0646 新宿
0712 立川
0713 立川
0731 高尾
0739 高尾
0756 上野原
0803 上野原駅 富士急バス 井戸行
0827 井戸
井戸
↓0:40
軍刀利神社
↓1:00
本社
↓0:15
熊倉山
↓0:50
浅間峠
↓1:00
日原峠
↓0:20
土俵岳
↓0:35
小棡峠
↓0:20
丸山
↓0:15
笛吹峠
↓0:40
数馬峠
↓1:00
数馬の湯
数馬の湯 880円
食堂ラストオーダー18時
帰りのバス
1732 1914
------------------------------
笹尾根というのは三頭山から醍醐丸までの東京山梨の県境(一部東京と神奈川の県境)の尾根である。
奥多摩はかなり登っているのに、ここはほぼ手付かずだった。
三頭山から槇寄山を経由して数馬の湯に降りたことはあったのだが。
今回はここを登ってみたい。
とはいえ醍醐丸から一日で歩きとおせる距離でもなく、どこから山に入ったものか。
今回はこれ。井戸バス停から入って軍刀利神社の男坂から笹尾根に登ってみたい。
上記のコースタイムは守屋地図準拠(男坂は私の推測)。
コースタイム6:55なので、下山は17時頃になるかもしれない。
またもし左膝の具合がおかしくなったら、途中で南秋川側へ下山する。
あの御前山もいつか挑まねばな。
くらご峠周辺は結構人気の山域なのだろうか。
私がノーマークだっただけで。
ここで支度する。
若干荒れ気味だが、沢沿いに踏み跡が見える。
ここで私は間違いを犯す。
冒頭にあげた『新バリエーションハイキング』の概念図をみて、
「この沢沿いの道に入って、すぐに右手の尾根へとりつく」
のだと勘違いしてしまった。
結果から言えばこの部み跡は日本武尊御座石までで行き止まり。
だが進んでも右手の尾根は急斜面で踏み跡は見えない。
早々に
「これはおかしいな?」
とは気づいたものの。
私はまだこの『新バリエーションハイキング』の著者のクセが掴めていなくて。
どのくらいの悪場をどのように記述するのかの相場が分からなかったのだ。
また手書きの概念図ゆえに
「とりつきはまだこの先にあるのかも」
という疑念も捨てきれず。
ひとまず踏み跡を信じて登ってみる。
ここで引き返す。
一応左手の斜面を注視しながら降りたが、やっぱりとりつきは無い。
最初の標識の所に本当の男坂へのとりつきはあった。
してやられた。
踏み跡は明瞭に見えているが、道は細くて崩れそうだ。
2回ほど街中のジョギングで履いてみた感じでは悪くはなかった。
私はずっとミドルカットの軽登山靴(キャラバンのC1-02)で通してきたが。
実はミドルカットをそこまで信頼しているわけでも無く。
俗に言われるような「足首を保護して捻挫を予防する」効果などは無いと思っている。
本当に捻挫を予防するならば、テーピングで固定するのと同じくらい足首を動かなくする必要があるはずだ。
そこまでギチギチに紐を締め上げると痛くて歩けなくなるだろう。
だがこうして男坂の急斜面にこうして足を置いてみると。
やはりミドルカットの靴は必要だな、と感じる。
足首で靴をホールドしないため、登りの急斜面では踵に荷重が集中してしまう。
ずっと歩いていると踵が痛くなってくる。
トレランシューズがダメというより、道の状況によって向き不向きがあるという事だろう。
こういう道の悪い急斜面を慎重に登っていくには向いていない。
ただ靴底のグリップ力は思った以上にある。
こういう場所を歩くのでなければ、確かにトレランシューズを好む人がいるのも分からんでもない。
足が滑りかねない為気を使う。
この男坂は通常の登山地図にはのっておらず、守屋地図でも下りの矢印と×印と「荒廃」の文字だけで掲載を控えている。
そこまで悪い道ではなかったが……今みたいに落ち葉が積もっている時に、下りでは使いたくないかな。
スリップすると数mは滑落しかねないような場所が多いので。
軍刀利(ぐんだり)神社と読むのだが、軍荼利明王とはまた別なのだろうか?
左手にはずっと富士が見える。
立派なあずまやとベンチがある。
お昼には早いか。
醍醐丸でおやつを食べたせいでいまいちお腹もすかない。
だがこの先しばらくベンチが無いのだよな。
迷ったがお湯だけ飲んで先へ進む。
なぜか道の真ん中にお地蔵様がいる。
元々道のわきに立っていたのが、道が広がったことで「道の真ん中」になってしまったのか?
北面が開けていて、御前山と大岳山が良く見える。
このへんは小棡とか棡原とかの地名が多い。
伐採したあとに自然と生えてきた?背丈以上の高さにまで伸びてきている。
北側に巻き道もあるが、大した差でも無いのでピークを踏んでいく。
無い。
何やら痛んだ丸太木材が積んであったのがソレの残骸だったのだろうか。
その辺の切り株に腰かけて休憩にする。
今日はお湯とカップラーメンとカップメシを持ってきたのだが。
行動食をちょこちょこ食べていたせいかお腹がすかない。
いいや、今日は行動食のみで。
山で食べる食事はおいしくて、それもまた山の目的の一つではあることは否定しがたいが。
朝食を軽めにして「腹五分目」程度を維持しながら行動食で糖分補給しながら歩いたほうが、調子よく歩けるような気がする。
以前TV(サラメシだったと思う)でみたが。
ロードバイクでメッセンジャーの仕事をしている人がまとまった昼食をとらず、半分くらいの小さなおにぎりを10個作っておいて、仕事をしながら少しずつ食べるという事をしていた。
身体のパフォーマンスを優先すれば、おのずとそういう栄養補給になるのだろう。
食べ物を消化する、という事自体が身体にとっては負荷になるので。
なんだろう?間伐するときの残す木の目印とか?
最期の休憩をしていこう。
今日はいいペースで歩けている。
左膝に多少のこわばりはあるが、まあまあ持ってくれた。
その手前の権現山と左右の長い尾根がまるで巨大な壁の様に立ちふさがる。
奥多摩三山の一つではあるが、大岳山・御前山と比べると遠くから遠望される事が少ないような気がする。
厚く積もってまだ踏みつぶされていない落ち葉をガサガサかき分けながら降りていく。
木材採取でもないようだが。
温泉の人たちが近道を作ってくれたらしい。
元々守屋地図で×印がついているので、何らかの踏み跡はあったのだろう。
そこを整備したという事か。
やっぱりGPSのトラックログを取るとバッテリーを食うなあ。
早く降りてこられたので、17時のバスで帰れた。
それでも温泉前のバス停はもう真っ暗だったが。
今日は良く歩いた。
0 件のコメント:
コメントを投稿