0546 新宿
0635 本厚木
0655 本厚木駅5番のりば「厚20」宮ヶ瀬行
0735 土山峠バス停
土山峠バス停~仏果山~高取山~宮ヶ瀬ダム~半原バス停
半原バス停から本厚木駅行きのバスは毎時20分・50分、18: 50最終
仏果山747m
丹沢山塊の東の端っこ、宮ケ瀬湖の南にある山
つまり相模原のほうから西を見れば、丹沢の一番手前の山ともいえる
高尾山がそうであるように、平野部に接した山塊のへりの山は信仰の山である
この山中にお寺こそないが、かつては修験者などが大山とセットで練り歩いた山だという
かなり以前から「そのうち行こう」と思っていた山の一つ
本日の降水確率は0%、梅雨の晴れ間の好天
脚がなまっていることだし、脚慣らしに行ってくる
家を早めに出たら、新宿からの小田急が一本早い急行に乗れてしまった
宮ケ瀬行きの始発バスまで30分も時間があるため、本厚木駅のカフェで朝食をとる
タリーズのホットドッグはなかなかうまい
以前はこういう時間調整はもっぱら地元の駅前のマクドナルドだったのだが、以前の閉店ラッシュの時になくなってしまった
早朝のマックで時間を潰していると「これから旅に出る」という感じがして好きだったのだが
無くなって初めてそんなことを思う
土山峠バス停
以前より不思議に思っていた地名
地図を見れば分かるように、宮ケ瀬湖の南端の湖畔である
湖畔なのに「峠」とは一体
だが実際来てみれば一見に如かず
清川村の中心部が標高140mなのに対し、そこからバスがグイグイ登る
このバス停が標高290m程度
ダムに沈む前、昔はここから北に下ったのだろう
土山峠バス停から50m程戻ると登山口がある
ちゃんと標識もあるが、なぜか国土地理院の地形図では登山道の表記がない
ここで身支度
本日は好天ではあるがジャージの長ズボンで来た
そして裾を靴下の中に入れる
夏の丹沢はヒルが出る
仏果山が特段多いとは聞かないが、用心
出だしから急
今回は脚ならしなので、心拍数が上がらないようゆっくりペースを作る
丹沢は作業用道が多い
ふたつ目のベンチで小休止
小休止した後ザックを背負うと、シャツの胸元にゴミだが虫だがが見え、反射的にはたき落とす
何かと見れば早速ヒルのおでまし
もちろん殺す、慈悲はない
丹沢は年々ヒルの生息域が拡大して麓の集落でも問題になっている
そのため見つけたら殺すのがローカルルールである
特に人の血を吸ったヒルは栄養をつけて卵を産むので
経ヶ岳・半原越からの縦走路と合流
ここのベンチで改めてチェックすると両方の足首に一匹づつヒルがついて既に血を吸われている
もちろん殺す
(これ以降はヒルには出くわさなくなる。宮ヶ瀬湖の周りが多くて尾根に上がれば安全なのか?)
地図上では名もないピーク
東側の麓、地元愛川町の山岳会が作った山名標識
「この先道狭し」の看板
仏果山の南側は崩落ぎみの痩せ尾根だという
ふと左手(西側)がひらける
所どころ補助ロープや鎖が張ってある
けど掴む程でもない
というか低すぎてつかみにくい
地図でみて不思議に思っていていた円形の広場
土砂を取っているのか
地図には危険マークがあるが、特段危険ではなかった
高取山への標識がでて「あれ?」と思うと
ここが仏果山の山頂だった
知らぬうちに着いている山頂というのもなんだかな
地図上のコースタイムで1:55のところ、休憩込の実時間で2:35
私としてはまずまず
仏果山の山頂は木が生い茂って展望は悪い
その代わりかどうか知らないが、奇妙なほど立派な展望台がある
民家で言えば3~4階相当の高さで、登っているとちょっと怖い
北西側
次の高取山と宮ケ瀬湖
奥多摩の方は霞んで判然としない
南西側
左が大山で、中央やや右が塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳
雲が湧いてなければ向こうに富士山も見えるはずだが
夏は本当の早朝でもなければ見ることは出来ないだろう
南東側
麓の愛川町、その向こうが厚木
指がかかってしまった
展望台を降りてお昼にする
お昼と言うには早すぎるが
仏果山から降りて高取山に向かう
ふと視界に入った道脇のベンチ、強烈な違和感
登山道補修の階段も
これ、街なかの公園などで見かけるコンクリートで作られたフェイク木材じゃないか
街なかならわかるけど、山中でフェイク木材とは
まあ本当の木材は数年で傷んでしまうので分からないでもないけど
(丹沢は非常にアクセスがよく、冬でも登山者が多い。だが雪はさほど厚くは積もらないので、登山者のアイゼンで木の階段が傷むのが早いのだ。)
宮ヶ瀬越
お、猿だ
おい
おいおい
声を出しているのに、まったく頓着せずに脇をすれ違っていった
人間に慣れすぎ
高取山山頂
仏果山のと同型の展望台がこちらにも設置されている
すぐ近くの山なのに
高取山は東面の木が伐採されていて展望がいい
送電鉄塔
いつもの
鉄塔の北側が地図に「好展望」と書かれていた場所
下に宮ヶ瀬湖が見える
ここからは宮ヶ瀬ダムまで急降下になる
上記の写真の直後
少し湿った赤土のでた斜面で滑ってしまった
スボンの左足が泥で汚れてしまう
滑って転んだのなんて何年ぶりだろう
今日は温泉に入るつもりもなく、着替えはTシャツ一枚しかない
参ったなあ
途中に沢でもあれば脱いでじゃぶじゃぶ洗うところだけど、この先ダムまで尾根通し
宮ヶ瀬ダムへ結構な急斜面を下る
例のフェイク木材で階段はつけてあるものの、場所によっては土が流失気味で、後何年かしたら通れなくなるようなところも
宮ヶ瀬ダムに下山完了
ダム上の資料館的な施設に多目的トイレがあったので、ズボンを洗わせてもらった
ジャージだし、天気もいいし、着てればそのうち乾くでしょ
ダム上からインクラインという小型のロープウェーでダム下に降りる
元はダムの建築資材を運び上げるためのものだという
だが現在は観光客をはこぶ
土曜日ということもあって賑わってます
でっかいダムです
半原まで2km弱を歩く
ユーシン渓谷に及ばないが、きれいな碧色をしている
ダム敷地内の道端のあじさい
半原
天気のいい土曜日の昼下がりとあって、川遊びする子どもたちや釣り人がたくさん
半原バスセンターから厚木へのバスは30分間隔なのでさほど気にする必要はないのだが、
ちょうど13:50のバスの発車時刻に到着しそうな塩梅なので少し早足になる
橋をわたると左手に半原バスセンター
ここがちょうど神奈川中央交通の厚木営業所エリアと津久井営業所エリアとの接続点であるため、
広めのバス停留所になっている
本厚木駅でソバを食って帰る
厚木といえばホルモン焼きだけど、店が開店するまでにはだいぶ待たねばならないので
関東が渇水で、矢木沢ダムなどは貯水量10%などと聞いていたが
宮ヶ瀬湖は100%
神奈川県は万全であった
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