暖かくなってきたので、久しぶりにテント泊など。
池袋から特急に乗って西武秩父へ。
いつも(週末)ならダッシュでバス停へ向かうところ、平日だからと高をくくてトイレに寄っていたら。バス待ちが意外と人が多くて座れなかった。
三峯神社まで1:15、すっかり乗り物酔いしてしまった。
時間も時間、そろそろ行かないと到着が遅くなる。
いろんな山を見てきたが、ここほど高密度に生えている場所はない。
しまいにゃ木からも生える。
一次的な通り雨かと考えたが、音を立ててきたのでカッパを着こむ。
雨に降られたのもあるけど。
このところリバウンドで体重が増えたのが覿面に利いてる。
ちなみにテント場は1500円になっていた。
ここにかぎらず、各地でテント場代の急激な値上げにある。
これに関しては、私は前々から以下のような考えであり、特段反対でもない。
・山小屋というのはホテル旅館のような、単なる宿泊施設ではない
・登山道の保全など、山の安全にまつわる活動をボランティアで担っている
・山小屋の宿泊代には、そうした活動への「協賛金」のようなものも含まれる
・しかしテント場代にはその「協賛金」分が含まれていなかった
・お金のある人は小屋に泊り、テントはお金はないが体力のある者がやるものだ、という若者文化への許容もあったかもしれない
・コロナ禍以降山小屋の利用者が減り、また三密回避で以前のような繁忙期の詰め込みもできなくなった
・利用者も山小屋を避けてテント泊を選択する人が増えた
・その為テント場利用者にも、「協賛金」をお願いせざるを得ないのではないか
だから値上げはいいんだ。
ただそれならば、管理者(山小屋)とテント場利用者との関係性も見直してほしいと思う。
「テント場利用者は山小屋の世話にはならないはずだ」という前提でなく、安全に快適にテント泊するための便宜ははかって欲しい。
具体的にはそこのテント場に合ったペグの有料貸し出しとか。
稜線上のテント場など、石ばかりで軽量のペグなど打てない。
だから最初からペグを持ってこず、石をアンカー代わりにする人は少なくないが。
それって強風時にはとても危険。
頑丈な鋼鉄・鋳鉄のペグと重いハンマーがあれば、たいていの場所はペグを打てるが。
登山者がそんなものを買ついてくるのは非現実的だし。
初めて来るテント場の地面にどんなペグが適しているかなんて分からないじゃない。
ひさしがあるので雨が降っていてもドアを少し開けておけるのはありがたい。
関東平野は雲海の底。
鴨沢に下ろう。
鴨沢バス停でおばあさんと少し話をした。
鴨沢西行のバスでやってきて、しかし山へ登って行かないその方は折り返しのバスで戻るのだという。
20年前に七ツ石・雲取に登ったものの、もう山には登れないがせめて鴨沢の景色だけでも見に来たのだと。
「10年20年で山は変わりませんよ」
と応じたものの。
さて、20年前は私も知らないからな。
その場ではそう言うべきだとは思ったが、若干口から出まかせだったかもしれない。
ニジマスの唐揚げは骨まで柔らかくて頭から丸かじりでいけた。
平日に泊りで山にくるなんて久しぶりだったな。
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