2016年11月30日水曜日

2016/11/30水 顔振峠の猪鍋

2016/11/30水 顔振峠の猪鍋

0800 池袋 東上線急行小川町行
0845 坂戸
0856 坂戸 越生線越生行
0918 越生 720円
0925 越生駅 川越観光バス黒山行
0954 黒山 350円

1000 黒山 標高200m
1120 顔振峠 標高500m
1130 顔振峠見晴台(雨乞い塚) 標高574m

昼食 平九郎茶屋 042-978-1525

顔振峠から吾野駅まで地図上で約1時間

休暇村奥武蔵 日帰り入浴 620円
吾野駅から迎え 14:40、15:40、16:40
吾野駅への送り 14:25、15:25、16:25


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今日はごく軽く
顔振峠へ冬の味覚猪鍋を食べに行く
北の越生側から登って、南の吾野側へ降りる
その後で休暇村奥武蔵で露天風呂へ入ろうという算段

坂戸で乗り換えた越生線は山手線並みの混雑で驚く
そのほとんどが途中の駅で降りていった
近くの大学生御用達の路線だったのか

駅からバスにのり、終点黒川で降りる
バスは都心を走っている車体と同型のバスで、ICカードも使えた




黒山は以前2件の温泉宿があったのだが、少し前にどちらも閉めてしまったらしい
バス停近くにベンチがなかったのでそのうちの一軒、東上閣の玄関前で支度させてもらった
今日は風がほぼ無くそこまで寒くはないのだが、新しく買ったエントラントGⅡのレインスーツのテストも兼ねて、上下着込んでみる


最初は顔振峠への車道を少し歩く
「渋沢平九郎自刃の地」の碑を少し過ぎてから山道に入る



道は歴史を感じる程によく踏まれ、なだらかで歩きやすい
先週降った雪がまだ残っていたらと心配したが、全くの杞憂



一時間強で顔振峠に到着


小休止してから展望台へ向かう



顔振峠展望台(574m)
足元の小さな標識には雨乞い塚、と書いてある
東から北側の展望が良い
今日はガスってしまっているが

山頂にはベンチなど無いが、狭くはない
ここでお昼をとるならシートを持ってくるのが良いだろう


顔振峠に戻り、平九郎茶屋で猪鍋を頼む
待っている間に飲んだサイダーがどこか懐かしいやさしい甘さでおいしかった
メロンソーダとコーラもある
コーラがおすすめだと女将が他の客と話をしていた

渋沢平九郎とは渋沢栄一の見立て養子で、幕末に官軍と戦って最後は黒山で捕らえられそうになって自刃した
その際、飯能の方から逃げてきた平九郎に、ここの茶屋の人が
「越生の方は追手がかかっているから、尾根沿いに秩父の方へ逃げろ」
と助言したのに越生の方に降りてしまったのだとか

(12/2追記)
ちちぶ路サイダーは小鹿野町の戸田乳業が作っている地サイダー
http://www.todamilk.com/

猪鍋が来た
1人前1200円で2人前から注文可
これは2人前
頼めば食後にうどんも入れてくれる
白菜・長ねぎ・えのきの上に分厚く切ったイノシシ肉と、自家製の味噌

ぐつぐつ沸いてきたが、水炊きと言うほど出汁はない
蓋がないので蒸し焼きにもならない
ここままではよろしくないのは分かっていたが、
どうしたものかと眺めていたら女将が菜箸をもってやって来て
「沸いたらかき混ぜないとだめよ」
と混ぜてくれた
そういう食べ方の鍋もあるのか

初めて食べる猪鍋は思いの外臭くなく
また自家製の味噌も塩気が控えめでさっぱりとした味わい
「猪は猟期の冬に取れたものなら臭くない。たまに夏に獲った猪が出るが、それは臭い。」
との女将の口上

食ったあとでうどんを2玉入れてもらう
これまた自家製の手打ちうどんだ
なかなかの量で汗だくになって平らげる


13時少し前に店を出る
このあたり、奥武蔵とも外秩父ともいうが、独特の風習で山上集落が多い
顔振峠もその一つ
ただ山上集落と言っても大抵は山の中腹にあるものなのだが、このあたりは本当に山の尾根の上に集落がある
水道の無い昔は水の確保が大変だったろう

今日は曇ってしまっているが、明るい陽射しのとても感じの良い集落なのだ
ここからは「武甲山~日向峰の頭」の南北に走る奥武蔵アルプスと、東京と埼玉の県境の長沢背稜が一望出来る
中央やや左の、右が切れ落ちているのが武甲山
晴れていれば富士山もちょっぴり見える


吾野駅まで戻ると、どこへ登っていたのやら、他のハイカーやウォーキングやお参りの人たちがわらわらと帰ってくる
そのうちの一部が私達と同じく休暇村の送迎バスに乗って温泉に浸かりに行く
泉質は、表示を読まなかったがたぶん循環
だが露天風呂はそこそこ気持ちよかった
送迎バスの時間がシビアなのが残念だが、前身のあじさい館の時にはバス自体なかったのだから贅沢は言うまい


エントラントGⅡの性能は悪くなかった
着ていないのと同等、とまではいかないが、中の服の汗濡れはかなり軽減してくる
適宜中間着を追加すれば、風の冷たい冬山もこれで行けそうだ


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