2025年6月14日土曜日

2025/6/13(金) 津久井湖城山

津久井湖の城山は高尾山近隣の低山ながらそれ単体ではもの足らず他の山とつなげるのも難しい為、そのうちに…と思いながらのびのびになっていた。
機会があったのでピクニックがてらに行ってみる。


東の城山登山口バス停から登り、北の津久井観光センターバス停に降りる予定。
城山登山口バス停側はバスの本数も多くないので行きに。
津久井観光センター側は日中でも15分間隔でバスがある。
隣の城山高校バス停まで歩けば津久井湖の北岸のバスも合流するのでさらに便は増えるが、そこまでする必要はないだろう。

神奈中バスの津久井営業所エリアは三ケ木以西が定時運行廃止になるようで、
以東の根小屋地区も路線再編になるとのこと。
前々から話はあったが、今度は本気らしい。


ともあれ橋本駅北口からバスにのり、城山登山口バス停で下車。
津久井広域道路の側道が圏央道をくぐった先で、バス停らしからぬ場所。



歩道橋で津久井広域道路を北へ渡った所が正味の登山口。



公園内のコースらしく道は整備されている。


尾根沿いで道の短い男坂へ。


鉄塔をくぐると


鎖地帯へ。
鎖といっても手すり代わりのもので全然触る必要もないのだけど。


「急峻で危険」といっても所詮は公園の散策コースだろと舐めてかかっていた。
意外と傾斜はある。


女坂と合流し、


展望の良い鷹狩場で小休止。
連れは随分とヒルにくわれたようだ。
丹沢のヤマビルが道志川を越えて津久井・相模湖方面まで増えてきている。
遠くない将来、国道20号を越えて高尾にまで出現するかも。


この辺りは甲州との国境近くであり、戦国時代には武田への備えとして多くの山城が築かれた。




飯綱神社。
狛犬に彫ってある文字によると神田市場の世話人が大正15年に奉納。
秩父や奥多摩に見られるような山犬ではない、通常の狛犬だ。


関東ふれあいの道でしたか。
今日ふれあったのは2人・2人・1人の3組のみ。




山頂・本丸跡はさすがに整備されている。


さて、飯はどこで食おうかな。
本丸のとこのテーブルでも良いが、展望がない。
探ると山頂の西側に展望のいいとこがあった。


酒いろいろ。


羊肉を焼く。


南高尾の山並みを眺めながら飲む。


普段はジャガイモとかあまり食べない。
ハンバーガー屋でもまず注文しないのだが。
こういう山で肉を焼く時は、出た油を吸わせるのにちょうどいいな。
冷凍のカットされた芋を適量持ってくるだけだしね。


さて下山。
西の方に降りていくのだが、いったんは東の十字路に戻らないといけない。
西にダイレクトに降りられる踏み跡が無いかと探ってみたが。
はっきりした道は無い。
こういう里山だしモノレールも敷設されているしで、作業者の踏み跡は大量に散らばってはいる。
ある程度バリを歩きなれている人ならさほど苦も無く行けそうだが…
今日は同行者も居るのでやめておいた。



同行者が疲れたので、少しでも近い北根小屋バス停の方へ下山。


車道との交差点に立派なトイレあり。


バスが15分間隔というのはありがたいが。
神奈中バスの路線見直しでここもどうなることやら。


橋本駅から旧橋本高校跡地、リニアの神奈川県駅建設現場を見る。
1年ぶりくらいに見たかな、積み上げた土嚢は高くなったが、劇的に工事が進んだという印象も無い。
これは品川の駅もそうだけど。
当初は2027年開業だったっけ?
頭のおかしい前静岡県知事が暴れまわった印象が強いが、遅れはそればかりでもないのよな。



橋本には独楽寿司があるのだ。
駅から550m程歩くが、下山後に飲める独楽寿司は実質的に本厚木とここくらいだろう。
今日もしこたま飲ませてもらいました。
心から近所に欲しい店。
だけど小田原仕入れのチェーン店らしく?八王子とか町田とか厚木とか。
関東の南西部の方にしか展開してないのだ。
小田原いうだけあって、鯵はおいしかった。

2025年6月7日土曜日

2025/06/01(日)~02(月) 日影沢キャンプ場

山を初めてほどなく、テント泊を意識するようになってすぐにここの事は認識していた。
なにせ高尾山のキャンプ場であるからして、都心からのアクセスでいえばここ以上はあるまい。
しかも利用料が無料!

にもかかわらずキャンプ場としていまいち話題にならないのは特殊な申し込み形態のせいか。
申し込み枠があるかどうかはwebで確認できる…にも関わらず、申込は往復はがきのみ。
往復はがき!
令和のこの時代に往復はがきて!
しかも利用日の前月10日締め切り。
高尾山のように思い立ったら気軽に、とはいかないのね。

ともあれ一度くらいはあそこで寝てみたいとは思っていた。
今日がその時だ。


高尾山に似つかわしくない60Lザック。
高尾山に来るときはいつも軽身なので、歩きなれた道でもフーハーと息があがる。
歩きやすい道を何度も歩いていると、自分の体力の限界に最適化された歩くペースが身についてしまうのよね。


サル園のとこでイヨシコーラ。
伊良コーラ表記の時代には「イラコーラ」と読んでた。
初めて飲んだけど、クミン?カルダモン?のスパイスが強くて甘さ控えめ。
漢方薬みたいだ。


日曜日の昼時とあって山頂はおおにぎわい。


もみじ台の北側の逆沢作業道、またの名を郵便道を降りてみる。


高尾山周辺、という事を加味しても整備された作業道に見える。
南面の方の高尾林道とか大平林道周辺は崩れかけた道もあるし。


沢の中に堰堤がある。
そうしたものの維持管理の作業道なのだろうか?
あるいは郵便道という名のとおり、かつては山頂の茶屋へ郵便を届けるみちだったのだろうか?
現在なら普通に山頂まで車両が走るが、かつては薬王院の境内を部外者の車両が通るのははばかられた時代があったのだろうか?



作業道はさほど長くなく、日影林道に降りてくる。


日影沢キャンプ場。
管理棟は無人で、現地受付はなく勝手に張れってことね。


管理棟に近い下段と、奥の方の上段とある。
下段では多国籍なグループがウェイしていたので。


上段の静かな場所にテントを張る。
今日は椅子とテーブルも持ってきた。


背もたれのあるチェアがあるとテント泊のQOLがあがります。
特に今日みたいに日の高いうちに日光浴しながら酒を飲むときには。
酒は昨日封を切った華秋田。
開けてすぐにプラティパスに今日の分1Lを詰めた。

華秋田は今年のIWCのグレートバリューサケ部門(一定以下の値段で一定以上の出荷量の酒が対象)で普通酒から選出された。
ノーマークでした。
酒としては菊正宗のギンパック的なタイプ。

携行しろというので戻ってきた往復はがきも持ってきたが。
現地でチェックされることは無さそうだ。


地面は意外と固い。
軽量なアルミペグだと無理に叩くと曲げてしまいそう。
(一本曲げた)
沢沿いの森で、強風が吹きつけるような場所でもないが。
心配ならスチールや鍛造ペグを持ってくればよかろう。

直火を使ってもよい炊事棟もあり、水道もそこにある。
沢水を引いただけの水道なので、「飲用不可」とある。
ここよりも少し上の林道わきに、横手の沢からの水を取水する場所があった。
そこには「飲用水なので立ち入り不可」と掲示されていた。
まあ確かに安全を保障できないので「飲用不可」とせざるを得ないのはわかる。
山の水場としては…ちょい微妙か。
私なら気にせず飲むが、人に飲ませるなら「気になるなら煮沸して」ってところ。


椅子にもたれ酒を飲み、日光浴をし、本を読む。
悪くない。


お腹が減ってきたので牛ランプのステーキを焼く。
この手の料理でフライパンに残る油の事を考えてみるに、ジャガイモというのは油を吸わせるのによいのではないかと。


続いてソーセージ。
焼き始めると雨がぽつりと。


チェアのシートをはがしてテント内に避難。


様子を見ていたが、雨が強くなってきたのでテント内に完全避難。


雨が上がった。
多国籍グループは撤収し、
中高年のグループが代わりに下段に張ってる。

ここは標高300mちょっと。
昨今の気温からすれば、いらないだろうと寝袋を持ってこなかったが。
明け方の気温は4℃。
パーカーを着込んだだけだとちと寒かったな。


朝ごはん。
残ったソーセージと冷凍のご飯ものを焼いて。


午後に用事が入るかもしれず、昼には帰宅しておきたかったので。
今日はどこにも登らずに日影バス停へ。


もっとも5時台はまだバスが無く。
結局高尾駅まで歩くのだった。
日影沢キャンプ場、ドコモは圏外でしたのでwebの調べ物は事前にね。