2016年8月19日金曜日

【覚書】低山のバス便について

夏山のシーズン、と言っても毎度毎度アルプスや八ヶ岳に行ける訳でもなし。
一日だけ開いた時、一日だけ天気のいい時、日帰りで低山に登りたい時もある。
無論、標高の低い山など真夏に登るものではない。
暑い、虫に食われる、藪が濃くて道に迷う、など。
昭文社の山と高原地図の『高尾・陣馬』にも
「この山域の登山適期は晩秋から冬」
などと書かれている。
低山とは新緑の時期(GW)と紅葉の時期がハイシーズンなのだ。

そうは言っても夏にまったく登る人が居ないわけでもない。
むしろ多い。
逆に一部の人気ルートでもなければ、真冬には人がほぼ居なくなるのが通例だ。
だが夏に登ろうとすると意外な障害にぶつかることがある。
それが登山口までのバスの運行。

言うまでもなく、アルプスなどの高い山へのバス運行は、夏季のみか夏季中心の季節運行になっている。
それは分かる。
では低山へのバスの季節運行がどうなっているかというと、
「夏季は運行していない」「GWと紅葉の時期のみ運行」
という路線が時々あるのだ。

「明日どこへ行こうか」と調べていて、これにぶつかると面食らってしまう。
が、行ける時期が限られる以上、記録に残しておかないと行けるタイミングをのがしてしまう。
よって気がついたものをここに記しておこうと思う

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◆今倉山・二十六夜山
0810都留市駅 ~ 0840道坂隧道
4~11月の土休日運行、ただし8月は運行なし
富士急山梨バス

都留市の東、富士山の展望の山
都留市と道志村を繋ぐバスの市境の道坂峠から登る
だが、通年運行しているのは昼の便のみで登山には使えない
朝の便は上記の通り、8月を除いた季節運行、しかも土休日のみと厳しい
帰りは「芭蕉月待ちの湯」に降りて、都留市市内循環バスがあるのでこちらは問題ない



◆松姫峠
0830上野原駅 ~ 0950小菅の湯 ~ 1015松姫峠
1315松姫峠 ~ 1340小菅の湯 1525小菅の湯~1645上野原駅
4~7月、9月~12/15の土休日運行
富士急山梨バス

奥多摩三山の一つで、最も西に位置する三頭山は東京と山梨の境にある
また大菩薩から東に伸びる長い牛の寝通りという尾根がある
三頭山と牛の寝通りとの鞍部が鶴峠であり、そこよりも西の高い峠が松姫峠である
北が小菅村、南が上野原市になる
どこかの山に登るのに必須の登山口というわけではない
が、うまく計画に組み込めるなら、標高を稼げる



◆天城・八丁池口
1525八丁池口 ~ 1638修善寺駅
6月~10月の土休日と11/1~11/30の運行
1620八丁池口 ~ 1733修善寺駅
4月~5月の土休日とGWの運行
南伊豆東海バス

天城連峰を東西に縦走する場合、地図のコースタイムを単純に合計すると実に6時間50分になる
山中に山小屋や幕営指定地は無い
よって一日で縦走しないといけないのだが、そうなるとバスの時間が気になる
伊東側は、伊東駅~天城高原ゴルフ場のバスが通年運行
中伊豆側は、修善寺~河津の下田街道を走るバスが通年運行

朝一で伊東側からくれば8:50に天城高原ゴルフ場(登山口)に着き、
中伊豆側は水生地下という天城峠北側のバス停がゴールになるが、
 修善寺行き 17:50 最終
 河津行き 16:57 最終
単純に見れば9時間あるが、余裕があるかは微妙だ

そこで、コース中程の八丁池の近くまで入ってくる季節運行のバスを利用したい
が、16:20のバスは4月5月のみになる

・・・・・・
正直、山中で闇テント泊しないと厳しいかな?
調べるとそれなりに山中泊している人も居るみたいだし



◆乾徳山登山口・西沢渓谷入口
4/23~9/30の土日祝日と
4/29~5/8、7/16~8/15、10/1~11/23の運行
塩山駅から
山梨交通

山梨市営バスもあり、山梨市駅から西沢渓谷入口へのバスは通年運行している
乾徳山も、日帰りだとバスの時間が厳しい
廃業した高原ヒュッテで一泊すればだいぶ楽になる

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