私の場合、「5月 青い花」「高尾山 山野草」などのキーワードでしらべるが、
なかなか判別がつかずに苦慮することもある。
めんどくさくて放置してあるのも多い。
東武竹沢駅。
千葉大の開発しているAIで、花の名前を判別するソフトウェアがiOS向けのappとしてリリースされた。
アプリを起動してカメラレンズを向けると画面に映った花をリアルタイム判別するモードと、
カメラ撮影した花に名前を字幕としてそえるモードとがある。
山で試してみましょう。
我々の他に降りたのは一人だけ。
静まり返った無人駅。
自販機でエナジードリンクを飲んで支度する。
このあたりの花は雑草よりも、農家の人が畑の畔に植えたであろう花が多い。
そちらと似たのどかな山里の風景。
しかし遠い、遠いな。
駅から登山口まで2km以上あるのだ。
日曜日とあって畑仕事をしている地元の人も多い。
この緊急事態宣言下に皆が皆、山歩きに来るよそ者に好意的であるとも限らず、肩身がせまい。
とっとと通り抜けて山に入りたいのだが。
ここが正味の登山口。
なぜか錦鯉が多数泳いでいる。
養殖しているのだろうか?
ここから山頂まで1km弱、標高差200m弱、といったところか。
ちなみにこの山頂の北尾根のルートは、普通に歩いている分には見当たらなかった。
山頂の北側に踏み跡はあるものの、10mも下るともう藪に飲みこまれていて、進むのは面倒そうな感じだった。
山頂の200mほど西の峠に出るルートは全体的によく踏まれている。
東秩父村の方へ抜ける街道だったのだろう。
山頂へ向かって東へ。
向こうに見える隣の山は石尊山。
昔、小川町駅から登ったのはあっちの石尊山なんだけど、それを官ノ倉山だと勘違いしていた。
手前の緑に覆われた丘陵地帯が嵐山で、その中に開けている大きな建物群が嵐山の工業団地だ。
ずいぶん昔に松屋のセントラルキッチンのバイトでなんどかあそこへ行ったっけか。
思いのほか融けなくてパンパンのままだ。
今日は風もなく穏やかな夏日だ。
きれいな土嚢積み。
猫の社会もソーシャルディスタンスか。
駅に戻って水で顔を洗う。
毎年夏には頭を丸めてしまうのだが、そういや今年はまだだ。
泊りがけの山に行けない状況だしなあ。
日帰り温泉もまだ休業中だし、どうしたものか。
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ハナノナapp、楽しい。
見覚えがあるけれど名前が出てこない、そんな花を目の前にしたときに便利だ。
ただ使ってみた感じではまだまだ登録されている種の数が少ないかな。
街中や里で見かける園芸種はだいたいでなら回答が出るが、
山の中での山野草は全然物足りない。
馬酔木の花を「スズラン」と返すようではね。
ツツジ類はどれでも「サツキ」としか返さないし。
それと図鑑などでAIに学習させているようだけど、
図鑑の写真を単品で取り込んでいるせいか、
科-属-種 を体系的に判断するようにはなっていないっぽい。
これからに期待。
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