2021年12月12日日曜日

2012/12/5日 高松山

昨年の夏、糖尿病治療が一番きつかった頃。
丹沢南西部の高松山に登ろうとしたものの、登り始めてすぐに頭が割れるように痛くなって撤退したことがあった。
その思い残しを片付けに行こう。




小田急の新松田から路線バスで高松山入口まで。
少し歩いた東名高速の下のトイレで支度。
本当はバスタ新宿から東名高松まで来るつもりだったのだけど。
6:30の始発バスは満席だった。




新東名の建設が進んでいる。



建設工事場所を迂回するため本来の登山道が閉鎖されていて、迂回路の足場が組まれている。
一年前に来たときよりもさらに大周りに、急斜面に組まれていた。


今日はandroid端末で写真を撮っている。
いつもの古いiphoneは空をビビットな青色に補正するが、紅葉などの暖色はくすんだ色になってしまう。
まあ古いiphoneに最新のandroidなので比較としてはフェアではないが。
ここ最近のカメラの進化がソフトウェア部分の進化だというのはカメラに疎い私にもなんとなく分かる。



ビリ堂


標識の文字が風化しないようにアクリル板をかぶせているのだろうけど。
板との隙間に水が入ってカビだかコケだかが生えてしまっている。


フェイク木材の階段。
周りにいくらでも間伐や倒木の木が転がっているのに……と思わないでもないが。
天然の木は経年劣化で痛むのが早いのに対し、コンクリートのフェイク木材は頑丈で長持ちだから。


その上は少し荒れている。



高松山。
芝生の広場のような山頂。


あいにくと曇り空。
相模湾が金色に輝いて、大島をはじめとした伊豆諸島がいくつか見える。


富士山は雲の中。
でも箱根の神山や愛鷹山の山頂は見えている。
雲は2000mよりも少し下くらいかな。


椅子を出して、


ジンをお湯割りで。


左の煙は大涌谷の噴煙だろうか。
右の金時山はいつものようにモッコリしている。


しかしこの高松山からこうして足柄峠方面を見ると。
御殿場へ抜ける足柄峠は意外と「低い」ように見える。
元々古代には足柄峠越えが東海道だったのが、富士山の噴火で通れなくなった際に南側の湯坂路や今の東海道、つまり箱根越えに付け替えられたと聞くが。
「箱根八里は天下の険」ともうたわれた箱根からこちらに東海道が戻らなかったのは少し不思議な感じがする。


高松山から東へ。
指先がかじかんできたので薄手の手袋の上にテムレスをつける。
少し前にこの防寒テムレスが流行ったのだが。
実用品であるテムレスに気持ちばかりの防寒性能(裏ボア)がついただけであり、
寒冷地での耐寒性を元に設計されたものではないと思う。
だから薄手の保温性のある手袋の、オーバーグローブとして使用するのか良い……と思う。



尺里峠に下りてきた。



現地の標識だとこの尺里峠が「第六天」であるようだけど。
山高地図だとすぐ近くの569ピークが第六天であるようにも見える。


ここか。


行ってみる。


ここか。ふーむ。特に何ってわけでもない。
第六天の付近の三等三角点がある場所、別名水落山って事らしい。
尺里峠に戻ろう。と思ったけれど。



行けそうだったので、直接南側の斜面を下ってみる。
藪こぎも少しで、普通に歩ける。


ただまあ、「歩ける」と「歩いていい」は別で。
民家の裏などにまろびでるとちょっと気まずい。
ここは……畜産場からでる糞尿を野積みにして肥料にするための場所みたいだ。
かぐわしき田舎の香水。


山腹の集落を通過してさらに東、松田山方面へ登る。


最明寺史跡公園。
あんまり公園っぽくない。
人けも無い。
ここからさらに東へ下っていくと大規模なみかん畑があり、
観光農園になっているようで、ちょうど今はミカン狩りの家族づれで賑わっていた。


松田駅へ下ってきた。
松田山のあたりは……山歩きの対象としてはちょっと微妙。



駅前の街中華で一杯飲んでいく。
で、帰ろうかとおもったら。


最近やたらと多い唐揚げ専門店がここにも。
唐揚げ2個とハイボールのセットを頼む。


甘辛い手羽先揚げに、


トマトバジルとクリームチーズの唐揚げ。
今度こそ本当にごちそうさん!

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