今年の春に買った書籍がある。
新ハイキング社の『新バリエーションハイキング』がこれ。
なかなかに興味深い本だ。
この本への感想は最後にまとめるが、いろいろあって買ったきりで実践できていなかった。
冬になり、低山が歩きやすくなったことだしこいつを試してみよう。
最初はこれ。
「大塚山北面の支尾根」
青梅線の駅から歩けて手軽なうえ、バリエーションといっても尾根通しのルートであるため昨年の台風19号の被害の少ないことが予想される。
だが一応悪場の下降に備えて20mの補助ロープ・シュリンゲ・カラビナは持参。
川井駅スタートで①を登り、④を下って古里駅に戻ってくる。
山に行くとは思えぬ遅い時間に川井駅を出る。
ちょうど駅伝大会をやっていたが、ランナーの途切れたとこで青梅街道を渡る。
日曜のお昼近くともなればもうまばらだ。
野生動物だろうか。
熊鈴を持って来るのだったな。
ここから先は平成二十二年度に作ったらしい。
500m/年 くらいの速度で林道を延長しているのか。
ちなみに『新バリエーションハイキング』の「大塚山北面の支尾根」は”12年9月”の調査となっている。
この現地標識と照らし合わせて考えると平成12年ではなく。2012年の事だろう。
つまり平成24年9月時点で、この海沢寸庭林道はこの先の尾根のとりつき点の少し先で終点となっているのだが。
どうも現在は山腹を横断して、西の寸庭林道とつながっているようだ。
ここが尾根筋へのとりつきだ。
はしごは立てかけてあるだけなので静かに登る。
予想に反して踏み跡は明瞭。落ち葉の上からでもそれとわかる窪みをしている。
だがさすがに歩く人は少ないとみえて、地面は柔らかく、斜面に厚く積もった落ち葉は足を取られる。
いきおいゆっくりになる。
また風がならした落ち葉を乱した跡があり。
誰かしらが最近通った形跡はある。
人ではないかもしれないか。
実は昨日、池袋西武の催事に551蓬莱が来ていて。
沢山買ってきてお腹いっぱい豚まんを食べてしまったのだ。
そのせいで朝はお腹がすかず、リンゴジュースだけ飲んできたがようやくお腹が減ってきたか。
もう12月だものな。
奇妙に感じたが、直登の踏み跡やテープは見えず、こうして左へ巻きながら登っていく。
写真だとそうには見えないが、結構いやらしい。
元々非常に薄いトラバースの踏み跡で、谷側が崩れそうな踏み跡だ。
その上に厚く落ち葉が積もって、地面の状態が確認できない。
しかも落ち葉が滑るとなれば……
下りに取るのはちょっと嫌だな。
上の尾根を誰か歩いているのかと思ったら、なんとこちらに降りてきてびっくりする。
私以外にこんなところを歩く人が……
いや、誰かしら歩いた痕跡はあったな、そこまでマイナーなルートではないのかもしれない。
テントが10張くらい張れそうだ。
昔茶屋か何かあった場所なのだろうか?
1時間80分とは?よく見たら1時間30分の上に書き足してあるのだった。
夏か、雨でなければ使わないかな。
赤は黒の6割程度の値段だが、味の差はもっとでかいかな。
よく言えばサッパリしていてハイボールとかに合いそうだが。
初めて食べる。
休んでいるとiphoneのバッテリーが10%になっている。
あれ?今さっき50%あったよね?
登ってきたルートが丹三郎コースに合流するところ。
この私の身体が影を落としているのところがそれ。
うーん、あの左に大きくそれる踏み跡よりも、こっちの方が安全な気はするな。
別にコースの分岐があって、見落とした?
こっち来るなという警告。
まあ、行くのだけど。
適当な降りられそうなところで降りてしまう。
それどころがご丁寧に登山道の案内まであるではないか。
降りる予定の10号鉄塔尾根と9号鉄塔尾根との分岐の小ピークでちょっと悩む。
踏み跡は9号の方に続いていて、10号の方には踏み跡が見えない。
だがよく見ればテープに書き込みがある。
ここで間違ってはいないようだ。
道・踏み跡が無い斜面を下降していくとなれば安全策を選びたい。
派手に採掘されて、武甲山のようだ。
これが10号鉄塔か。
鉄塔の鉄骨自体が接地していない為、落雷の電圧を地面に逃がすためのアースだろうか。
iphoneのバッテリーが死んだので、下りは山と高原地図でログを取ってみたが。
アプリの設定なのか、端末の設定なのか、スクリーンをオフにしている間はGPSのトラッキングも止まるみたいだ。
駅前にセブンがあったのでプロテインドリンクや焼鳥などを買って食べる。
厳しすぎないほどほどのバリエーションは楽しいものだが。
誰かが「ほどほど」を保証してくれるものではない。
あくまで自己責任で、ですよ。
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山を歩いていると「む、何か踏み跡があるな。でもこれどこに続いているのだろう?ちゃんと続いているのだろうか?」というような踏み跡はよく目にする。
詳細図(いわゆる守屋地図)もマイナーなルートを良くカバーはしているが、ルートの多い山域では全部を紹介しきれない為ある程度取捨選択をしているのと。
それとある程度守屋地図の紫線ルートをこなしていると見えてくるのだけど、「載せるべきではない・紹介すべきでないもの」に対して結構厳格なのね。
ハイキングコースとして整備されたコース以外にも、山にはルート(守屋地図ではコースとルートを区別している)が無数にあるのだけど。
地権者・管理者がハイカーの立ち入りを容認しているかという点には若干グレーな所もあって。
明確にNGが示されているものは尊重するが、そうでないなら節度を守る分には構わないだろう、というのが一般的な理解だろうか。
守屋地図で矢印の先が×印になっている所も、歩てみれば普通に歩け、意外な所に出たりするのだけど。
あるいははっきりした目印になるもの(モノレールとか)があるのにあえて記載していなかったりするのも、地図を見たハイカーが立ち入ることでどこかしらに迷惑がかかる事を避けているように思える。
不親切だな、と思う所もあるが。
それはそれで一つの考えなのだろうと理解するより他ない。
で、この『新バリエーションハイキング』なのだけど。
その点で守屋地図とは真っ向から考えが違う様に思える。
そういう守屋地図なら”紹介すべきでない”ルートまで事細かに網羅している。
その点は理解したうえで参考にしようと思う。
また情報が若干古い点も気をつけねば。
今日歩いたルートはそれなりに歩く人も居る尾根通しのルートなので、酷く荒れた悪場はなかったが。
人の通らない沢沿い・トラバースなどは昨年の台風19号の被害がそのままだったりするかもしれないので。
ともあれこの冬の低山歩きの参考にさせてもらうつもりだ。
?ちゃんと続いているのだろうか?」というような踏み跡はよく目にする。
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