2025年3月8日土曜日

2025/03/07(金) 茗荷沢左岸尾根・木下沢梅林

夕焼け小焼けの赤とんぼ負われて見たのはいつの日か
歌のモデルとなったのは八王子の恩方村。




今日はその恩方の恩方中学校バス停から。
将棋の羽生先生の母校でもあります。
昨日(3/6)B級1組から陥落してしまったのは残念でありますが。
(個人的にはまだ引退はしないのではないかと。谷川浩司がB級2組で頑張ってるし。)



ここで身支度し、茗荷沢左岸尾根に取り付く。


取り付きは少しだけ急。
先日の雨雪が残っていて柔らかい土が湿っているのと、濡れた木の根が滑る。
ストックを90cmくらいに短くして登っていく。

こういう短く使いたい場面があるので、ストックは伸縮式。
組み立て式も見た目のスマートさと小さいザックにもしまえるコンパクトさは魅力だけどね。



ここいら、高尾陣馬の支尾根にありがちなのだけど。
取り付きは悪くとも、尾根筋に乗ってしまえば作業者の往来でふつうに歩ける。
岩っぽい地質でもないし。


こうして植林帯もある。



テープの類がやけに多い。
多いとこだと5m間隔であったり。



349ピーク
向こうに北高尾山稜が見えてくる。






特に悪い箇所もなく、細い尾根筋を登っていく。
ただ分岐の多い尾根なので、下りでは小ピークごとに踏み跡が分岐していてある程度の読図は必要。



ブッシュ迷彩なトレイルカム。
一体だれに対する迷彩なの?



林道に出た。





北高尾は板当峠のところで一端車道にでる。
過去にそこで車両を見たような記憶もあるが……(おぼろげ)
一般公開されている林道にしてはちょい、アレだな。


なんたる無差別バイオテロか!




狐沢峠にあがり、






小下沢林道に降りる。
道は丁寧なジグザグで不安なし。
ただスギ花粉の舞う黄色い空気の中で手鼻を噛んだり唾を吐いたり。
わたしはスギ花粉は大丈夫だが、ダメな人には地獄だろうな。



あの小屋はなんだろう?
山岳会の私有小屋らしい。
随分と立派な。

それにしても今日の小下沢はやけに人が多い。
梅を見にきてついでに足を延ばす人が多いのだろうか。


中央道が近づくと、ふわりと梅のいい香りが漂う。
木下沢梅林に寄っていこう。
現在は特別公開中とのことで既定の料金は取らない。
ただ入口に人がいて、募金箱方式。
どれ、小銭でもと財布をだすが小銭がない。
恩方で自販機コーヒーに使ってしまったのだった。
くぅ、北里先生、お願いします。





まだ3~4分といったところかな。
ただ平日なのに多くの人で賑わっていた。



和菓子とお茶の売店がでていたので、桜餅を求める。
関東式の桜餅だが、やや小ぶりの葉2枚を縦に包むのは初めて見た。

ちなみに「小下沢」と「木下沢」はどちらもコゲサワと読む。
元は同じで表記ゆれが定着したものだろう。

2025年2月27日木曜日

2025/2/26(水) 川苔山・赤久奈山

この冬は都心に一度も雪が降らなかったな、と。
そう考えて気付いたのだが、この冬は一度もアイゼン・チェーンを使っていなかった。
そう思い立って川苔山に向かったのが2/17のこと。
百尋の滝も半分くらいは凍っているらしいし、凍結の多い川乗谷ならまだアイゼンの必要な場所もあるだろう、と。
しかし向かっている途中で体調不良になり、青梅駅で引き返して家で一日伏せっていたのだった。
この感じ、風邪ではない。何か食あたりしたかもしれない。

ともあれ少し日が空いてしまったが、2/26に出直してきた。



さすが人気の川苔山。
川乗橋バス停で8人くらい降りた。




ここ一週間ほどで急に暖かくなってきた。
雪も凍結もほぼない。


坂道のアイスバーン。
ここだけは4本爪の軽アイゼンを使った。
こう固いカチコチだと、チェーンよりも歯がガシッと噛んでくれるアイゼンの方が安心感ある。
着けたり外したり、外したのを携行したり、また着けたり。
そういうのが苦にならないという点において4本爪はチェーンに勝る。
チェーンは雪の無いとこでもある程度着けっぱなしで歩けるが、一度外すと汚れたチェーンがじゃらついてかさばるのが嫌なんだ。



しかしあったかいな。
谷あいなので風もほぼないし。
Tシャツの上にフリースで来たが、しまったな。
もう少し脱ぎやすい=体温調整しやすい恰好でくるのだった。




百尋の滝はもうだいぶ融けてました。



滝からはきつい登りになる。



川苔山の北側ならまだ雪が残っているかと思ったが、そうでもなかった。
休み無しで飛ばしてきたからか、だいぶバテてしまった。




風もなくいい天気でした。


家から持ってきたカップラ。
これとカップスターの2つを食べた。
結構汗をかいてばてた所に塩と油の効いたカップラを2つ食べたので、少しだるくなってしまった。
良くないな。





下りは初めて歩く赤杭尾根へ。



作業道は使われてる感じが薄い。



再び山道へ。



赤久奈山は地味なピーク。
ここの南面は秩父の武甲山と同じように急階段状に石灰の採掘がおこなわれている。
ただ武甲山ほど山頂近くまで削られているわけではない。
遠くから鉱業の操業音が響く。



しかし長いな。
古里駅まで歩くので長いのは当然だが。
その分急な所はなくのんびり歩ける。良く言えば。



最期の下りはここを右、古里駅方面にとったのだが。



721ピークの西側の崖道がちょっと良くない。
砂に埋もれてしまって、乾燥して柔らかい砂の上に高まきに歩くようなのが4.5か所連続していた。
まあ私の体重が乗っても大丈夫だったので。
足の置き場さえ間違えなければ平気だろう。



木々のあいまから、赤久奈山南面の昭和石材が見える。


古里に下山。


駅前のセブンでオイコスを買って乾杯。
個人的にはザバスよりこっちがおいしい。
いつの間にか常温保存可能に変わっている。
下山地にコンビニが無ければ買って持って行ってもいいかな。