2020年3月14日土曜日

2020/3/13金 玄岳(熱海)

0520 東京 9番線 東海道本線沼津行
0708 熱海 1980円
0715 熱海駅 伊豆東海バス[A31]ひばりヶ丘行
(次は0730.0805)
0733 玄岳ハイクコース入口 340円現金のみ

玄岳ハイクコース入口バス停(200m)
1:20↑↓1:40
玄岳(798m)

帰りのバス
9時台~18時台まですべて毎時06分と36分

温泉(候補)
駅前温泉浴場 14:00~ 500円
日航亭大湯 8:00~ 1000円
KKRホテル熱海 11:00~ 1600円 ランチセット2500円



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仕事の都合がつけられそうだったので休みをとった。
多少無理してでもそうしないといつまでたっても有休が消化できない。
天気もいいので前々から行こうと思っていた熱海の玄岳(くろたけ)に行こう。



場合によっては熱海駅で朝食をとってもよいかと思ったが。
朝7時の熱海駅前がコンビニしかやってない。
トイレをすませて予定通り7:15のバスに乗る。

バスは乗り場からいったん東にでて、海岸沿いを走る。
帰りに寄ろうと思っていたKKRホテル熱海の前も通った。
屋上の海を臨む展望露天風呂というのに惹かれる。
入浴1600円と少し高いが、1600円のランチとセットで2500円ならリーズナブルではある。
だがあまりにリゾートホテル然とした立派な構えに気後れしてしまう。
山から降りてきたジャージ姿ではドレスコード的にアレかなあって。
まあいいや、温泉はもうちょっと気楽なとこにはいろう。

バスは「お宮の松」前も通る。
小さな松の木がタイルで固められた歩道のなかにひとつ。あれがそうなのか。
松の木よりも周囲の威圧的な背の高さのトロピカルな椰子の木の方がめだつ。
そういや子供の頃、お宮の松を見てきたというだれだったかも同じような事をいっていたような記憶がある。
思う事は皆一緒。



温泉街を抜けるとバスは急な坂道をグイグイ登る。
「玄岳ハイクコース入口」というそのものずばりなバス停でおりる。



バス停から正味の登山口まで1km弱だが。
既に”登り”は始まっている。


登山口。
お花を摘んで、身支度して。バス停からここまでちょうど30分。



では出発。
バス停からここまでこの看板がいくつもあった。
山頂の写真を掲げる標識というのは他では見たことないなあ。
「素晴らしい眺めの山なんだぞ」という地元の誇りは理解するものの、
これはまったくもって、山登りする人間のセンスではないなあ。


沢沿いながら、明るい道。
・東に向かって落ちる沢
・太い沢
・ルートは沢の左岸(北側)なので南側が開けている
・広葉樹が多い
など好条件があわさっている。


ダブルストックを使うような山でもないので、ブラックダイヤモンドのトレイルプロはもってこなかった。
ただ初めてのルートでもあるので、用心棒的に一本持ってきた。
以前へし折ってしまったレキのサーモライトの残り片方。
久しぶりにもつと手のひらに吸い付くような握りごこち。
古い戦友に再会したかのような感動だ。
まあかなり長い事つかってたからね。
こいつは見ての通り、普通に横握りもできるが、


瞬時にかぶせ握りに握り替えることもできる。
しかも指先の微妙なコントロールで握る角度を変えられる。
このレキの独自の使い方になれてしまうと、もう他のメーカーでは替えがきかないんだ。
上りでは90~100cmと短めにして基本かぶせ持ち、大きな段差の上に突くときだけ瞬時に横持ち。
下りでは110~130cmと長めにして基本横持ち、大きな段差の下に突くときは瞬時にかぶせ持ち。
というような使い方が身についてしまっていた。
ブラックダイヤモンドのトレイルプロもいいストックだと思うけど、しばらく使ってもまだなじまないところがあり……
レキを買いなおしたいなあ。


謎看板


空の青さから山頂の眺めが期待できそうだ。


ぼちぼち小休止したいな、と思っているとガードレールが。




熱海新道陸橋ね。


陸橋を渡ってすぐのところに堰堤があった。
ちょうどいい、ここに腰をおろして休もう。
このコース、腰をおろすのに向いた岩・倒木・切り株などが全然ない。


休憩してからさらにいくと


謎看板その2


ここから沢沿いを離れ、尾根筋にのる。


クマササに


馬酔木のトンネル。
箱根と伊豆の両方の特徴だ。


突如ぽっかり開けた場所から


熱海の街を見下ろせる。


お?馬酔木の木々の向こうがなんだか


また開けたところにでる。


左手を向くと、おお、あれが山頂か。


氷ケ池分岐の看板をすぎ、再び木々の間をぬけると


突如富士山が間近に表れる。
「ああーっ!」と指さしてしまうほどに。


あと少しだ。背の高いクマササの中を登って、


登って、


着いた。


すばらしい。
ただただ、すばらしい。


南東側が防火帯の様に広く刈りはらわれていて。
熱海の街や初島・大島がみえる。


北には箱根


西側
大きな沼津の街と遠州灘。
愛鷹山の後ろに富士山があり、その後ろに南アルプス南部の峰々が控える。


南西側
あれが沼津アルプスってやつかな?
もちろん標高は低いが山の形を見ただけならば、意外と手ごわいかもしれない。


南側はササ藪で展望はいまいちだが、伊豆半島の天城連峰


シートを広げてゴロンと横になる。
30分ばかり寝転がっていただろうか。
陽射しは暖かいが、西から吹き付ける風は春のそれとはいえまだ少し冷たかった。


ぽつぽつ登ってくる人はいる。
山歩きの人は少なく、近くの有料道路の駐車場に車を置いて、手ぶらで散歩感覚の人が多いね。

この玄岳、こんなにも眺めがいいにも関わらず今一つ登山対象として有名でないのには2つ理由があると思う。
1つは述べた通りすぐ近くを有料道路が通っている為、登山の趣きに欠ける点。
これは伊豆の達磨山などと同じ。
もう1つはこの場所がちょうど箱根と伊豆との中間地点にあり、周囲に他にめぼしい山もないため、登山地図や登山ガイドに収録しにくいという点ではなかろうか。

今回のルートをwebで下調べした際も、紹介しているのは伊豆東海バスのHPくらいで。
熱海市や熱海観光協会は玄岳にたいして冷淡なのね。いくら函南町との境界上とはいえ。

さて。
山頂でお昼にするつもりでいろいろ持ってきたけど。
朝に地元の駅のコンビニでサンドイッチとおにぎりをひとつづつ食べて、
さっきの堰堤でエナジードリンクを飲みサラダチキンをかじったせいか、お腹がすかない。
まだ10時だしなあ。
お茶だけ飲んで、食事は降りてからでいいや。

写真の撮影時間を見返していたら、登山口から山頂までちょうど90分だった。
つまりバス停からだと休憩込みの正味で120分。


降りる。
料金所のすぐ北のあの丸い建物なんだろ?

同じ道を下っていくと、平日ながら登ってくるハイカーもぽつぽつ居る。
軽めの低山にしては、私の登る時間が早すぎたかな?
登山口に降りたのが11:31
バス停から登山口まで登り30分だったので、下り20分くらいか。
バスが毎時06分と36分なので、まあいいかな?とそのまま降りる。


ゆずがブレーキを握りしめそうな下り坂。


11:45
ちと間の悪い時間に降りてしまったな。
時間つぶしにバス停いくつか歩こうか。


その前に自販機で一杯。
のどが渇いたのもあるけど、ここから駅までのバス代340円ピッタリしか小銭を用意していないので、千円札を崩しておこうかなと。
そして釣銭口のすぐ下が側溝のふた。
本日一番緊張した場面。

バス停2つ分歩いた「紅葉ヶ丘」バス停は伊豆東海バスの車庫でもあった。
バス停のところで時計をみていると、「11:57のバスはこっちから出ますよ」と声を掛けられる。
ちょうど車庫から熱海駅のバスが出るところだったのだ。
あわてて飛び乗る。


熱海市役所の近く、清水町バス停で降りる。
紅葉ヶ丘から170円。


熱海に来るのは初めて。
軽い山なのに早い時間に登って・降りてきたのは少し街を見てみたかったのもある。


ちょうど昼時とあって人も車も多く賑わいはある反面、シャッターのしまった店も多い。


市役所の所で北に折れ、やってきたのはこちら。
熱海七湯が一つ、日航亭大湯。
元は旅館で、日本航空が保有した時期もあったらしい。
日本航空が手放した後もなぜか日航亭の屋号を名乗り続けている。
今は日帰り入浴のみの営業。
地元民向けの共同浴場が500円なのに対して、風呂と休憩所のお座敷しかないここが1000円というのはちとお高めではある。
だが平日の昼時なのにそこそこ人ははいっていた。
加水も加温も無しの正真正銘源泉かけ流しで少し熱めの湯だった。


ここは食堂はない。
自販機で缶ビールを買って、お座敷で横になる。
オリンピック記念デザインの缶を飲みつつ、テレビから流れるオリンピック中止か延期かなどとやってるワイドショーを見るでもなく聞き流す。


温泉をでて駅の方向へのんびり歩く。
駅が近づくと徐々に観光地の賑わいが出てくる。


せっかく熱海に来たのだし、お魚が食べたいね。
といっても熱海に漁港はないので、この辺の魚といえば網代漁港のものらしい。
うーん。
観光客が並んでたり、入口の値段のない寿司屋だったりで河岸を決めかねる。


結局駅ビルの中の店に入ってしまった。
入りやすいのは間違いない。
近海地魚にぎり(2200円)と、あじたたき丼(1400円)を注文。
きもち、観光地価格だが。まあまあおいしかった。
ただ失敗したなと思うのは、見ての通り白身魚中心の握りが何の魚だかさっぱりわからない事。
都内の回転すし屋で食べるような魚は外国や遠洋で大量にとれるような魚中心で。
こういう地魚には私は縁遠いのだ。
たとえ入りにくくても、板さんが握ったものを「〇〇です」と紹介しながらつけ台においてくれるような寿司屋で食べるべきだよな、こういうのは。
ちなみに「ちんちん揚げ」なるメニューもあり大変興味をそそられるのだが、紳士たる私には女性店員にコールをはばかられた。


お土産にひものをいくつか買ってから駅に入る。
熱海市発の上野東京ライン直通の電車が1時間に3本ある。
グリーン車にしようかと思ったが、ガラガラなので普通車に座った。
座席がすべて埋まるのは藤沢あたりから。

熱海、遠いといえば遠いが。
電車の便がいいのでそこまで遠いとは感じない。
また来ることもあるだろうか。

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