2025年2月6日木曜日

2025/02/04(火) 底沢の水平径路(景信山周辺のバリエーション)

今日も今日とて……
いや、このところ本当に身体が弱くなった。
昨日お酒を飲んだのが尾を引いて、朝起きられない。
テント担いで行きたい所があったのだが、二度寝してしまった。
とはいえ身体は動かしたい気分なので、魔法瓶にお湯をつめて高尾へ出かける。


小仏城山。
そろそろ水仙の咲いてる頃合いかなと思っていたが。
水仙の株自体がほとんど無くなってしまっていた。


お茶を飲んで小休止



さて、今日は。
景信山西方の水平径路を歩いてみようと思う。
東側の起点は小仏峠から。
この景信山へ向かって登り始める道の左手にわりとしっかりした踏み跡があって。
巻道かと思って入ると仮設トイレが遺棄されててあわてて引き返すやつね。



トイレの先にも道は続いている。
少し谷側が崩れかけてるところもあるが、作業道としては歩きやすい部類。




この水平径路は林業者の作業道なのだ。
底沢から尾根伝いにあがってくる作業道が無数にあり、それらを横移動するための道がここ。



所々、高尾陣馬縦走路にあがれそうな踏み跡もいくつかあった。


植林帯と植林帯の間に広葉樹のとこがあったり。


西側に中央道がちらりとみえた。


東側を振り返って。
ピンクテープのあるとこからやってきたのだけど。
東側が3つに分岐しているところ。



一般ハイカーの入る場所じゃないが、場所が場所ゆえハイカーが迷い込んでくる想定での案内はある。




新多摩線鉄塔巡視路の尾根との交差点。
昨年12/18に登ってきたとこね。


そこをすぎると格段に道が良くなる。


ほどなく、右手の稜線が近ずいてきて。



水平径路西側の起点に出た。
小仏峠側はあの遺棄された仮設トイレのせいでだれでも「あっここ違う」と気付いて引き返すが。
こっちの西側は案内の看板が無ければ無数にある巻き道の一つと勘違いして入ってしまいそうだ。
ロープでとおせんぼしてもいいくらいじゃないか?

この水平径路について思う事を2点。

まずこの道が高尾陣馬縦走路の巻き道として使えるか?
これに関してはNO。
景信山を踏まない分確かにアップダウンは緩やかになるけど。
足元がやや悪く気を使う分を差し引けば、こっちの方が疲れるな。
高尾陣馬が賑やかなときに静寂を求めてこっち……というなら、そもそもそんな時に来なければいいので。
あと意外と動物が多いというか、大型の鳥類が付近からバサバサと飛び立つので驚かされた。
熊も時々出没するらしいしね。
今回は林業の人も見かけたのだけど。意外とワイルド。

それからこの道の成立理由について。
作業道のたぐいも結構歩いているのだけど、こういう……無数の作業道を横方向に乗り換える道が結構な長さに渡っているのは珍しいと思った。
一般的に林業者なら、工事車両でもって林道を来れるとこまで来る。
それから尾根伝い・沢筋の作業道をたどって山に入り、作業目的地近くまで来たら、そこから作業地に入る。
つまり作業道とは縦方向が基本なのだ。
横方向への移動が必要ならいったん尾根にあがればいい。
そう考えるとこの水平径路の異常さに気付く。
高尾陣馬縦走路のすぐ下にわざわざ同じような作業道を作る理由はなんだろうか?
もちろん景信山の西側直下は急で、尾根にあがりにくいのもあるだろうが。
ひょっとして大変に人の多い高尾陣馬に、作業者がチェーンソーなどを担いで現れるのをはばかったのだろうか。
あるいは元々高尾陣馬の巻き道として存在していたのが、登山コースとしては廃れて居間は林業者くらいしか使われなくなったのかも。


さてこのあとだけど。
12/18に果たせなかった新多摩線鉄塔巡視路を北に追うのをやるつもりだったが。
御覧の通り日影に雪があり、また融雪で地面が緩んでいたりとコンディションが良くない。
北面のバリは不安がある。


なのでおとなしく、底沢峠から底沢に降りるとしましょう。



道は悪いわけではないのだが。
高尾陣馬の一般コースにしては通る人が少ないのかな?


ある程度降りて行けば普通の山道になる。




竹林の中を通って底沢集落に下山。
底沢からのバスは……1時間以上なし。
反対方向の三ケ木行のバスは少し待てばあるが、その先の橋本への乗り換えがどうにも。


なので甲州街道を相模湖駅まで歩く。
2km少々なのでどうということも無い。


小腹が減ったので駅前の商店で買った。
なんの気無しに買ったが、このおにぎり自家製なのか。
具材は普通だけど海苔の香りがよく、米粒も適度なコシと甘さがあって、予想外にうまかった。(期待値が低かったのもあるが)
午前中の炊きたてならもっとうまいだろうな。


というかこの酒も。
聞いたことない銘柄だと思ったら、OEMというか酒屋さんオリジナルラベル?
うちの近所の酒屋さんにもこういうのある。
昔は地元に造り酒屋が無ければ、少し遠方でも最寄の造り酒屋に頼んでその店オリジナルの酒を作ってもらうという風習があったのかもしれない。
冠婚葬祭折々に必要な酒というのは郷土愛と密接なものであったし。
祭りの時にその土地の神に捧げ・皆で飲む酒が、大手のメーカー品では郷土の沽券に係るみたいな感覚。

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