2020年8月30日日曜日

糖尿病と薬の副作用と運動の関係?

 2020/8/29土


服薬開始から2週間。

当初酷かった副作用もここ数日はあまり感じなくなってきている。

夜にお腹をいっぱいに満たせず、きゅるきゅるするのをなだめながら眠りにつくまで耐えるのがしんどいが、裏腹に睡眠の質と起きたときの気分は良くなってきている。

これならば、山も歩けるだろう。

というかむしろ運動はした方がいいはず。

しかしカロリー制限をしていて、ポカリなどの糖分のある飲み物もダメといわれているならば、シャリバテが心配。

軽めの丘陵あるきで様子を見よう。



鶴巻温泉駅のホームから。
快晴。


駅の北口にでて靴ひもを締める。
いつも鶴巻温泉駅は下山後に風呂に入りに来るところで。
ここをスタートとするのは初めてだ。


公営の弘法の里湯は工事で休館中。
陣屋の案内看板を左に折れる。

陣屋。将棋ファンにはおなじみの高級旅館。
たしか日帰り入浴プランもあったはずだがお高かったと思う。


陣屋の裏手当たりでさらに左手に折れると吾妻山が見えてくる。



東名の下をくぐり、


民家の脇を登ると


山の入口になる。


道はさすがによく踏まれている。




今日も暑いが、日影に入ると風が涼しく感じる


すぐに尾根筋に出る。
脇に山畑などもあってのどかな雰囲気。


甘いのかしらね。


こんな場所に公明党の看板があってびびる。
猪や鹿に指示をうったえようというのか。


ん、ん、ん、ん。
どうしたことだ?
ここ数日はほぼ感じなくなってきていたはずの薬の副作用が出てきた。
首筋や肩がこわばったように痛い。
5kgもないはずの小さなザックがやけに肩に重い。


見ての通りゆるい登りなのに。
やけに体が重い。
頭もふらふらする。


吾妻山に到着。
ベンチにへたり込む。
麦茶をがぶ飲みして休んでいるといくらか良くなってきた。
うーむ?
安静か日常の運動強度ならば感じない副作用が、有酸素運動くらいの運動強度になってくると感じるようになる、のだろうか?

ともあれ今日はどうしようか。
無理はできないな。
でも最悪善波峠から降りてふじみの湯に行けばいいや、と考えていた。この時点では。


関東ふれあいの道の標識をすぎ、
野仏の道分岐点をすぎ、
身体はいよいよ重く、頭が妙に痛くくらくらする。
前回来た時にお昼を食べた高架鉄塔の所で腰をおろして休む。
おかしい。この調子の悪さはどうしたことだ?

まあまだいける、頑張ってみよう、と腰をあげた瞬間。
視界がチカチカしたと思ったら急にめまいがして倒れそうになった。
すぐわきの木の幹にしがみついて耐える。
これは、だめだ。
これ以上頑張ると不測の事態がおきかねない。
来た道を引き返して野仏の道から下山する。


下山するとなれば体への負荷はさがる。
具合は良くなっていくだろう、と思ったのだが。
頭がくらくらとめまいは強くなっていく一方だ。
ふらついて倒れそうになっては木の幹に手をついてささえる。


それと瞳の収縮のうまく働かないのか。
こういう光景をまえにして、カメラが白飛びした写真の様に視界が真っ白なるのだ。

下山して舗装路にでたがつらさは増すばかり。
10mおきに立ち止まって休みながらすすむ。
膝に手をついて頭を低く下げるといくらか楽になることに気付く。
東海大学駅前のベンチに座ってようやくいくらか落ち着いた。
麦茶をがぶ飲みし、スマホで営業しているのを確認してから日帰り温泉のさざんかへ向かう。
短時間ではあったが、タオルが絞れるほどに汗をかいているので風呂にはいって着替えたい。

入館時の検温をクリアし(手の甲で測定した)、洗い場で体を洗ってから湯につかる。
ジェットバスでジェットを肩にあてながら
「やれやれ今日は大変だったな」
などと考えていたのだが。
立ち上がって露天風呂へ向かおうとしたとき、今日一番の猛烈な頭痛に襲われた。
いわゆる偏頭痛のような痛さとは違う、頭の芯の方から味わったことのないタイプの痛さがする。
露天にでて、日影に置いてある椅子に座って休む。
膝に肘をついて頭を低く下げると楽になるが、背もたれに背中をつけて頭をあげると痛い。
10分程座っていても一向に良くならない段に至って、ようやく思い至る。
これ、薬の副作用じゃなくて。熱中症ってやつじゃないのか?と。

頭の痛みとふらふらするのをこらえ、最低限の着替えだけして風呂場から出てくる。
エアコンの利いたロビーで横になりたかったのだが、新型コロナ後の日帰り温泉はどこもそうらしいがここも寝る場所は無くなっていた。
とにかく安静になりたくて、人目もはばからずに長ベンチで横になった。

30分ほど横になっていただろうか。
ようやく頭痛めまい他の症状がおさまってくれた。
生まれてこの方、中年になるまで熱中症というやつにはなったことがなかったのだが。
初期症状とはいえ結構危なかったのでは?


体調が落ち着いたので食堂を飯を食う。
カロリー制限中なのでとろろそばと枝豆にしておく。
朝食を食べてからこのお昼まで、カロリーのあるもの……ポカリとか缶コーヒーなどは飲んでいない。
麦茶は十分に飲んで汗も沢山流していたが。
塩分が足らなかったろうか?

飯を食ってからスマホで調べる。
糖尿病患者は高齢者や子供と同じく、熱中症に関しては高リスクらしい。
またある種の糖尿病の薬は服用していると熱中症のリスクを高めるらしい。
そのせい、だったのだろうか。
次回の受信時に内科の先生と相談してみよう。


温泉をでて駅に向かう。
相変わらず熱いが来た時のようなふらつきはない。
というか、ここまで歩いて来た時の私、振り返ってみるに正常ではなかったのだが。
そのことを考える脳の働きすら無くなっていたな。


さざんか手前のラーメン屋。
登山客限定のサービスをしている。
「※登山の格好をしている方」
とはいうが。
私はスポーツブランドの服やワークブランやユニクロの服を着ていて、いわゆる登山ブランドのウェアって着ないのだよなあ。
まして温泉に入って着替えればもうラフな普段着だし。
ザックも小さな街用になる地味な奴となれば、あとはもうキャラバンシューズくらいしかアピールできるものがない。


帰りに新宿駅で小田急からJRに乗り換える。
改札のあったはずの場所が無くなって、改札内の通路が東西ぶち抜きになっていた。
ニュースでみて知ってはいたが、それでも驚くねえ。


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2020/8/30日

昨日の今日ではあるが、今日は特に予定もないしちょっと確かめてみたい。
6時前に朝食をとり、薬を飲んで1時間ほど安静にした。
その後近所を小一時間ばかりジョギングしてみたのだ。
40分程経過した帰り道の途中で、首筋と肩にこわばりが出てきた。
これは確かに薬の副作用だ。
だが昨日と比べると軽微なものだ。
その日の体調にもよるのだろうか?

帰宅して汗だくの体を熱いシャワーで流している時に異変が起きた。
蒸気のこもった風呂場の中が急に息苦しくなり、慌てて扉を開けて外の空気を吸う。
ふらふらする体を急いで拭いて、エアコンの利いた居室の布団に倒れこんだ。
昨日のような頭痛、熱中症と思われる症状は無い。
エアコンのきいた部屋で布団に横になっているとすぐに楽になった。

これは……なんとなく分かってきたぞ。
いや、もちろん素人考えなんだが。
薬のせいかなんなのか、自分の体の体温調整機能がうまく働いていないように思える。
だから体の中に熱がこもってしまうのではないか?
今朝のジョギングはまだ涼しい時間だったが、昨日の歩き出しは既に気温がかなり高かった。
そう考えるといろいろと腑に落ちる。

まあ、なんにせよ次回診察時に先生に話をしてみよう。

スポーツ医学とか疎そうな先生だったけど、根本治療には運動もしていかねばならず、避けては通れないだろう。

もうちょっと色々と試してみたい。


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2020/9/5土


高尾山を高尾山口駅から稲荷山コースで登る。

ただし今朝は薬を飲んでこなかった。

登りの後半、若干首筋から肩にかけて強張るようなだるいような副作用は出てきたが、先週と比べたらだいぶましだ。

それでも体が重くてベンチがあれば休み休み。

頂上まで1時間45分もかかってしまった。

登りのコースタイムは1時間30分となっているが、これは高尾山はいろいろな人が来るため相当甘めの設定になっているからで、奥多摩の一般的な基準でいえば1時間10分位が相当だろう。

実際以前の私もそのぐらいで登っていた。

下りは6号路。

軽快に下っていると時折軽いめまいのようなものが出て、いかんいかんとゆっくり降りる。

温泉に入ってから薬を飲んだ。

先月薬を出されたときに薬剤師から「朝に飲み忘れたら昼でいい」とは言われているが。

一応次の診察時に先生に相談してみよう。

問題なければ登山の日はこれで行きたい。

一日フルに使うような日帰り登山とか、テント担いでの泊りは、今はまだ考えられないかな。


しかし我ながら闘病ブログじみてきたな。


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2020/9/19土

四連休は天気が悪そうか。

初日は降らなさそうなので、再び稲荷山コースを登ってみた。

心拍数をあげず、ゆっくり、しかし一定のリズムで足をくりだす。

途中水を飲むので2回足を止めたが、休憩なしで山頂まで歩きとおせた。

タイムは1時間24分。

山頂近くになってすこし後頭部と首筋のこわばりは感じたが、ほぼ副作用なし。

1時間24分というのはお話にならない鈍足さではあるが、先々週と比べたら随分山の感覚が戻ってきた感じがする。

これならば高尾山以外の山へ足を延ばしても大丈夫だろうか。

まるで10年前に山登りを始めた頃みたいだ。


それと。

先週病院で2回目の検査と面談をしてきた。

初めてCTも経験した。

薬と食事制限が効果を発揮したのか、尿と血液の検査数値は劇的によくなってきている。

血糖値が450くらいだったのが、今回190。

まだいくつかの項目で基準値上限を少し超えているが、この感じならば来月にはすべて正常値内に戻せそうなんだが。

ただ内科の先生はあんまりいい先生じゃなさそうなんだよなあ。

ここでいろいろ思って書いた相談事などは「そういう作用のでる薬じゃない」の一言できって捨てられてしまった。

検査数値をみて出す薬をコントロールする以外の事は話したくないといった風なんだ。

大きな病院で忙しいだろうし、糖尿病とスポーツ医学の境界のようなことを相談されても困るのかもしれない。

栄養指導の保健師さんはいろいろと相談に乗ってくれる方なのだが。

まあ是非もなし、自分の体を治すのも管理するのも自分自身なのだ。


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2020/9/21月

おとといの高尾山がいい具合に歩けたもので。

これならもうちょっと山のランクを上げてもいいかな?と丹沢南西部の高松山へ向かった。

事前に調べた新松田駅からのバスが平日のみの運航便だったというトラブルはあったが、さしたる距離でもないので東山北駅から歩く。

山際の集落を過ぎ、舗装された農道をあがっていくと、どうも地図のルートと違う。

この辺りはちょうど新東名のトンネルを掘っている場所らしく、昔のルートが通行止めで、ハイキングコースが付け替えられているのだ。

だがそのことの案内が不十分で。

地図を信じて突き進んでしまい、工事現場の立ち入り禁止のフェンスにとおせんぼされた。

中を突っ切ってしまおうか?とも考えたが、祝日でも人がいて作業しているのでさすがに無理だ。

登ってきた道を引き返して下り、付け替えられたコースへ向かう。

ところが。

付け替えられたコースを登っているとまたぞろ例の薬の副作用が出てきた。

首筋から肩にかけて強張ったような、酷い肩こりのような感じがして、だるくて堪らない。

数十m歩いては立ち止まってため息をつくような有様。

それでも無理に登っていると眩暈もしてくる。

スタートの東山北駅が標高80m、現在地が標高400m。

山頂は標高800m。

今日の曇り空で8/29の時のような熱中症にはならないだろうが、これはとても無理だ。山頂まで行かれないよ。

少しコースを外した、登山者の眼につかない場所で座って休み、持ってきたおにぎりを食べた。

大きなトラブルなく下山したのがちょうど12時すぎ。

昼時のバスの無い時間帯だったので山北駅まで歩き、町営のさくらの湯でさっぱりした。

しかし私の身体はいったいどうしてしまったのだろう?

これは本当に薬の副作用なんだろうか?

投薬治療が終わって薬が抜ければ、また元の様に山を歩けるようになるのだろうか?

不安で仕方ない。弱ったなあ。


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2020/9/22火

連休最終日はそこそこの天気だったが昨日の事もあり、ちょっと山の気分ではない。

でも体は動かしたいので遠出のジョギングと行こう。

北区から隅田川を渡って足立区に入り、荒川の土手を岩淵水門まで行き、新荒川大橋から赤羽まで。

赤羽でビールとちゃんぽんを入れて電車で帰宅。

まるますやは今店内飲食ができなくて、持ち帰りのみのようだ。

ラーメンの福しんと二郎もなくなって新しい店に変わっていた。

しばらく来ないうちに赤羽も変わったなあ。


荒川の土手は広々として気分がいい、ジョギングにはいい場所だよ。

そういや随分昔に新木場の河口からずっと走って、堀切のあたりでくたびれて電車で浅草に帰ったことがあったっけ。

山のコースの様につなげて走る、というのもアリかもしれない。


今日はごく軽く、半分以上ウォーキングだったので薬の副作用は出なかった。

土曜日の高尾山くらいがぎりぎり副作用の出ない運動強度ということか。

もう少し色々調べてみよう。


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2020/9/25金

本日は休み

小雨の降る中ではあるが、再び高尾山へ。

ちょっとした仮説を立ててみた。

仮説というか素人の思い付きだが。


1.頭痛・めまい・首筋から肩にかけてのこわばり、これらは服薬を始めた直後にでたが一週間もすると日常生活の中では気にならなくなった副作用である。

2.山を歩いていて、一定以上の負荷が体にかかるとこれらの症状が出てくる。

3.自分の体の状態、血糖値とか血圧とかが悪いと薬の作用が強くなり、あわせて副作用も強く出るのではないか?

4.運動強度が高くなった状態も副作用を強くする要因になるのではないか?

5.3と4とを足して、一定の閾値を越えると副作用らしき症状が出てくくるのではないか?


要するに同じコースを同じように歩いてみて、その時の私の身体の状況を色々と変えてみれば見えてくるものもあるのではないか、という事だ。

今日は朝に薬の飲んでこなかっただけでなく、朝食事態を抜いてきた。

前日の夕食も18時台に軽めに済ませたきりで、血糖値は下がっているはずだ。

この状態で稲荷山コースを登ってみる。

結果は……よくわからない。

・最初はやや軽快に歩けていた。前回よりも一段ペースをあげて歩いたが異常はなし

・やはり空腹感は出て。稲荷山のあづまやのあった場所でアクエリアスを出して500mlほど飲んだ。その直後に軽い頭痛

・後半は首筋から肩へのこわばりが出て、息もあがってしまいペースが落ちた。

・山頂までのタイムは1:25(前回は1:24)

・下山後温泉に浸かっていると、8/29の時のように視界が白飛びしたようになって頭がくらくらする症状がでた。

・温泉から出てすぐに血圧を測ったところ、上が94とか見たことない低い数値だった。(普段は120台)


当初は薬の作用・副作用ならば、血糖値なり血圧なりが高いときに出るのではないか、と考えたのだが、これは違うかもしれない。

視界の白飛びに関しては以下のような情報があった。

https://www.angfa.jp/karada-aging/practice/lightheadedness/

https://eonet.jp/health/healthcare/health66.html

いずれも身に覚えのある内容だ。

これに関しては血圧降下剤・低血圧が原因とみていいだろう。


現在服用している3種の薬のうち、血糖値とコレステロール値の薬にも私の症状に近い副作用は明記されているが、どうも血圧の薬が原因っぽいのだ。



(9/27 書き足しているうちに長くなってきたので、次の記事に改めます)

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