先週と同じような事をやっていく。
水1.5L込みで9.9kg。
また檜原村の中心部から多くの小学生が乗ってきた。
払沢の滝に遠足にでも行くような感じだった。
南秋川の柏木野バス停で下車。
藤棚で見る藤の花はただ綺麗だが、こうして他の木に絡まり下から上まで覆いつくして咲く藤の花は、葛と同様の侵略者なんだな。
この万六尾根は正規の赤線コースなのだ。
ベンチで小休止。
ここは東京都(檜原村)と神奈川県(相模原市緑区)との境の尾根にあたる。
いやしかし今日は暑くて喉が渇く。
高齢者の団体さんで賑わっていた。
三国山を過ぎて西へ、東京都(檜原村)と山梨県(上野原市)の境の尾根上を行くと人もぐっと少なくなる。
そこを休み休み、のんびりと歩く。
というのもビバーグ想定地に早く着きすぎてしまうようなのだ。
当初予定を立てた時、余裕も含んで「このくらいの時間に柏木野バス停を出発できたら」という時間の1時間前か1時間後にしかバスが無く、1時間前のバスを選択したのだけど。
結果から言えば2時間後のバスでも十分だった。
笹尾根上にいくつもある峠の一つだが、ここは少し北へ下ると貴重な水場がある。
明日の下山までの水を汲み、顔を洗う。
四隅のペグでツェルトを立て、
うん、この張り方だととても広く感じる。
日本酒1合とウィスキー300mlを持ってきた。
首筋背筋にカイロをはったが、まあ必要なかったな。
雪がもう7合目あたりまでしか無い。
少し早かったか。荷物を片付けて開店を待つ。
なので湯上りに一杯飲んでようと思ったのに。
そ、そんな殺生な。
舞茸の天ぷらと刺身こんにゃく。
刺身こんにゃくというのは子供の頃は理解できない食い物だったが、酒を飲むようになると分かる。
味(といっても醤油と山葵だが)と食感と嚥下した感覚だけが欲しくて、胃に栄養を入れたいわけじゃないのよね。
この刺身こんにゃく、白・黒・青のり・唐辛子と色鮮やかななのもいいが、おそらく大きな塊のこんにゃくから削りとる道具に工夫があるのかな?細かい溝のような傷がついていて、それが醤油と適度にからむ。
山葵も旨いのがいい。
もちろんこれだけでは足らないので、お土産で地元の店が焼いたパンも買って食べ、
乗換の拝島駅のリトルマーメイドでも焼きたてのパンを食べた。
テーブルの真ん中に穴が開いていて、そこに火鍋ならぬ丸い鉄の中華鍋が嵌っているという風変わりな店だった。
そこで火鍋ならぬ、炒め物を調理しながらつつけるらしい。
まあそこまでお腹がすいてるわけじゃないので、手羽先と羊モツスープでいいか、と頼んだらゴツイのが来てしまった。
お腹パンパン。
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さて。
先週と続けてのツェルトビバーグだけど、我ながら酔狂な事をしているという自覚はある。
元々山の中で寝る事そのものが好きだというのはあるのだが、もう一つ、自分の中から理由のようなものも浮かんできた。
私はそこまで足が速い訳でも、スタミナがある方でもない。
また車がないので公共交通機関に頼った登山になり、日帰りという枠内だとどうしても選べるコースに限りがある。
だがもし、山中でビバーグして良いとしたら?
地図上のコースタイム10時間のコースを日帰りで行くのはなかなかしんどいが、
7時間+3時間に分割できるならだいぶ余裕をもって歩ける。
昔は10時間コースを頑張って日帰りで挑むような事もしていたが。
例えば……
始発で出かけ、
日没間際(あるいはヘッデン点けて)の下山になり、
温泉に入って地元の酒と料理を堪能し、
帰宅するのが22時とかになると。
充実した一日ではあるが、それはもう次の日は昼まで起きられない。
ならば、二日連続で用事が無く山にあてられる場合、こういう山行にして2日目は午前から温泉に入るのも悪くはないだろう。
そんなことを考えている。
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昨年随分と泣かされてた膝痛だが、このところは悪くない。
長時間の行動ともなれば、下りの最後の方で膝に軽い違和感が出始める事はあるが、今のところは大丈夫。
(一日の行動時間を長くしたくない理由でもある)
歩き方を気をつける、というのは昨年時点でもやっていたので。
何が功を奏したのかははっきりしないが、おそらく下半身の筋トレをやめたのが効いているかもしれない。
特にレッグプレスのようなトレーニングは、効率的に腿の筋肉を鍛えられるものの、どんなに気をつけていてもどうしても膝に負担が入る。
以前は180kgでギコギコやっていたが、あれが良くなかったかも。
代わりにトレッドミルで走ったり、近所をジョギングする機会を増やしている。
私の様に体重の重い人間は、通常に山を歩くだけで下半身の筋トレになってしまうので、わざわざジムでまで筋トレする必要は無いのだ。
代わりに持久力を高めるべきだろうな。
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