この所体調が今ひとつ。
今朝も布団から出られず二度寝して、家を出たのが9時前。
こんな日は駅から近くてサクッと登れる山がいい。
そんな訳で今日は横瀬町の二子山。
芦ヶ久保駅からスタートできる。
池袋に向かう山手線の中で西武池袋線の乗り換えを検索すると、特急レッドアロー号をサジェストされる。
普段は特急は芦ヶ久保駅には停まらないはずだが?
ああ、あれか、氷柱。
見たことは無いが、冬の間芦ヶ久保でそういう催しをやっているのは知っている。
ローカルの電車でもたぶん座っていけるだろうが、1時間早くつくなら特急を使ってしまおう。
芦ヶ久保駅
普段はそんなに利用者の多い駅ではないが、今日はたくさんの観光客が下車した。
氷柱の会場がどこかは知らなかったが。
どうもこの先、浅間神社コースの登山口あたりらしい。
そのため浅間神社コースは通行止めになっている。
下山路で使おうと思っていたが、まあ仕方ない。
なるほど、兵の沢(ひょうのさわ)で行っているから”氷の沢”ってか。
駅の裏山を登って、ここで尾根を乗り越す。
この先は兵の沢沿を詰めていくのが通常の兵の沢コースだが。
今日はそちらではなく、
守屋地図の紫実線コース、兵の沢右岸尾根ルートを行ってみる。
(ところで守屋地図には”ミョーノ沢”と読みがながふってあるね)
急な上りだが、踏み跡はしっかりと見えている。
だが徐々に尾根が太くなり、踏み跡が怪しくなる
(地図で紫線がジグザグになっているあたり)
今の時期は落ち葉で踏み跡が見えないのもある。
基本尾根筋から離れないように心がけてもらえば大丈夫。
若干だがテープもあるので、よく探してみてほしい。
ここまで登ると落ち葉もなくなり、再び踏み跡がはっきりする。
ここが砂ざれ&落ち葉の急斜面で滑りやすく気を使う。
テープはあるが、地図でルートがあると知っていなければ降りていくのを躊躇するような所。
大平に登っていく途中で正午のメロディーが麓の防災無線から流れてくる。
随分と遅い時間に出発したもんだ。
ここまで登ると、
芦ヶ久保の山腹の集落が一望でき、その向こうに秩父盆地がみえる。
大平到着。
三叉路ではあるが、特に展望などはなし。
休憩にするならここよりもさっきの展望ポイントのほうがいいな。
岩菅山?という手製標識があった。
大平から西へ下るとすぐに
標識のある、見覚えのある場所に出る。
ここからは通常の兵の沢コースに合流する。
さて、雌岳直下の例のロープ地帯。
ここは相変わらずだ。
確かに急斜面ではあるが、この程度の急斜面は山ならどこでもある。
ヤセ尾根というわけでもないので、もっと左右に大きく、ジグザグに踏み跡をつければ。
ロープなど必要とせず、普通に歩いて上り下りできるはずなのだが。
なまじロープが張ってあるので皆ロープを頼りに直登し、地面はえぐれて雨水に流されて赤土が出て。
そしてますますロープを頼らねば通行できなくなるというわけだ。
今日は地面が良く乾燥しているのでさほどでもないが、地面が湿っているとヌルヌルで本当に酷いんだ、ここ。
急斜面でロープを頼りにすると体も地面に対して垂直に近く維持せねばならないので、ステップが切られることなくただの斜面になってしまうのもある。
(余談だけど積雪量の少ない降雪後の低山の急斜面でも同じで、最初は皆柔らかい雪に対してキックステップで踏み跡をつける。
だが皆が6本爪以上のアイゼンを使い出すとステップがなくとも爪で立てる為、ステップのない急斜面の圧雪に変わる。
こうなるとアイゼン無しや4本爪での歩行は難しくなる。)
浅間神社コースはこちらでも通行止めの案内。
雄岳到着
駅裏の乗越点から2時間20分
のんびり歩いたとはいえ、随分かかったな。
ここは岩場からの南面の展望もよいが、
なんといっても西面、秩父の眺めが素晴らしい。
武甲山・両神山を始めとした秩父周辺の山が一望できる。
秩父盆地の向こう、一段高い斜面の町は?
あれが小鹿野町なのか。
こうしてみると秩父よりも随分高い場所なんだな。
遅いお昼はカレーメシ
飯を食っているとそこそこ人が通りかかる。
この時間に二子山を通過する人は皆、南から来る。
名郷あたりから北に縦走してくるのだろうか。
確かにゴール地点が駅ならば帰りのバス時間を気にしなくてもいいし、
道の駅で食事やシャワーもあるしね。
さて。兵の沢コースで下山後、せっかくなので氷柱というのを見ていこうか。
道の駅から西へ5分程歩くと会場につく。
チケット売り場の前にこんな看板が。
なるほど、氷柱だけでなく横瀬町を観光してもらおうというわけか。
会場から1時間おきに無料バスが出ている。
横瀬の武甲温泉にも行くのか。
今日は温泉の予定ではなかったが、着替えも持っている事だし寄っていこうか。
受付で300円払い、線路の下をくぐると
ほう、これが氷柱
浅間神社コースはなるほど会場内だ。
沢沿いの山肌に散水して人工的に作っている氷だけど。
なるほど、おもしろいね。
あー、芦ヶ久保にもソーラーパネルの魔の手が……
甘酒か紅茶を一杯サービスしてもらえる。
横瀬産の茶葉で作った紅茶だとか。
やぶきた種はあまり紅茶向けではないのだけど、これはさっぱり軽めながら割といける。
お土産に少し買っておいた。
ドラム缶あったけえ。
さて。受付に戻って送迎バスに乗る。
バスというのは武甲温泉の送迎バスだった。
なるほど、横瀬町は観光客の足を提供してもらい、武甲温泉は観光客は自分のとこに誘導できる。
winwinな。
途中小松農園とかいう観光農園に寄り、その後武甲温泉につく。
芦ヶ久保は日当たりの良い南面の山腹で、観光農園が多い。
のんびり露天風呂に浸かり、マッサージチェアや大広間でくつろいだら結構な時間になってしまった。
特急の時間に合わせて温泉を出る。
横瀬駅へ歩く。
街灯も少ないのでヘッドランプがあったほうが良かったな。
いや、歩くのに支障はないけど、車に対して「ここに歩行者が居る」とアピールするのに。
スマホのライトを代わりに使った。
横瀬駅の横の建物、日中は何か食事ができる場所らしいが。
営業時間中にここに来たことが無いので詳細は不明。
「なから」というのは私の故郷(西上州)でも言うね。
特急の座席は余裕で買えた。
休日の西武秩父からの特急は15時台から混みだして買えないことも多いが、
この時間にまでなると空いているのか。
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