2024年8月22日木曜日

2024/8/21(水) 立石飲み

山での飲みですらない、単なる街飲みなのだけど。
個人的に写真を残しておきたくなったので。

立石は今回初めて訪れる。
というか、考えてみれば長い事東京に住んでて初めて葛飾区を訪れるのかも。(鉄道での通過を別にすれば)
下町の猥雑な飲み屋街がある場所という認識はあったが、再開発で消えゆくというニュースに触れ、一度その光景を見ておこうと思って。



南口の立石仲見世
13時過ぎの訪問なので閉まっているシャッターが多い。


仲見世を南の方へ進むとシャッター率があがる。
たまたまなのか、再開発の為に既に閉業しているのか。



中央通りのゑびすや食堂。
おじさんが一人で切り盛りしていてなかなか大変そうだった。
我々は生ビールやら日本酒やらを飲んだが、常連っぽい人たちは皆焼酎を飲んでいる。
その焼酎というが、氷を詰めたジョッキに、ワイン瓶?に入った焼酎の「中」を注いでくれる。
そこにウィルキンソンの炭酸瓶の「外」を合わせるというスタイル。
どうも2階が住居のようで、1階にあるトイレに家族が用を足しに降りてくる。


14時を過ぎたので、モツ焼きの名店、宇ち田゛へやってきたが。
平日昼間だというのにすごい行列だ。


一本東の駅通りへ。
こちらは大手資本のチェーン店も多い。


いちや。
新しい店だが、こちらの方に数店舗展開している居酒屋。
モツ焼きが食べたかったが、串焼きは17時からとの事。




私も今回初めて知ったのだが。
立石駅を北に進むと葛飾区役所があり、そのはす向かいに南葛飾高校がある。
『キャプテン翼』の作者、高橋陽一はここの卒業。
つまり翼の通った南葛小中とはここの事だったのだ。
”葛西”があるのだから、南葛というのもそのあたりなのかと漠然と考えていたが。
葛飾の”葛”だったのか。

余談になるが、そうなると葛西の”葛”とはどこの事だ?と不思議になり調べてみた。
元々の葛飾とは現在の葛飾区に留まらず、江戸川の下流域を指す広大な地域の名称だったようだ。
江戸川の西側、つまり現在の葛飾区・江戸川区・墨田区向島・江東区城東地域を葛西と呼び、
江戸川の東側、つまり現在の千葉県の船橋市・市川市・松戸市・野田市・柏市・流山市・我孫子市・鎌ケ谷市・浦安市を葛東と呼んだらしい。
現在の感覚では葛西といえば葛西駅のあたりのだし、葛東とは聞かない。



駅の北口へ
かつての「呑べ横丁」の姿を見てみたかったのだが。
すでに再開発工事が着手され、飲み屋街は取り壊され、フェンスに囲われていた。



張小姐餃子
おいしい餃子でした。


連れたちと別れ、北口の住宅街を少し歩く。


目当てはここ、倉井ストアー
お惣菜の店なのだが、食事もできるらしい。


なんとも不思議な店だった。
店の左半分がメーカーの食品やら自前のお惣菜を売るスペースで、
右半分がイートインスペースになっている。
普通に定食を注文してもいいのだが、左側で飲み物やお惣菜を持ってきて右側で食べてもいい。
パックのお惣菜はお皿に盛り、温めてくれる。
切昆布煮・カツ煮・鯖味噌煮・バドワイザーで1200円。
近所に欲しいタイプの店だ。

雨に降られて駅前に戻ると、宇ち田゛が待たずにすぐ入れるようだったが。
さすがに今日はもう酔ってしまった。
また今度に来よう。


2024年8月17日土曜日

2024/8/17(土) 越生~日高の奥武蔵低山縦走

今日も汗を絞りに行くよ。



越生駅西口から。
トイレをすませ、ベンチで身支度。
今日もランニングシャツ&ランニングパンツというトレランスタイル。
大量の汗をかく時はとにかく服が重くならないこれがいいのよ。
缶コーヒー2本でカフェイン注入し、7:20出発。



越生は太田道灌推し。


越生駅西側の県道30号、飯能寄居線は関東平野の西の山際を南北に走る街道であり、ここらはその宿場町だったのかな。
こんないい感じの建物も残っている。



役場の脇から、さくらの山公園に入る。



整備された歩きやすい公園だ。


世界無名戦士の墓。
ここらの山は数度来ているけど、ここは初訪問。
第二次大戦の戦死者・犠牲者を弔うための霊廟。
あらゆる人を区別せず弔うため、無宗教スタイルでこんななりになっているみたい。
正直、真以降のメガテンのLAWみたい。


2階が展望台になっている。
関東平野の端っこの山である立地の良さを生かしている。


右手は新宿方面まで。


左手の遠くに見えるのは足利の方の山かな。



大高取山の山頂に寄って小休止。
歩き始めて1時間半、既に汗でびっちょり。
今日も1時間に500mlペースで水を飲んでいく。




桂木観音にいったん降りる。


観音前の駐車場にトイレと自販機があった。
ありがたいっ!



桂木観音から桂木峠を経て展望峠までは、山高地図だと不親切に過ぎる。
現地でアドリブ要。
守屋地図を見ておいた方がいいな。
守屋地図のアプリ版サービス終了が悔やまれる。
なんなら東側の桂木林道でここまで来ても大差ないだろう。




ピーク感の無い椎木山。
たぶんこのピークの事ではなく、付近一帯をそう呼んでいたのだろう。
明治以降に三角点が置かれるようになり、便宜的にそこを山の山頂と認識する必要がでてきただけで。

身体から流れ落ちる汗で、靴の中がぐちゅぐちゅになりだしたのだが。
奇妙なことに気づいた。
右足の靴の方が先にぐちゅぐちゅになる。
今日だけではない、ここ最近いつもそうだ。
つまり右脚を伝わって落ちる汗の量が、左脚よりも多い。

身体の右半分の方が汗をかく、ということはあるまい。
服装や装備が左右非対称、ということも無い。
つまり自分の気づいていない歩き方のちょっとしたクセのようなものがあり、それで汗が右脚側に多く伝わってしまうのかも。
今日一日意識してみても分からなかったが。
要継続調査、かも。




突如ぬっとあらわれる高架鉄塔。
西上武幹線222号鉄塔。
地図にないぞ?これ2023年版なんだけど。

東京電力によると2014年から運用開始らしい。

また各種山地図のベースとなる、国土地理院地図を見ると鉄塔の記載はある。
うーん、これは山高地図の怠慢だなあ。


鼻曲山。
この北側手前はちょっとした急斜面で、補助ロープがたくさん張ってある。
ロープを掴みたくなるほどの所でもないが。
老夫婦を追い抜く。


幕岩の手前の入口。
左手にやけにはっきりした踏み跡があり、巻き道かな?とつられそうになるが。
事前に地図を確認してあるのでここは尾根筋をキープだ、と岩に乗るが。



尾根上の岩場がちょっとトレース弱くて「あれ?」と振り返る。
いや、あってる。
左手の道は鉄塔巡視路だ。
東北側の支尾根に入っちゃう。
そういう判断の根拠にもなるから、山中の目標物は地図に欲しいのよね。



幕岩、特に危ないとこはないです。




カイ立場。
分岐注意とあるが、越生町設置の比較的新しい標識があるので間違えようはない。
少し前に「越生10名山」を選定した折に標識が整備されたのだろうか。
不思議な名前だが、守屋地図では「笹郷峠(貝立場)」となっている。
このへん、山中の地名の多さに関しては郷土史料にもあたっている守屋地図の強みに信頼性がある。
(特に杣・林業者や治山工事関係者の口伝でしか存在しないであろう沢の名前の豊富さは目を瞠る)




一本杉峠。
昔の子供の水筒の落とし物を誰かが標識に掛けたようだ。
中栓の傷みから10年くらい落ちていたのかな?

しかしぱっと見てマジンガーZかとおもったけど、違う。
スーパーロボット マッハバロン?
知らないなあ。
(ググる)
げ、1974~1975年にTV放送していたアニメ。50年も前じゃないか。
んん?
その当時の子供の持ち物が山中に50年近く落ちていたのなら、こんなに絵柄が分かるほど原型を留めているだろうか?
その子か、親かがしばらく使い続けていたものが、いまから10年とか前に落とされて、最近誰かに発見され、ここに掛けられたとか……



さて、主脈に出た。
ここからの選択肢は3つ。
東へ、主脈上を末端まで行き、高麗本郷・巾着田へ下山する
南へ、最短で下山するならユガテを経て東吾野駅へ
西へ、顔振峠の茶屋でなんか食べて、吾野駅へ

東案のつもりで、疲れたら南案にエスケープの腹づもりでいたけど。
そういや顔振峠も近いんだよな、ここ。
まあ、顔振峠は冬に猪を食べに行くところなので。
今日の所は予定通りに東へ行こう。



なんもない450ピークだけど。
お腹が鳴ったので糖分補給で小休止。




エビガ坂・スカリ山と山道を来たけど、急斜面のアップダウンでしんどかった。
遠回りに見えてもグリーンラインの車道の方が体力は温存できるかも。
というか、今日は土曜日で天気もいいためか、ランニングの人が多かった。
ロードバイクの人は意外と少ない。自転車こぐには暑すぎるのかな。



少し疲れたけど、結局日和田山まできました。



日和田山の登山口でひとまずゴール。
トイレの水道で頭を洗う。

ここまで山高地図のコースタイムでだいたい7:30くらい、それを5:50できた。
先週の白久駅から酉谷山はコースタイム6:30のところ、8:10かかった。
そりゃ、麓の町が整備するようなハイキングコースと、
一般コースとは言い難い奥秩父の縦走路とでは、想定している「平均的な登山者像」が異なるとはいえ。
もうちょとこう、なんか、ね。


高麗本郷の信号のとこのセブンで、酷使した脚の補修材を注入。


巾着田の河原で水遊びしたりバーベキューしたりしてる。

高麗駅のトイレで軽く水をかぶり、全身着替えてしまった。
靴下まで全部かえたとして、靴がびちょびちょだと結局足が濡れてしまうのが嫌だった。
今日は出かけに玄関のサンダルを持ってきたので、素足にサンダル。
うん、快適だ。荷物が許すならこれがいいな。
登山に適したサンダルというのもあるらしいが、さすがにそこまでする気はない。


満洲で乾杯。
下山後のコレのこと考えてぼんやり、うっかり突き出た木の根を踏んでしまい、足首をグキッとひねりかけたのはナイショ。