0650 池袋 ちちぶ3号
0814 西武秩父 786円+指定席710円
0835 西武秩父駅 中津川線 中津川行
0937 川又 933円
川又バス停(630m)
↓0:25
登山口
↓2:30
突出峠
↓0:50
樺避難小屋
↓2:30
雁坂小屋 テント泊1000円
↓0:15
雁坂峠
↓2:30
西沢渓谷入口(1100m)
帰りのバス
0935.1310.1440.1540 塩山駅行 1050円
0720.1012.1122.1510.1625 山梨市駅行 900円
天気の良い週末に、以前からやりたかった雁坂峠越えを。
山梨の三富側からなら2回ほど歩いているけど、なにせ雁坂峠は秩父往還の街道でもあり。
数十年前に雁坂トンネルが開通するまではこの峠越えの山道が国道140号だったのだ。
是非とも縦走で峠を越えたいと思っていた。
道具を並べて確認してからザックに詰める。
そうしないとなにがしか忘れるから。
トータル13kg。
三峯神社行ならばダッシュしなければこの長蛇の列の後ろの方に並ばねばなくなるが。
今日はそっちではなく比較的すいてる中津川行のほう。
自動ドアのきれいなトイレがあるが……ここに来るまでなかなかの秘境っぽいところをバスは走ってきたよ。
川又は十文字峠を越えて信州への道と、雁坂峠を越えて甲州への道との分岐でもある。
またどちらにしても秩父側の最期の集落でもあった。
徒歩の旅の時代には重要な旅籠だったろうが、今では。
ちなみに雁坂峠小屋はここの経営らしい。
嫌な軋み方をした。わたるべきではなかった。
尋常の人なら「他の人が渡れているのだから、私が渡っても大丈夫だろう」という判断も妥当性がないでもないだろうけど。
私の様に体重が重い(テント泊装備込みで100kgを越える)と、橋が壊れるとしたら、最後のトドメをさすのは自分だろうな、という判断が働くので。
ここからは尾根上の道になる。
これも演習林と何か関係あるのだろうか?
ふーむ。まだまだ先はながい。
若干埃っぽい。
土間は5~6畳くらいで、中央にストーブがある。
奥秩父の避難小屋はなじみが無いが。ここは割ときれいな方ではなかろうか。
ストーブの燃料になる枝も、小屋の周囲でいくらでも拾えそうだ。
ここから尾根筋を逸れ、雁坂小屋まではトラバースにはいる。
正面の向こうに木賊・甲武信・三宝の2400m峰が並ぶ。
向こうに見えるのは浅間かな。
全体的には水平トラバースでも細かいアップダウンはそれなりにある。
そしてまだ13時台だというのに結構冷え込んできた。
指がかじかむ。薄手の手袋では2000m級はそろそろしんどいな。
ここのせいで一時期通行止めになっていたらしい。
ここから1kmほどもホースで水を引いてきているらしい。
小屋の方の尽力で維持しているコースなんだな。
川又からテン泊装備で5時間だけど。
鴨沢~雲取山荘よりもだいぶ歩きごたえはあったなあ。
酒は1L持ってきたけど、苦労して到着した小屋でもらうビールと酒は別腹なんですよ。
雲取山荘も秩父錦だけど、あっちは普通酒のガラスコップで400円。
こっちは特別純米酒のアルミ缶で600円。
いや、これうまいなあ。思わずお替りを買ってしまった。
秩父の地酒は秩父錦が甘口で、武甲正宗が辛口とは小屋の親爺さんの弁。
そういや武甲正宗ってまだ飲んだことないな。
秩父の登山道なんかで、お地蔵様に武甲正宗のコップがお供えしてあるのは見かけるけど。
多少不格好になるが、気にしない。
これに関してはまだ過剰装備だった。
夜中暑くてファスナーを開けることになる。
アルファ米はいまいちおいしくなくていつも食べ方に悩むとこだけど。
なるほど、お茶漬けのり3つとお湯を足せばサッパリと流しこめる。
実は金曜日の夜がなぜか寝付けなくて、明け方に1時間ほどウトウトしただけだったのだ。
そのせいもあるかな。
ソーセージがまだ食べていなかった。
朝食にはいささか油っこいが、生ものだし片づけてしまおう。
お湯で温めたところにジャガイモのポタージュを2つ入れてスープにする。
寝袋がかさばるので、マットは外付けになりました。
妙に湿った雲の中で展望はまるでなし。
対岸にピンクリボンがみえる。
おかしいな、天気予報は良かったはずだけど。
西沢渓谷へのバスは、塩山駅からの山梨交通と、山梨市駅からの市営バスとがある。
しかしこの道の駅みとみには市営バスしか止まらない。
この時9:30。西沢渓谷9:35発のバスには間に合わないのであきらめてここで10:13の市営バスを待つ。
でも相変わらず何もない駅なので、飲食物が欲しければ駅前のコンビニに頼るしかない。
いや、改札脇に無人コンビニはあるんだけど、お菓子とソフトドリンクと信玄餅くらいしか置いてないので。
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