあるが。
棒ノ嶺はさすがに人気の山、この時間でもたくさんの人がいる。

で、白谷沢をくだろうと思っていた。
少し前に白谷沢での遭難事故の記事を読んで、その現場を確認したいと思っていて。
でも麓から続々と登ってくるたくさんの人たちとすれ違っていると、おそらく白谷沢は渋滞しているだろうなと考えて。


河又への尾根沿いのコースで下山しました。


ドンピシャ、開店7分前に到着。
靴やストックを洗ってから一番風呂。


日曜日のせいか、意外と客が多かった。
サウナも混んでいたので早々にあがって地ビールと地酒で乾杯。
食堂がないのが惜しいよね、ここ。


ヤマノススメのラッピングが終了したノーマルバスで飯能へ帰った。

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