2025年2月27日木曜日

2025/2/26(水) 川苔山・赤久奈山

この冬は都心に一度も雪が降らなかったな、と。
そう考えて気付いたのだが、この冬は一度もアイゼン・チェーンを使っていなかった。
そう思い立って川苔山に向かったのが2/17のこと。
百尋の滝も半分くらいは凍っているらしいし、凍結の多い川乗谷ならまだアイゼンの必要な場所もあるだろう、と。
しかし向かっている途中で体調不良になり、青梅駅で引き返して家で一日伏せっていたのだった。
この感じ、風邪ではない。何か食あたりしたかもしれない。

ともあれ少し日が空いてしまったが、2/26に出直してきた。



さすが人気の川苔山。
川乗橋バス停で8人くらい降りた。




ここ一週間ほどで急に暖かくなってきた。
雪も凍結もほぼない。


坂道のアイスバーン。
ここだけは4本爪の軽アイゼンを使った。
こう固いカチコチだと、チェーンよりも歯がガシッと噛んでくれるアイゼンの方が安心感ある。
着けたり外したり、外したのを携行したり、また着けたり。
そういうのが苦にならないという点において4本爪はチェーンに勝る。
チェーンは雪の無いとこでもある程度着けっぱなしで歩けるが、一度外すと汚れたチェーンがじゃらついてかさばるのが嫌なんだ。



しかしあったかいな。
谷あいなので風もほぼないし。
Tシャツの上にフリースで来たが、しまったな。
もう少し脱ぎやすい=体温調整しやすい恰好でくるのだった。




百尋の滝はもうだいぶ融けてました。



滝からはきつい登りになる。



川苔山の北側ならまだ雪が残っているかと思ったが、そうでもなかった。
休み無しで飛ばしてきたからか、だいぶバテてしまった。




風もなくいい天気でした。


家から持ってきたカップラ。
これとカップスターの2つを食べた。
結構汗をかいてばてた所に塩と油の効いたカップラを2つ食べたので、少しだるくなってしまった。
良くないな。





下りは初めて歩く赤杭尾根へ。



作業道は使われてる感じが薄い。



再び山道へ。



赤久奈山は地味なピーク。
ここの南面は秩父の武甲山と同じように急階段状に石灰の採掘がおこなわれている。
ただ武甲山ほど山頂近くまで削られているわけではない。
遠くから鉱業の操業音が響く。



しかし長いな。
古里駅まで歩くので長いのは当然だが。
その分急な所はなくのんびり歩ける。良く言えば。



最期の下りはここを右、古里駅方面にとったのだが。



721ピークの西側の崖道がちょっと良くない。
砂に埋もれてしまって、乾燥して柔らかい砂の上に高まきに歩くようなのが4.5か所連続していた。
まあ私の体重が乗っても大丈夫だったので。
足の置き場さえ間違えなければ平気だろう。



木々のあいまから、赤久奈山南面の昭和石材が見える。


古里に下山。


駅前のセブンでオイコスを買って乾杯。
個人的にはザバスよりこっちがおいしい。
いつの間にか常温保存可能に変わっている。
下山地にコンビニが無ければ買って持って行ってもいいかな。

2025年2月24日月曜日

2025/2/23(日) 皇鈴山・釜伏山

今日は外秩父。
東武東上線に乗り小川町駅で降りると、なにやら騒がしい。
酒蔵まつりというのをやっていて、シャトルバス乗り場の案内を叫んでいるようだ。
男性ばかり50人くらい?バスを待っている。

これか。うーん後ろ髪引かれるなあ。
小川町は小さな街ながら酒蔵が複数ある。
酒蔵は街の文化の度合いだと思う。



橋場バス停からスタート。



少し車道を歩いてここから山道に入る。




東秩父村の西側はU字に山に囲まれたところながら、道脇の古い建物は街道沿いを偲ばせるところがある。
現在人の感覚では山奥の行き止まりだが、山越えで秩父へ通じていたので普通に街道沿いだったのだな。
ここらも今はもう遺棄されているが、道の脇は山畑だったようだ。
あるいは住宅もあったかもしれない。



車道に出る。
戦後の自動車化社会に伴って、徒歩の山道も車道に付け替えられるが。
地形の都合もあり、すべてが車道に置き替えられるわけでもない。
さっきのように部分的に徒歩の山道も残る。
そういう場所は車が入れないので、住居としては不適になってしまうのだ。
逆に言えば車が使えるなら結構上の方でも現住できる。


JAちちぶのミルクハウスはお休み。
ここのソフトクリームおいしいらしいのだけど。


二本木峠から、



なんかの観測施設。



愛宕山。




続いて皇鈴山。
って、あれ?車道?


あー、皇鈴山の山頂まで車道を通して展望台にしたのか。


東、関東平野の向こうに筑波


南、都心方向は霞んで良く分からない。
肉眼でなら堂平山の天文台が見える。


北、群馬南部と雪をまとった赤城・日光


日光方面もだいぶ雪解けがすすんでいるようだ。


旧来の皇鈴山山頂。


あずまやの向こうに両神山。




続いて登谷山。
皇鈴山が展望台になったのが、こちらも東面の展望がいい。


登谷山から西を見る。
左手前に和同黒山、皆野町の市街を挟んで右に皆野アルプス。
奥に両神山。


車道沿いにドライブインのような建物があったが、廃業だろうか?



代わりにソーラーパネル。
国破れたら山河も残らんかもな。
ケーブル盗難対策で、配管内にコンクリートを充填。そういうのもあるのか?


釜山神社にお参りしていこう。





わんこども。




由緒縁起はしらんが、立派な神社のようだ。
山の上だというに、神職も常駐でいるようにみえる。

現在は荒川沿いに国道140号も秩父鉄道も走っているが、
古代にはここ、山越えのルートが秩父往還道であり、それゆえ峠にあたる場所に立派な神社があったのだろうか。





釜伏山にも寄っていく。
ちょっぴり岩場。


長瀞の街を見下ろす。
秩父と西上州との国境の山々。
向こうにまだ雪を残した浅間山。



葉原峠から東に下山、車道に出たが。



ここら一帯はみかんの観光農園のようだ。
秩父でみかんがとれるとはしらなかった。





波久礼駅でゴール。


お腹すいた。
寄居で東上線に乗り換えるついでに今井屋のとんかつ食べようかと思ったが。
日曜日はお休みだったな。
乗り返せず熊谷まで出て、そこで何か食べよう。


熊谷駅の駅ビルを除いたら、群馬の名店登利平があった。
谷川岳で一杯。
どうも高崎駅の駅ビル運営会社がここ熊谷駅のも手掛けているみたい。


三山定食(みやまていしょく)
群馬県民なら赤城榛名妙義の上毛三山(じょうもうさんざん)のことだな、とすぐわかる。
だが読みは”さんざん”でなく”みやま”。
さんざん、では語呂が良くない。