2023年3月13日月曜日

2023/3/11(土) 笹尾根の残り

笹尾根とは東京都檜原村の南側、山梨県上野原市なとの県境となる尾根を指す。
西は三頭山を起点として、東は神奈川県相模原市(旧藤野町)との境も含み、戸倉三山とつながる。
山岳耐久レースのハセツネカップの前半コースにもなっている。

この笹尾根の、まだ歩いていない区間を塗りに行く。
と、言えば計画したかのように聞こえるが。
実は前日しこたま酒をのみ、夕方に少し眠くなり横になったらばすかっり寝入ってしまい。
目が覚めたのが朝の5時前。
今から山の支度するには遅すぎるので、バスの都合で早くは出発できない今回のコースを選択した次第。



上野原駅から午前中1便だけのバスにのり、終点の井戸バス停。
何度か訪れているが、とても雰囲気の良い山里感。





軍刀利神社の奥宮の裏のここから、

笹尾根上の元社への直登ルートに入る。
後ろから釣られてこちらに登ってくる人がいたので、通常のコースに戻してあげた。



確か三国峠の方に男坂女坂とあったようなきがするが。
元はこの直登ルートが男坂だったのだろう。


歩きやすくはないが、踏み跡は明瞭で迷うような所はない。



息があがりつつ、どうにか元社に到着。

後ろを振り向けば、霞が強いながらも富士山がみえた。
コンビニで買ってきたサンドイッチとサラダチキンを食べる。

さて。ここから西へは歩いた事のある区間なので、今日は西へ。


三国山。
東京・山梨・神奈川の3県境の山。
ここから東は東京都檜原村と、神奈川県相模原市の境になる。


生藤山。
山頂の写真だけだとそうは見えないが、つきあがった岩峰であり、山頂東西の登り下りは少し岩っぽい。
危なくはないが、岩角や木を手でつかむ程度には岩っぽい。


茅丸。
ベンチが2つあるだけの狭いピークだが、南面がひらけて丹沢や富士山の眺めがいい。
今日は暑く、汗を吸ったジャージを脱いでTシャツになる。


3月とは思えない陽気だが、風はまだいくらか涼しく心地よい。


連行峰。
ここから北への万六尾根もそのうち歩いてみたい所。


山の神分岐。
ここで麓の藤野から正午のチャイムが聞こえる。


醍醐丸。
東京都檜原村・東京都八王子市・神奈川県相模原市の境。
三国山からずっとつかず離れずだった団体さんが市道山へ行ってくれたので、空いたベンチに座っておにぎりを食べる。

異様な暖かさのせいか、昨日飲みすぎたせいか、妙に喉が渇く。
こうなると魔法瓶に熱湯を詰めてきたのがあだに。
寒いなかだと熱い湯をふうふう飲むのがありがたいが、今は冷たい水をごくごく飲みたい。



陣馬街道の和田峠に出た。
珍しく茶屋が開いている。
今日の目的である、未踏区間はこれでおしまいなので。
後は流れで適当に。


陣馬山への登り口。
高尾山バリの階段になっていて驚くが、



きれいなのは入口だけで、上の方は以前のまま。


陣馬山到着。


富士見茶屋はどうしたんだろう、廃業かな?


本日歩いて来たやまなみを見て。


清水茶屋でようやくつめたいお水にありつけました。
ぷはーっ!うまい!


ふじのやまなみ温泉で食べたことある、ゆずシャーベーット。
硬い。

体調が万全でなかったかな、少し疲れが出た。
高尾山まで行かずに明王峠から相模湖駅へ降りてしまおう。


与瀬神社は梅のいい香りに。



神社から駅まで、与瀬神社例大祭の幟と、注連縄がずっとつづいている。


相模湖駅前のサガミオリジナル。
私の人生も今から変われますか?



入口に碇屋とあるが、中に入るとデミタスというよく分からないお店で一杯。
今日もおつかれさま。
(改めて写真をみて思ったが、1階の土産物屋が碇屋で、その碇屋のやってるレストランが2階のデミタス、という事かな)

2023年3月1日水曜日

ニトリルの手袋

 

手袋の下に薄いニトリルの手袋をするというアイディア。
初めて聞いたときは即座に否定したものの、複数箇所から聞くに及んで少し考えが変わり。
鍋割山で試してきた。
長所と短所がある。

まず欠点は初めて聞いた時に思いついた通り。
手汗が逃げることなくニトリルの内側に溜まる一方なので。
握ったりするたびにジュッポジュッポして不快だし、ずっとそのままだと手の皮膚がふやけてしまう。

次に利点は、手汗で手袋が濡れないという点。
氷点下で吹雪が吹き付けるような状況だと手袋もベース・ミドル・アウターと重ねるのだけど。
そんな状況だと手汗で濡れた手袋が低温で冷え切って、それで指先が凍えてしまうという経験が何度もある。
だから手袋が濡れないというのは思いのほかストロングポイントなのかも。

この欠点に関しては、時々手袋をはずしてニトリル手袋を裏返し、タオルで拭く事で対処可能ではある。
もっとも氷点下で吹雪いているような状況で、それを行えるのかといえば現実的ではない気もするが。

手汗が多くて冬の手袋に悩んでいるならば、条件付きではあるけど検討の余地はあるかもしれない。

2023/2/21(火) 鍋焼きうどん@鍋割山(奥多摩)

 ネタですよ。ネタ。




本日は鳩ノ巣駅から。
例によって駅前の自販機であったかいコーヒーを胃に流しこんでいく。



坂下に、奥多摩町のきれいなトイレがあった。


山林用モノレールの、レール廃材をぶった切ったものを水切りとして流用しているのか。
若干もったいない使い方な気もするが。



越沢の林道は長い事延伸工事を行っているようだが。
西の海沢までつながるのはいつごろだろうか?



途中で林道工事のおじさんに「この先間はまだ道を作っているとこだから」と止められ、
旧来の山道に誘導された。



その山道沿いには石垣の遺構があり。
かつての住居や山畑をしのばせる。



若干荒れている所もあったが、通行には支障ない。





大楢峠に到着。
ここより西側の海沢の林道は改良工事できれいになっているのだが。
東側からは林道が伸びてくるような気配はまだない。

さて。
ここ、大楢峠から御嶽山方面への道は崩落の為通行止めとなっているのだが。


かまわずロープを跨ぎ、10mほど進んでからこの右手……鍋割山の北尾根に取り付く。



落ち葉のせいもあり、踏み跡はだいぶ薄い。
この向こうの急斜面が柔らかく、キックを蹴りこみながら慎重に登っていくと、



黄色いテープとはっきりした踏み跡が出てきた。
どうも取り付く場所を間違えたくさい。
大楢峠からもう少し御岳方面へ進んだところに分かりやすいとりつきがあったのではないかと推測する。


尾根筋に乗ってしまうと杉の植林帯となり、はっきりと作業道が出てくる。



向こうに鍋割山が見えてきた。
御嶽山~大岳山を行き来している時には分からないが。
この方向からみると確かに鍋っぽい。



山頂手前の急斜面にトラロープがあったくらいで。
特に難所もなく鍋割山。
お昼にしよう。



鍋割山といったら鍋焼きうどん。ダヨネー。

ガスストーブの風防を忘れたせいで、鍋が煮えるのに随分時間がかかってしまった。
そういえば私がストーブで調理するのは泊りの小屋やテントの中ばかりで。
風のある屋外での調理は久しぶりだったかもしれない。


大岳山方面へ


旧大岳山荘。
あれ?この足場は以前から組まれていたっけ?
解体するのかな。



馬頭刈尾根に入って少し進んだ、この富士山の見えるベンチ。
当初の腹づもりでは、ここから尾根沿いに降下して、神戸岩入口に下山しようかと思っていたのだけど。
少し下ってみて、周辺も探ってみたのだけど、踏み跡が見当たらない。
『新バリエーションハイキング』に紹介されているコースにそんなに怪しいのは無いとおもうんだが……
強行すると不慮の事故も考えられるので安全をとってやめておいた。


代わりに白倉分岐から白倉へ下山する。
大岳神社への表参道だっただけあり、道は安全かつ明瞭。
そういえばこのコースも初めてだったっけ。





白倉へ下山。




白倉バス停。
次のバスは45分後なので、あったかいのを飲んでから駅方向へ向かって歩く。
結局払沢の滝入口バス停まで歩いて、そこから五日市駅行のバスをまった。


バリエーションルートというのは、やはり初見で下りに使うのはちょっと難がある。
今回のもおそらく下からあがって行けば道は見えると思うんだ。
次の機会があれば下・神戸岩入口バス停から探ってみたい。