2018年8月3日金曜日

2018/7/29日 金比羅山

2018/7/29日 金比羅山

珍しい、日本列島を東から西へ横断する台風のせいで週末はだめかと思ったが
土曜日の関東は意外と降られなかった
それでも奥多摩の方は結構降ったと聞く
山道などは崩落した箇所も結構あるとか

日曜日の朝はまだ降っていたが、お昼以降は晴れそうな感じ
軽く、どこか登ってこようか

台風通過直後とあって、いつもは非常に混み合うホリデー快速3号もガラガラだった
そのまま五日市まで直行しても良かったが、今日登る金比羅山はごく軽い山なので
立川駅で途中下車して朝飯を食べるという堕落ぶり

いや、実は奥多摩方面へ向かう途中、奥多摩の方で激しく降っているという情報があり、すこし様子を見る意味でも時間を潰していたのだ



だいぶ遅い時間に武蔵五日市駅に到着
雲はまだ不穏な様子だが、天候は回復基調だろう
バス停に並ぶ人もまばら



駅から西へ、檜原街道を歩く
この街路樹、細長い枝の先端に鈴なりの花が咲いて面白い
しらべてみたら、これが百日紅の花なのか
サルスベリの名の通り、ツルツルの幹の印象しかなかった



東町の信号まで進み、そこを北に折れる



五日市小学校の前をすぎ、五日市中学校の裏手を進む



五日市高校の手前まできて、ようやく登山者向けの案内標識にでくわす



北へ
この辺はまだ住宅街




程なくして山あいの雰囲気にかわる
案内標識もある



薬師堂の手前で右上



民家へ入る道を左にみて、道路工事のアレのある道を登ると



ようやく山中に入る




樽方面、と書かれた標識
地図を見ると、駅までの道のりはこっちでもさして変わらなそうだ
帰りはこっちを行ってみよう



今朝まで降った台風のなごり



草刈りなどの手が入っている



分岐にベンチ
小休止しよう
いや、今日も暑い



まきみちの方を進んで見る
庭園のように手入れされてる



にわかにバラバラとお天気雨が降り出す
もう降らないと思って雨具は持ってきていない



道なりにまっすぐ行くこともできるが、右手の斜面に二本の道がついている
近道か?とあがってみると



東屋だ!ありがたい、雨宿りさせてもらおう



雨宿りに駆け込んだ東屋だが、麓の五日市の街が見下ろせてなかなかの場所だ
そして今日の体調は絶不調
息も絶え絶えで腰を下ろす私にはお天気雨で少し涼しくなった風が心地よい
今日はどうしようかな
調子が良ければ麻生山までピストンしてこようと思っていたが、ちょっと無理っぽい
この所仕事のストレスで暴食や飲酒が多かったからなあ

しばらく安いんでいたが、だれも登ってこない
暑い時期の低山はなかなかしんどいものがあるとはいえ、今日のここは不思議な心地よさがある
30分ばかりぼーっとしていたが、雨も止んだことだし行こうか



東屋のすぐ後ろが金比羅神社だった



お社の脇にオオバギボウシ



お社の先に屋根のあるベンチやテーブルがあり、トイレもある
ただ展望はない
さっき私が雨宿りした東屋が一番の特等席だったようだ




トイレの西側に下山する踏み跡と案内標識がある
沢戸橋へ降りられるようだ



お社の裏手から先へ進む



金比羅山の山頂はいつの間にか、巻いてしまったようだ



林道と交差している場所にでる
軽トラと作業しているおじさんがいた
今日、山に入って初めて人と会った



林道と立体交差する橋を渡ると、水切れのされていない道になり
赤土のでた少々荒れ気味の山道になる



黙々と登っていくと、案内標識が




分岐点
ここから50分で十里木に下山できるのか
フム……
歩いているうちにいくらか調子も出てきたが、やはり麻生山まではしんどいかな?
ここから瀬音の湯に降りるというのも魅力的な提案だが、今日は他に風呂のアテがある
中途半端だが、ここで引き返すとしよう



えぐれた道で滑らないように気をつける
この道は、あきる野市で開催される日本山岳耐久レース、通称ハセツネカップの最後の道でもあり
踏み跡が怪しいなんてことはないが、こんなふうに踏まれすぎて荒れるということはあるのかもしれない

ちなみにそのレース、五日市小学校の校庭をスタート&ゴールとし、
小学校~今熊山~戸倉三山~笹尾根~三頭山~御前山~鋸山~大岳山~御岳山~日の出山~麻生鵜山~金比羅山~小学校
と、奥多摩三山を含んだあきる野市の主だった山々を24時間以内に夜通しで踏破するというなかなかに過酷なレース
一時期流行りで随分増えたトレラン大会などとは格が違う

もっともそのトレランもブームは終息したのか
山を歩いていても一時期ほどはトレランの人は多くないし、
トレラン大会もここ数年はあまり聞かないなあ



木々のあいまから南をみる
戸倉三山もいつかは行かねばならないと思っている山だが
結構デコボコしてる山並みだ



ヤマユリ
間近で見ると結構グロい
時期によってはニオイもきつい



林道との交差点に戻ってきたがだれもいない
あのおじさんはお昼を食べに帰ったのだろうか
広く平らに整地された中に妙なものを見つけて近づいてみたが、
なにこれ?
プール……なわけはないよな
軽く調べてみたが、このプール?について触れている記録は見当たらず
最近作ったものだろうか?
あのおじさんが入れば聞けたのにな



登山道と林道の交差点



新しい立派な供養塔



山道に戻る
今度は巻いてしまわないよう気をつけて金比羅山の山頂へ



金比羅山山頂
ラミネートされた手製の勝手標識があるきりでなにもない
うっかり東北側への支尾根に入りそうになるも、方角がおかしいことに気づいて正しい道に戻る



来る時休んだ東屋でもう一度休憩
いい場所だ
いつの間にか汗びっしょりになっていた



登りはまきみちを使ったので、下りは正規の?尾根道を
こちらも整備されている
駅近くの1時間で登れる山だものな
きっと麓の小中学校の遠足で登るような山なのだろう

ソロの青年が登ってきて挨拶する
結局今日出会ったハイカーは彼一人だけだったな



真夏の陽気
どうせ暑いならもう数時間ほど早く天候回復してほしかったな



例の分岐点
樽方面へ下ってみよう



踏み跡はしっかりしているし、



標識もちゃんとある
ははあ、分かった
この北側の樽地区の人々が五日市(その名の通り、昔は市が立つまちだった)の市街に行くには、丘陵地帯を迂回する(今の駅の方を経由する)よりも、金比羅山手前のこの山中を通過したほうが早いんだ
昔はここが五日市のまちに出る街道だったんだろうな



すぐに樽地区に下山する



山里、というほど奥まってもいないが、それなりに郊外
日曜日のお昼すぎ、暑い陽射しとあって表を歩く人もいない

さて、五日市駅から電車に乗り、拝島と立川で乗り換え、中央線を神田駅まで乗る
神田から山手線で鶯谷まで



本日の風呂はこちら
昨年改装して東京都内で最大規模となった「銭湯」
萩の湯にきました
前々から来ようとは思っていたが、なかなか機会がなくてね



1Fがエントランス
2Fが受付と食堂
3Fが男湯
4Fが女湯

一言で言えば、「お湯が温泉ではない日帰り温泉施設」
それが山手線の駅近くで、銭湯の料金460円で入れる
(サウナは追加120円)
こうして湯上がりに食堂でビールも飲める
なるほどこれは人気が出るわけだ

ただ、ちょっと気になったのだが入浴客のマナーがよろしくない
風呂に入っている間も、洗い場の椅子と洗面器に自分のタオルを置いて占有したり
洗い場を使ったあと、周囲の床が泡まみれになっているのを流さずに離れたりと
公衆浴場に入り慣れていない人が多く来ているのだろうな

私も一人暮らしをはじめた頃は、周囲の人に銭湯のマナーをあれこれ注意されたものだけど
住宅街にある本来の銭湯ならば、利用する客もだいたいいつもの決まった顔なため、ある程度コミュニティが成立する
だがここみたいな普段銭湯を使わない人が時々遊びで入浴に来るような場所だと……
難しいね
お店の人に任せるしかなかろう

まあ、それでも十分に魅力的な銭湯であることに違いはない
あえて奥多摩で温泉に入らずにこちらに入りにくるほどのものでもなかったが









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