塔ノ岳は頻繁に登っていて、もういちいちこのブログに記事を作ったりもしないのだけど。
雪のある時に登ってきたので。
花立山荘前は陽があたるのでこんなかんじだが。
風も穏やかで温かい。
メニューがやたら沢山あって、名前ではどんなラーメンなのか想像つかない。
券売機を前に悩んでも仕方ないので、適当に「阿闍梨一番だし」というのを注文。
ラーメンにかき揚げと大量の削り節???
いまいちコンセプトが理解できなかったものの、ラーメン本体は普通以上においしかった。
”大衆イタリアンかね子”という名のモツ焼き屋で”イタリアンなもつ煮込み”。
バジルが利いてるあたりがイタリアン?
ツッコミどころはあるが、まあ、サイゼリヤでも以前もつ煮込みみたいなのはあったし。
豚食文化のある国ならモツだって食べたろうし。
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帰宅してから今シーズン初使用のチェーンをざぶざぶと洗った。
チェーンは装着している時は、雪の無いとこでもそのまま歩けてらくちんではある。
ただ一度外すと泥に汚れたチェーンがじゃらついて嫌だし、手も汚れてしまう。
楽ではあるが、好みかどうかでいうと悩ましい。
今日、塔ノ岳で人様の足元を見ていた。
やはりチェーンの使用率が圧倒的に多い。
何も着けない雪上歩行自信家も一割くらいいた。
ちょっと意外だったのは6本爪軽アイゼンが2~3割くらいいて、他の山域と比較してもあれ?意外と多いな?と。
これは丹沢という土地柄もあるかもしれない。
昔から丹沢では「最低でも6本爪」と言われていて。
これはまだチェーンの信頼性が低かった頃、4本爪では危ないから、という意味合いだったと思うのだが。
本日目につく範囲では4本爪はいなかった。
土ふまず以外に滑り止めが利かないが、逆にいうと土踏まず以外には普段の靴裏感覚が生きているとも言える。
脱着が楽でコンパクトなので、着けたり外したり、携行してまた着けたりが苦にならない点で、チェーンとはまた異なった利点があると思っているのだが。
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以前はいくつも軽アイゼンの記事を書いたが、改めて簡単にまとめてみたい。
まずチェーンか、軽アイゼン(4本爪・6本爪)か。
軽アイゼンは本格的な冬山用のアイゼンに対して「軽」であるが、カジュアルに使えるかというとそうでもない。
固い登山靴での使用を前提としていて、柔らかい軽登山靴だと使用中にずれてしまったり・バンドが食い込んで足が痛くなったり。
その点チェーンは柔らかい靴でも対応できる。
その分外れてしまう懸念は軽アイゼンよりも強い。
次に簡単に特長を
■6本爪
・長所
靴底の半分ほどにグリップが利いて、固い凍結や傾斜地でも安定して立てる。
本格アイゼンと比べて爪先とかかとにはグリップが利かないが、それが歩きやすさにもなる。
ストックではなくピッケルが必要になるような岩場・急傾斜でなければだいたい6本爪で力不足は無い。
・短所
装着脱着がめんどくさい。
そこそこ重くかさばる。
雪の無い場所は歩きにくい
・つかいどころ
雪が途切れないそこそこ積雪量がある場所、しかし本格的なアイゼンは大げさな場所
■4本爪
・長所
小さく軽い
装着脱着が楽、また外したのを携行して必要になったらまた装着するのも苦にならない
歩き方に慣れが必要だが、慣れれば普段に近い靴裏感覚で歩ける
値段が安い
・短所
キックが必要になるような急傾斜ではかなり不安
歩きかた・足の置き場の見極めに慣れが必要
・使いどころ
急傾斜や岩場は無い比較的安全なコース
積雪量は少なく、日向では雪がないが、日影では再凍結してツルツルしているような低山
状況に応じて着けたり外したりする
アイゼン類が無くとも滑らない歩き方がベースで、そこに少しだけ滑らないようアシストしてくれるもの
■チェーン
・長所
雪のあるところも無い所もつけたまま歩ける
爪先からかかとまで、全体にグリップが利くので歩き方にコツがいらない
装着脱着が楽
・短所
爪が短いので、固く凍結した傾斜では不安がある
重さも大きさもそこそこある
・使いどころ
急傾斜や岩場は無い比較的安全なコース
積雪量は少なく、日向では雪がないが、日影では再凍結してツルツルしているような低山
状況を問わず、つけっぱなしで歩きたい
ざっくりとだが、こんな理解でいいと思う。
チェーン(雪が有ったり無かったりする山)
↓
6本爪(確実に積雪が見込まれるがストックで登れる山)
↓
本格アイゼン(急傾斜岩場もあり、ピッケルが必要な山)
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