2019年3月2日土曜日

2019/2/24日 冬の残りを探して@川苔山

ガチの雪山はやらない。
そこまでの体力も技術も装備もないし、山岳会とかに入る気もしない。
山に居るときは一人になりたい。
しかしそれはそれとして。
圧雪や凍った地面にアイゼンをザクザクと刺しながら歩くのは楽しい。
だが今年の冬は異様な暖冬で雪が少ない。
2月を末にしてもう春の陽気だ。
このままでは今年の冬は一度もアイゼンを使うこと無く終わってしまう。
せっかく秋口に新しい軽アイゼンも買ったのに……

どこか日帰りの近場で凍結のありそうな所はと考え、去年の川乗山を思い出す。
奥多摩にあんなに凶悪な凍結する所があるのか、と戦慄した所。
6本爪以上のアイゼンが無いと非常に危険な所。
詳細は
https://yamatabinokiroku.blogspot.com/2018/02/2018217.html

たぶんあそこで凍結がなければ、もうどこにも無いだろう。



川乗橋バス停から川苔山へ
細倉橋から百尋ノ滝までがひどい凍結路だった。

下りは大ダワから杉ノ尾根の北側を下る予定。
初めて川苔山を目指したときに、ここの膝上ラッセルで体力を消耗して大ダワで引き返した事があった。


ホリデー快速到着直後の奥多摩駅
暖かくなってきたからか、登山者もいくらか増えてきた。
それでもまだホリデー快速1号は余裕で座れる。
今日の感じだと日原方面・鴨沢方面ともに増発1台かな。


8:45川乗橋バス停
二度目なので勝手は知っている。
しばらく舗装林道なので身支度もせずさっさとあるき出す。


9:30細倉橋
こまった。
うんこがしたいがトイレが閉鎖されている。

仕方ないので人の来ない場所へ分け入って、雉撃ち。
山の中なんてどこでもトイレにできそうと思うかもしれないが、意外とできる場所が少ないんだ。
特に谷あいの急峻な場所では。
山での雉撃ちのマナーについてはそのうち記事にしようかと考えている。


雉撃ちでタイムロスしてしまった。
さて、この橋。
去年はここで10本爪を装着したのだけど。
見ての通りまったく雪も氷もない。


この道が凶悪なのはこのように、崖道なのに上の方から水がでてきて登山道を濡らすため。
故にコチコチのスケートリンクになるのだが。
見ての通りまったく凍っていない。


去年びびった”傾斜のあるアイスバーン”だったところも見ての通り



とはいえこういう細い崖道が続くゆえ、凍っていなくたって注意は要る。
もとより奥多摩でも最も遭難・事故の多い場所なのだ。


日陰の谷で橋の下をみると、ようやく氷の塊を目にする


いったいどのオリンピック?札幌?


百尋ノ滝
近くまで行くのは億劫なので遠くからみるだけ。


ジグザグの急登を根気強く登っていく


足毛岩分岐
前回は東の肩に出るコースで行ったので、今回は足毛岩の方から行ってみよう。


少しくだり、


沢を渡渉



実線コースだけあって道はしっかりしている


あれが足毛岩か


北面の沢にかろうじて残った雪


足毛岩の肩にでた


大ダワからの道はもうずっと以前から通行止めのまま


ロープで封鎖されている、ほんの10m先でもう大きく崩落している
結構な急峻で高巻きするのも面倒そうだ。
行くならばロープも欲しいな。

なんだか妙に疲れてしまった。
荷物をおろしてお湯を飲む。


ここまでずっと崖道巻道だったが、ここからは尾根沿い
しかし足が重い。
2週続けて山をサボってしまったからかな?
それともちょっとオーバーペースだったかな?


川苔山の西の肩にでる。山頂まであとちょっと。


竜王橋からここへ登ってくる紫線&破線のルートも一度挑戦してみたいが。
竜王橋のとこからの取り付きをチラ見したらなかなか険しそうだったなあ。


急登で脚がつらい。
頭では「落ち着いてゆっくり歩け」と思っても、
脚がイヤイヤをして早く終わらせようと急いでしまう。
まいったな、そんなへっぽこな歩き方はとうに卒業したと思っていたが。


ともあれ川苔山へ到着
ああ、ここも御影石のあの標識になってる。


守屋地図で4:10の所、3:45で着いた
足毛岩の肩からバテて大幅にペースダウンしてこれだから、やっぱりペースが早すぎたか。
そんなに急いだつもりもないのだけど、2週サボって山感覚が鈍ったか?


雪が融けた跡だろうか、山頂にはいくらかぬかるみが残っていた。


人気の山で昼時とあって、案の定ベンチは埋まっている。
それはわかっていたのでシートを持ってきたのだ。
ガーバーのサバイバルシート、いわゆるアルミシートとビニールシートを張り合わせたもので、ラフに扱えて暖かい。
その分かさばって重いので山の装備としてはちょっとどうかなって所もあるが、気軽な日帰り登山ならいいでしょ。

お昼を食べていると若い8人ぐらいのパーティが登ってきて、私の近くでお昼にしだした。
その中のひとりが私と同じサバイバルシートを広げたが……
その人数でシート一枚きりはいかにも狭そうだった。
私はといえば、飯を食って暖かな陽射しに当てられて、少し横になってた。

冬はもう過ぎ去ってしまったが、その代わりこうして山頂で昼寝ができるというわけだ。
13:25頃に鳩ノ巣へ向けて下山開始。
駅につくのは15:30頃だろうか。


馬酔木だろうか?


この程度のぬかるみがところどころあるくらいで、こちらも雪は残っていない。
この先の鋸尾根を越えて大ダワに出る予定だったが。
脚がくたびれてしまったので舟井戸から最短ルートで鳩ノ巣へ下山することにする。


この標識の場所
左手にわずかにうっすらと見える踏み跡をたどっていけば峰の廃集落跡に行くらしい。
山中の廃集落とかロマンを感じないでもないが、まあそのうちね。



大根山ノ神の林道に降りる手前
東の方から「ズズーン」という重い音が聞こえている。
赤杭山の南面に採石場があるので、そこでの発破だろうか。


鳩ノ巣駅手前まで来たところで、列車が駅に入っていった。
これは間に合わない。
1.4Lのお湯は山頂ですべて飲んでしまったので喉がカラカラ。
改札前の自販機で果汁やお茶をがぶ飲みする。
ペースを乱したせいもあるが、今日は妙に喉が乾いたな。
暖かくなってきたせいだろうか?
もう春なんだね。


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12月に買って1月になくしたシャオミのスマートバンドに代わって、itDEALというメーカーのスマートバンドを買い直した。
聞いたことのないメーカーだが、amazonでそれなりにレビュー数もあり、おかしなものでも無いだろうと思った。
何よりシャオミのと同じ値段でこちらは血圧も測定できるというのに惹かれた。
で、今日初めて山でも使ってみたのだが。
心拍数145を超えると警告(バイブ振動)するように設定していたが、あまり振動しなかった。
どうも何かおかしい。


この通り、心拍数の記録が30分単位で平均化されてしまうため、後から確認しようとしても本当のピークがよくわからない。
そして30分単位で平均化されるにしても、妙に低い心拍数だな?


帰りに四谷でまたあの上海料理屋に寄る。
めちゃくちゃおいしいってほどでもないけど、間違いのない味で空いているのがいい。
菜の花とエビの塩炒め。
菜の花の苦味がおいしい。
中国人がやってる中華屋では、一年中同じグランドメニューの料理よりも、日替わりや季節のメニューのほうがおいしいものが多いような気がする。


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余談
3/2に近所の体育館のジムに行ってきた。
その際もこのスマートバンドをつけてみたが……
明らかに心拍数がおかしい。最高で150位まであげたはずだ。
実際の心拍数よりも20~30くらい低い数値が出るようなきがする。
これは安物買いのなんとやらだったか。
中華メーカでもよくわからん所のでなく、ファーエイやシャオミなどを買うのが無難かな。




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