新型コロナ禍もおかしな局面になった。
心身の健康維持のためのウォーキングは容認されているものの、登山は自粛の方向だ。
多くの山小屋がGWの5/6までの休業を表明している。
病院のリソースが逼迫するなか、登山などのレジャーで何かあって負担をかけるかもしれない事は控えろというわけだ。
これは私の考えだが。
登山そのものは感染拡大には影響しない。山の中はむしろ安全だ。
だが。
山の手前には麓に生活する人々がいて、彼らは感染の広がる都市部から人が流れてくるのを恐れている。
彼らに迷惑はかけたくない。
だが私も山を歩かないと健康、主にメンタル面に影響の出る人間なので。
支障の小さい範囲で歩きたい。
そう考えると、都市部のみで完結して、なるべくバス等を使わずに済む所が望ましい。
というわけで小田急の秦野駅~鶴巻温泉駅で歩ける弘法山に行ってみた。
秦野駅北口を出る。本日は快晴。
万葉の湯の少し北側に登山口がある。
秦野側からの登りは急な山肌だが、道はしっかりとジグザグに作られている。
浅間山に到着
すばらしい。
四月のこの時期でこんなにも空気の澄んだ日があるだろうか?
公園として整備されている場所なので、植えられた花も多い。
車道を横切り、権現山への急階段
新緑をくぐる。
紅葉の時期も素晴らしそうだ。
権現山到着
八角堂のような展望台を登る。
北に大山・塔ノ岳
みぃ~と声がするので下をみると
山猫がいた
箱根から富士まで一望だ。
元来東海道は箱根ではなく足柄峠を通っていたというが。
ここから見ると確かに箱根よりも足柄山の方が楽そうに見える。
ベンチでコーヒーを一杯。
整備された公園ではあるが、きもちのいいところだ。
広い馬場道をとおって弘法山へ。
弘法山
ここも平らで広くて休憩によいが、展望は権現山よりだいぶ劣る。
井戸は閉じられているが、隣のポンプは生きている。
シャガの群生を横に、先へ下っていく。
浅間山~権現山~弘法山は秦野市によって公園として整備されていて、ベンチなどが至る所にあるが。
ここから先は一般的な山道に近く、ベンチなどはなくなる。
尾根道のわきには果樹園などもあり、開放的な里山の雰囲気があじわえる。
善波峠の深い切通し。
ここは矢倉沢往還道と呼ばれた道で。
平塚側を通る東海道に対して、伊勢原秦野を経由して足柄峠へ向かう裏街道だったそうな。
現在はこの山越えを通る車はなく、下のトンネルをR246が走る。
峠の先の鉄塔のしたが開けていたので、ここでお昼にする。
カツオ(刺身&表面を焼く)
↓
味付けジンギスカン
↓
味付け牛ホルモン
↓
赤魚
のコース。締めのごはんを忘れるという失態を犯す。
ごはんの後は椅子にもたれて昼寝。
陽射しが強くて暑かった。
それにしても。ヘリノックスの椅子の脚が柔らかい地面にめり込んでバランスを崩すのは困ったもんだ。
ヘリノックス自身もこの問題は把握しているようで、公式にボール状の脚キャップを打っているのだけど。
これが4つで3500円もする理不尽な値段で。
代わりの何かを探さないと。
吾妻山まで行かず、野仏の道から南にくだる。
山際の畑ののどかな道
カラスビシャク(鳥柄杓)(サトイモ科テンナンショウ属)
写真でしか知らなかったが初めて見た。ちいさいんだ。
駅近くの公園にて。
鶴巻温泉駅なのに、今は休業中で温泉には入れない。
いつかまた温泉にはいれる日もくるだろうか。
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