2018年1月8日月曜日

2018/1/7日 熊倉山

2018/1/7日 熊倉山

0705 池袋 西武線快速急行三峰口行
0915 白久 1220円

※西武池袋線から秩父鉄道への直通列車は土休日のみ運行
※池袋駅停車時の後側(北側)が三峰口行、前側(南側)が長瀞行、横瀬駅で切り離す
※秩父鉄道はSUICAは使えない、連絡切符を買っておくこと


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3日に大山に登った帰り、池袋のモンベルで新しいザックを買った
アコンカグアのザックが古くなり傷んでしまったのもあり
また山行のスタイルが代わり、45Lのザックが中途半端になったのもある
テント泊には小さく、日帰りには大きい
35Lくらいのザックが欲しかった

このゼロポイントはモンベルのザックとしてはセカンドブランド的な扱いで、
通常のザックの2/3くらいの値段で買える
生地が薄く機能も絞ってある
中は1気室でレインカバーもついてない
だがその分軽い
30Lのと40Lのとがあり、迷ったが40Lの方を買った
今日が初使用になる
背面の中のフレームを背中の形に合わせて曲げられるが、調整せずとも背負っていればそのうち背中の形に馴染んでくるだろう


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熊倉山とは秩父の南西にあり、秩父鉄道の武州日野駅か白久駅から歩ける
駅の標高が300m程度に対し、山頂は1426mあり、標高差でいえば結構あるほうだ
なによりこの山は非常に遭難の多い山として知られる
両神山や二子山のような滑落による怪我・死亡ではなく、道迷い遭難が多い
随分昔に幾つかの山行記録を見た時の記憶をたどるに、
「地図を持っていても、地図と現地の道が食い違っていて迷う」
というケースがあった



地形図と”山と高原地図”を見比べるだけでも、随分と食い違いがあるのが分かる
紙の”山と高原地図”の付属の冊子によると、昭和42年の埼玉国体の時に初めて登山道が開かれた山で、それまでは山林業者や猟師しか立ち入らない山だったようだ

駅から歩ける便利さに反し、標高差と厳しさからちょっと手が出しにくい山だったが
先日の大山が楽だったので今日は少し厳し目の山に行ってみたくなり、ここを選んだ
小冊子で紹介している通り、白久駅から林道コースを登り、日野コースで武州日野駅に降りる


直通電車を使ったので、乗り換え無しで池袋から寝ていれば白久駅まで着く
ただ7:05発の電車で遠くまで来た事に違いはない
トイレを済ませて改札から出れば9:19、出発の時間としては少し遅めだ
例によって温かいコーヒーを自販機で買って飲む
私の他に50歳くらいの夫婦の登山者が降りた


2回ほど登った秩父御岳山と残月
8合目あたりを走る林道が、下から見上げているのにあんなにはっきり見えるのか


右にそれれば札所30番、法雲寺


温泉の谷津川館
車もいくらか停まっていて、営業はしているようだ

谷津川館より先には民家はなく、別荘だか企業の研修所のような建物が点在していた


分岐点に着く


ここから林道コースを行く予定だったのだが


この通り、通行禁止になっている
後ろから追いついてきた例の夫婦は城山コースを行くという
私はどうしようかな


分岐点のすぐ先、道が直角に曲がる所
例の夫婦は道を曲がって城山方面へ進んでいく
だが正面に車両の通る広い道がある
山と高原地図にはルートがないが


地形図にはルートがある
城山方向への車道は随分とクネクネと遠回りだが、こちらのルートはシンプルに尾根筋を登っていくようだ
こちらに行ってみよう


ここで身支度


だが困った
車両の跡がなくなるとその先には山道すらなく、全く踏み跡が無い


GPSを頼りに、ルート(?)上を大きく外れないよう歩く


歩けないことはないが、踏み跡がなく神経と体力を余計に使う
上までずっとこんなだったら標高差1100mを登れないぞ、と早くも黄色信号が点灯する

上の方に白いガードレールが見える
地図にはないが林道が通っているのか
ならばひとまずそこまでは行ってみよう


石が多く歩きにくい沢筋を避けて、右手の尾根に取り付いて歩く
微かに、林業者だかが歩いたような跡がある
ルートを外れるが、この期に及んで知ったことではない


林道は舗装こそされていないが平で
縁がコンクリートで固められ、ガードレールもある、そこそこしっかりした造りだ


およそ560m地点を水平に走っている


少し東へ移動する


このあたりが地形図のルート上の場所だが……


うーん、やっぱり踏み跡は無い
行こうと思えば行けないこともないが、これをずっと上の方までとなると体力的にダメだ


下を見れば、そもそもルート上をあがってこれない高い段差になっている
昔はルートがあったのかもしれないが、林道が開通した時点でルートが分断され、
その後歩く人も居なくなり、踏み跡が消滅したのではないかと思う


このルートは諦めて、林道を東に向かう
林道が続いていれば、城山コースと交錯するはずだ


城山コースに合流
この100m程手前で、右手の尾根の上を行く例の夫婦と再会し、2、3言挨拶する
危なっかしい人と思われただろうか


標識も


踏み跡もしっかりある


ただ650m~730mあたりの急斜面は
ジグザグに踏み跡がついてはいるものの、踏み跡が細くて平らではない
気をつけないと下の方へ滑落しかねない


No.9の標識
ここかな?と地形図をみると


そうだ、ここが諦めたルート(?)と城山コースとの合流点だ


コース(?)の方を見ると、なだらかな傾斜地で歩ける事は歩けるが
やはり踏み跡は全く無い


No.8の標識の所が


地図上の996地点
ただここはピークでも何でもない坂の途中
なぜ地点表記がされているのか謎


996地点からしばらくはなだらか


No.7の標識
階段状に寝かせた丸太があり、腰をおろすのにいい
そういえばここまで休憩なしだったな、少し休もう


せんべいを何枚かかじり、大山で飲まなかった缶コーヒーを飲む
魔法瓶に温かいものを入れてきても良かったなあ


徐々に尾根が細くなる


少ピークを過ぎるとようやく熊倉山の山頂が見えてきた
だが先に進む前に
軍手では指が冷たくてかじかんできた
防寒の手袋に代える


細い尾根上なので


登り降りが結構あり、しかも急だ


この場所、


左手の急斜面にトラロープが張られ、行き止まりだと警告している
だがこのNo.3の標識の、ぶった切られた形跡をみるに、以前はコースがあったのだろう


木の切り口が新しく、切り屑が飛び散ったまま残っている
最近に伐採したようだ


山頂の手前
写真だと傾斜感が伝わらないものだが
「ここを登るのかぁ」
とため息が出るような傾斜

ルートはもちろん直登ではなく程度にジグザグしているが、
それでも立って歩くのは困難で、木の根を掴んで這うようにして登っていく

ここに限らず城山コース、登るのはいいが下りでは嫌だなあと感じる所が多い


ここまで無かった白い標識
そこが日野コースとの分岐点


ようやく、山頂に到着


振り返ればNo.1の標識と、林道コースは廃道ですとの警告


ともあれ山頂到着、ちと疲れた
到着が13:10
駅を出発したのが9:20だったので……
地図上のコースタイムが2時間55分(最初から素直に城山コースに行った場合)に対し、3時間50分かかった事になる

でも単純標高差が1100mあり、下りと登り返しがいくらかあって累積では1200mくらいになり、しかも道がやや険しいのだもの、このくらいはかかるよなあ

塔ノ岳の大倉尾根(標高差1200m、CT3:30、道は安全)よりも厳しかった


今日初めて使用してみた防寒テムレス
某所で割りと評判が良かったので買っておいたが使用する機会がなかなか無かった
ビニール手袋にフェルトの内張りがついたように見えるが、実はビニールではなく防水透湿素材なのだ
もちろんゴアテックスやエントラントほどの透湿性能はないが、手なのでそこまでのスペックは必要ない、確かに蒸れなかった
本来は冬に屋外での濡れる作業(雪かきとか)用の実用品だが、軽めの低い冬山ならば充分対応出来る
しかも1000円ちょっとで安価
ただ耐久性はそこまで高くはなさそうだ


山頂を少し南へ行くとこんな警告が
この先3時間程で都県境・長沢背稜の酉谷山へ着く
道迷い遭難も多く、通行自粛を訴えている
ただずっと尾根上を行くのに「道迷い遭難」というのがいまいちピンとこない

酉谷山に行くのが目的なら、こちら秩父側からでなく、東京の日原から登った方が早い
ここを行くようなガチ登山者が、支尾根に入り込むうっかりさんとは思えないが


熊倉山の山頂は木に覆われていて展望はない
それでも多少は木々の合間からの眺めはある
これは秩父市街方面


三峯神社から雲取への続く稜線
その後ろは奥秩父の秘境たる和名倉山


中津川のさらに西、埼玉と長野との県境の稜線の向こうに、わずかに白い峰がのぞく
八ヶ岳だろう
しかし1月なのに八ヶ岳が白と黒と混じっているとは
今年は雪が少ない



日野コースで下山する
こちらは打って変わってなだらかな道


だがあまりにも水平方向に長く歩かされるので地形図を確認し、一瞬ぎょっとさせられるが
山と高原地図ではここがルート上なのだ


沢水が山道上に流れ、凍結している
もちろん避けて通る


この辺が笹平


少し下に水場もあるし、確かに露営地向けではある


北側の沢沿いなので雪が多少ある
一応4本爪の軽アイゼンも持ってきているが、使うほどの所はなかった


標識にわざわざ水場と書いてある


冬だというのに枯れておらず、ジョボジョボと音を立てて水が湧き出ている


傾斜70℃、高さ1.5m程度の岩
ロープがたらしてあるが、つかむほどの岩でもない
というか、ロープよりも看板吊るしている鎖のほうが頑丈そうだね


橋が崩れているので沢を渡渉する


凍っている


奇妙な形に凍るものだ


右岸から中洲へ

こんな風に何度も渡渉する


左手に林道の終点が見えた
ここが一の橋か
橋はだいぶボロボロで怪しかったが
片足を乗せて慎重に体重をかけてみると、意外にもびくともしない
見た目よりかはしっかりしているのかと思い、慎重に渡る


渡ってから振り返って気付いたが
これは木が沢水を吸って、凍結しているから、しならずに頑丈そうに見えただけかもしれない
やはり渡るべきではなかったな


さて、もう少し沢沿いに下れば登山口に出る
だがこの先は一層谷が険しく、水量も増える
そんな場所にかかる橋がこんな風にボロボロで、渡渉出来る場所も無かったらと考えると……


安全の為、林道を使う事にしよう
600mほど遠回りになるが、たいした手間でもない


林道途中からみた秩父


しばらくは安全で退屈な林道歩き


舗装された道にでる
ここが


左に行けば城山コースに出る
右を行けば下山できる


少し降ると未舗装の分岐があり
この先100m程で本来の登山口がある
標識によればここを行っても駅に出るようなことが書いてあるが、地図上では道がつながっていない
たぶん山翠荘の敷地内でも通るのだろう
そちらは遠慮しておく


建物が数件並び、電柱がここまで来ている
建物は古びた別荘の様な感じで、人が住む民家ではない


ようやく、芦川だか寺沢だかの集落に出る


後は駅まで歩くだけだ、と思いきや
道が分からなくなり、一度は切ったGPSを再度いれる

武州日野駅の南側に弟富士山という山、というか丘陵が広がり、
寺沢の集落から西の山越えか、芦川の集落から東を迂回する必要がある
どうも現在の山越えの車道ではない、古い道に入ってしまったようだ


その道のトンネルは通行禁止になっている
左手に、弟富士山経由で駅に行けるような標識があるが
今更登りたくはないなあ


通行禁止のトンネルは素掘りだ
確かに西側に新しい車道ができているのならば、行政としては素掘りトンネルは通行禁止にするよな

ただ今すぐ落盤が発生するようにもみえず、距離もごく短いのでサッと通行させてもらう



荒川花ハス園を右に折れる


あともう10分もせずに駅に着くので、電車の時間を調べてみると
ちょうど17分後に西武線直通の池袋行がある
ラッキーだが、ということは秩父駅での温泉はなしだな


武州日野駅と西から見た武甲山
武州日野駅という駅名は、東京の中央線の日野駅との区別のためだろうか?
でも東京の日野だって武州だよなあ?

飯能で快速急行に乗り換えれば早いが、面倒なので乗り換えずに池袋まで座っていった

熊倉山、手強い山だった
林道コースが廃道で、私が行こうと思ったコースも踏み跡消滅している
バリエーションの聖尾根は論外として、酉谷山からのコースも除外するとなると……
現在では城山コースか日野コースの2つしか無いことになる
上り下りで別ルートを取るならば、日野コースを下りに取ったほうが良いだろう
ある程度自信がないならば、逆はおすすめしかねる


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