0616 立川
0621 立川
0737 奥多摩 1080円
0745 奥多摩駅前 西東京バス 奥14峰谷行
0758 水根 350円
先週行きそびれた六ッ石山へ
水根バス停から六ッ石山まで標高差約900mを登り、石尾根を伝って奥多摩駅前まで歩いて降りる
六ッ石山は広い山頂で展望がいい
お昼を食べて寛ぐにはいい場所だが、ベンチの類は無い
ならば椅子も持っていこう
椅子があるならお茶の一杯も飲みたい
ならばついでにラーメンでも作ろうか
水は1L要るな
それとは別の飲み物は、と台所を見るとアクエリアスの2Lボトルしかない
それらをザックに詰め込むと少しばかり重い
軽い荷物で軽快に歩き回れるのは楽しいが、あまり楽ばかりしていると夏にテント泊装備を背負った時に呻く事になる
今日登るのは900mだし、たまにはトレーニングと思って行こう
水根バス停で下車
奥多摩駅での8分の乗り換え時間でトイレも済ませてきたが、そちらが利用できない場合(ホリデー快速で来て大混雑とか)などは、200m先の次の奥多摩湖バス停で降りてトイレを利用してから戻ってきてもいい
大麦代トンネルの東側入口脇からスタートするが、自販機もあるしまずはコーヒーを一杯、カフェインを摂取する
カフェインの興奮作用が序盤のペースメイクに良いのか、はたまた脂肪燃焼作用が持久力に良いのか、このところのお決まり
ここで身支度
今日は暖かいので最初から脱いでジャージのみになる
スタート地点の標高が約500m
08:10頃出発
ポンプ所の脇を右にそれる
水根沢林道入口をみて右に折れる
車道をジグザグに登った上に集落がある
だが山上集落というやつではない
ここを「奥多摩むかし道」が通っていることから察するに、小河内ダム(奥多摩湖)が出来るより昔から、少し高いこのあたりを昔の青梅街道が通っていたのだろう
集落から小河内ダムを見下ろす
奥多摩湖の南岸に月夜見山、その右後ろに三頭山が見える
集落の中を抜け、裏の畑やお墓の脇を登っていく
写真だと傾斜感が伝わりにくいが、トラロープが垂らしてあることから察して欲しい
杉の樹林帯に入る
石尾根に登る尾根はどこも急登だ
小さな神社
これほどの急斜面でありながら、山の手入れが行き届いているのはさすが奥多摩というべきか
登り始めて1時間ほどで、平らに開けた場所に出る
最初の休憩にいい頃合いの場所だ
そのすぐ先、ミニチュアみたいな小さいお社
これが風ノ神土か
またしても急登を延々と登っていく
正規の登山道として指定されているルートなので、所々標識もある
こういう標識は写真にとっておくと、何か警察消防に通報が必要になった時、場所を特定するもの(ここでは管理番号)を伝えられるのでちょっとした保険になる
必要なかったら後で削除すればいいのだから
ずっと尾根上を登っていく踏み跡が、右に逸れ出す
地図には尾根筋をはずすような記載はないし、落ち葉がやけにふかふか
やや不信に思うがともあれ踏み跡はついているので行ってみる
標識が見えた、こっちであっている
ここがトウノクボか
ここまで全く雪はなかったが、北側斜面にはまだある
遠くから犬の吠え声が聞こえ、民家の犬にしては妙だなと思っていると鹿が5.6頭連なって走ってきて驚く
猟をしているのだな
ここまで地図上のコースタイムで1:40
少し早めのペースで歩いたがコースタイムと同じ
なかなか厳しめの設定だ
ともあれ六ッ石山まであと1:00で250m程を登る
地図の等高線を読む限りでも、この先はなだらかだろう
防火帯の切られた開放的な尾根を登る
だが残雪の融けた水のせいか、少しぬかるんでいる
足を取られないよう気をつけねば
広い尾根道だが落ち葉が厚く積って踏み跡が見えない
なので時々深いところを歩いてしまい、足首まで落ち葉に埋まったり
かと思えば落ち葉の下にまだ雪が残っていたり
ぬかるみや残雪に気をつけて歩くので、歩みは遅め
正面に左右に広がる山並みが近づいてきた
あれが石尾根か
では正面のが六ッ石山だな
山並みは右手に行くと下り……
少しまた登ったあれが三ノ木戸(さぬきど)山だな
特に登りらしい登りも無く、いつの間にか山頂についてちょっと拍子抜け
ペースが出なかった割に、地図上のコースタイムが1:00の所、40分で着いた
地図のコースタイムにはつくりてのクセ、というか、この場合見栄か?があり、そのへんも含んで読み解く必要がある
一般傾向として山慣れたタフな人ほど急登でもなだらかでも速度が変わらないので……
ここ最近に東京都が設置している山頂標識はやけに立派だ
天然かどうかはわからんが、御影石を使っている
南東側をみれば榧ノ木尾根の向こうに大菩薩があり、その先に南アルプスまで見える
これは素晴らしい
富士山方向はちょうど木が邪魔して見えにくいのが残念
やや年季のはいった地図看板
椅子をだして水を沸かす
ラーメンを食べ、カフェオレを作る
暖かくなってきたし、山頂でのんびりするのも悪くはないな
北からやってきた人が、水根までのルートの雪の状況を訪ねてきたので
「雪は全くないが、トオノクボまではぬかるんで滑るので気をつけて」と伝えた
撤収して北へ向かう
そうか、南面の雪の状況を聞かれたということは、
北側は雪があったということか
所々新雪のようにもみえるのは、数日前の雨がこっちでは雪だったか
凍結ってほどでもないのでアイゼンはつけずに気をつけて歩く
石尾根縦走路に合流、一路東へ
んんん~?
東面の開けた道だから雪は無いと思ったのに
こないだ雲取に登った時のブナ坂よりも雪があるぞ
しかも結構硬い
圧雪から凍結気味に変わってきて
こりゃダメだと判断、4本爪軽アイゼンを出す
バランス補助にストックも出す
結構固くしまっていて、アイゼンの爪がガリガリと刺さる感触が心地よい
狩倉山(不老山)に登るつもりだったが
足元に注意を奪われて南面を通過してしまったようだ
陽当りのいい降り坂になり、もういいだろうとアイゼンをはずす
北西側からみても、大岳山は特徴的ですぐ分かるな
道は三ノ木戸山の北側を巻くが、登ってみる
三ノ木戸山は東西に長いコブのような場所で、どこが山頂なんだかはっきりしない
南面の展望がある開けた山なので、休憩には良い
農大、の文字の標識
たしかこの近く、東北側に農大の演習林があったはずだ
屋根だけの何かとハシゴ
山頂をずっと東へ進んでいくと、赤テープと北側に降るよう指示する案内が
結構前だが、奥多摩駅からここまで登ってきたことがある
氷川キャンプ場に新しく買ったテントを張り、まだお昼だったので近くの山でも登ってこようと石尾根を歩いてきたがここでタイムオーバーになったのだったか
と、ここでもようしてしまい、人の来ない場所まで分け入ってキジ撃ちを
地図上のコースタイムで駅まで2:10もある
とても持たない
さて、12:50頃
「コースタイム通りなら15時には駅に着くかな」と考えたと記憶している
北面を降りようとすると薄く雪が見えている
新雪なら別にいいかな、とアイゼンをつけずに降りだしたものの、足を乗せると予想に反して雪が硬い
これは新雪ではない、もっと前からの圧雪が残っているようだ
ならばアイゼンがないと滑るだろう、アイゼンを付けようと一歩右へ、雪のない場所へ移動した瞬間、視界が左へ回る
「滑った」と判断するのが精一杯で受け身を取る間もなく体の右側面が地面に叩きつけられる
いってぇ!
呻きながら立ち上がり、体の右側を調べる
すね、泥がついただけ
ひざ、無傷
腿上部&腰、打ち付けたもののさすっていると痛みが引いていく、ここは問題ない
肘だ、右肘を強めに打ち付けた
皮膚は切れてない、骨折もない、打撲だけだ
右手の動きにも支障はない
ただ肘が直角以上に曲がらない
杖を突こうにも力が込められない
これは数日は安静かな
滑った地面を見ると、雪がないと思ったのは表面だけで
落ち葉の下につるつるの凍結が隠れていた
いや、これは不注意だったな
転倒が滑落につながるような危険な場所だったら迷わずアイゼンをつけただろうが……
北面を降り、石尾根縦走路に合流
まだ少し凍結がある
このあたりは道が深くえぐれている
そうだ、以前来た時はここがひどくぬかるんでいて難儀したのだったな
陽当りの良い広葉樹帯になり、流石にもういいだろうとアイゼンをはずす
左手に川苔山
ここでいう三ノ木戸とは地名(字)であって、三ノ木戸山のことではない
左に進むと三ノ木戸山は経由せず、三ノ木戸山の西側で石尾根縦走路と合流する
まあそれでも六ッ石山を経て雲取方面に向かうのの支障はないが
やはり誤解を招くのだろう、以前はなかったラミネートの補足がぶら下がっていた
林道に出る
とはいえ、ここから駅まではもう少しかかる
車道は大回りなので、再び山道に入る
羽黒神社の脇を通って再び車道に出る
ロウバイのいい香りが風に乗ってくる
あの愛宕山も大概なとんがり具合
木に覆われて見えないが、山頂に愛宕神社がある
そこへ登る階段がまた、笑っちゃうような急階段で
東側の登計地区を迂回して鋸尾根に取り付くことも可能
14:30頃に駅前を通過
流石に今日は温泉につかりたい、もえぎの湯へ向かう
氷川キャンプ場にはいくつかテントが見える
温泉で体を癒やしてから一杯
右肘は赤く変色していたが、思ったよりひどくはなさそうで一安心
数日すれば治るだろう
今は肘が直角以上に曲がらないだけだ……
と思っていたが
箸を口に運ぶのに、ちょっと難があるな
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