この冬は都心に一度も雪が降らなかったな、と。
そう考えて気付いたのだが、この冬は一度もアイゼン・チェーンを使っていなかった。
そう思い立って川苔山に向かったのが2/17のこと。
百尋の滝も半分くらいは凍っているらしいし、凍結の多い川乗谷ならまだアイゼンの必要な場所もあるだろう、と。
しかし向かっている途中で体調不良になり、青梅駅で引き返して家で一日伏せっていたのだった。
この感じ、風邪ではない。何か食あたりしたかもしれない。
ともあれ少し日が空いてしまったが、2/26に出直してきた。
川乗橋バス停で8人くらい降りた。
雪も凍結もほぼない。
ここだけは4本爪の軽アイゼンを使った。
こう固いカチコチだと、チェーンよりも歯がガシッと噛んでくれるアイゼンの方が安心感ある。
着けたり外したり、外したのを携行したり、また着けたり。
そういうのが苦にならないという点において4本爪はチェーンに勝る。
チェーンは雪の無いとこでもある程度着けっぱなしで歩けるが、一度外すと汚れたチェーンがじゃらついてかさばるのが嫌なんだ。
谷あいなので風もほぼないし。
Tシャツの上にフリースで来たが、しまったな。
もう少し脱ぎやすい=体温調整しやすい恰好でくるのだった。
休み無しで飛ばしてきたからか、だいぶバテてしまった。
これとカップスターの2つを食べた。
結構汗をかいてばてた所に塩と油の効いたカップラを2つ食べたので、少しだるくなってしまった。
良くないな。
ここの南面は秩父の武甲山と同じように急階段状に石灰の採掘がおこなわれている。
ただ武甲山ほど山頂近くまで削られているわけではない。
遠くから鉱業の操業音が響く。
古里駅まで歩くので長いのは当然だが。
その分急な所はなくのんびり歩ける。良く言えば。
721ピークの西側の崖道がちょっと良くない。
砂に埋もれてしまって、乾燥して柔らかい砂の上に高まきに歩くようなのが4.5か所連続していた。
まあ私の体重が乗っても大丈夫だったので。
足の置き場さえ間違えなければ平気だろう。
木々のあいまから、赤久奈山南面の昭和石材が見える。
個人的にはザバスよりこっちがおいしい。
いつの間にか常温保存可能に変わっている。
下山地にコンビニが無ければ買って持って行ってもいいかな。