奥武蔵のなかでも展望の良い山として有名な堂平山へ。
また下りで堂平山の東尾根をくだったのでそれについても。
こういう看板を読むのも良い。
書物でも同じ知識は得られるが、現地で読むとは理解が異なる。
今日はバイク乗りもたくさん。
手前の秩父高原あたりの山もよさそうな感じだ。
パラグライダーが3つほどゆらゆらと宙を舞っていた。
この堂平山が発着場になっているようで。
風もあたたかく穏やかで、空を飛ぶにはいい日よりなんだろう。
堂平山の東尾根、ときがわ町と小川町との町境の尾根を下ってみよう。
所々急斜面な所もあるが、ここだけならば実線ルートでもいいくらいだ。
途中に妙な所があった。
尾根上を下っていくのだが、正面の地面に枝が何本も重ねて横向きに置いてある。
いうまでもなく「こっちは違うぞ」のサイン。
だが他に適当な踏み跡も見当たらず、なにより枝の向こうの尾根筋には踏み跡もあれば境界標識もささっている。
枝を跨いで正面に進む。
守屋地図ならば紫線相当だろうか?
右手に林業者の車両を通すための未舗装の道が見え始める。
そっちに降りないよう、尾根筋を保った。
正面はわずかに人の通行したような跡も見えないでもないが、無理だろう。
左手も同様。
右手を見れば、こちらは土の斜面で踏み跡も見える。ピンクテープも。こちらだろう。
右手もだいぶ急な斜面ではあったが土の斜面ゆえ、杖をつかって慎重に降りていけば地面に手を突くこともなく降りられた。
左手を見ればこのように、目の前に白石林道がもう見えている。
問題なく降りられそうだったので、降りてしまった。
ここから林道を南へ少し歩くと、
たぶん踏み跡をたどって行けば、ここに降りてきたのだろう。
この東尾根については最後に整理する。
当初の予定ではここから都幾山まで進んで、北尾根を小川町方向に降りる予定だったが。
昼飯を食過ぎたせいか、ちと体が重い。
ここから北へ、館川ダムの方へ降りてしまおう。
あわよくばバスを拾えるかも。
どうしたわけかバス停が見当たらない。
ネットでググろうにもまだ電波が入らない。
(後で調べたら、西へ60mくらい進んだところにあったようだ)
ちょうどバスも5分後に来るとこだった。助かった。
日帰り温泉施設としては、そこはかとなく高級路線よね、ここ。
秩父や奥多摩と比べるとここはまだ「街中」と呼べるような場所故、差別化が必要なのかな。
今風の吟醸酒って華やかさではなく、結構どっしりとしている。
吟醸生酒だけど、これもそうだ。
コクとかすかな苦みを伴ったようなどっしり感。
もう一つ、帝松というのもあったが、さすがに酔いました。
小川町だけで3つも蔵があるってすごいな。
晴雲のカップがなんともレトロ。
子供の頃、実家の食器棚にこういうの並んでて、コップとして使ってたな。
温泉で飲んだ高級酒はともかく、このカップの普通酒は……
率直に言えばそこまで旨い酒ではない。
でも一つの町に3つも蔵があって、それが今でも酒を造り続けている。
その情緒を味わいたいよね。
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堂平山東尾根について。
先に結論を。
境界標識の打ってある尾根上の踏み跡(赤・橙・緑線)は、下の方へ行くほど踏み跡が薄くなる。
私は緑線の途中で白石林道に降りてしまった(水色線)が、まあ降りられない事はない。
一方で白石林道側からは、林業者の車両が通る用の未舗装道(青線)を進むように案内があるが……その道は山頂まで通じていない。
どこかで”のりかえる”必要があるが、それがどこかはっきりしない。
たぶん下っている途中に枝が重ねて横向きに置かれていた場所……
私が見落としていただけで、未舗装道に降りる踏み跡があったのかもしれない。
また尾根筋の上をくだっていく途中、右手のすぐ近くに未舗装道が走っている場所が何度もあったが、そのタイミングで未舗装道に降りてしまってもよかったのだろう。
だから尾根上の踏み跡(赤・橙・緑線)は、下の方へ行くほど踏み跡が薄くなっていったのかな、と。
低山のマイナールートや山仕事のトレースを辿るのに慣れている人ならば、どうという事もない。
無理に崖を進むのでもなければ危険個所もない。
ただこの点は知っていないと初見で困るかと思って、ここに記しておく。
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