2015年12月5日土曜日

2015/12/05土 景信山

12月の4日・5日と共に関東の降水確率0%
素晴らしい冬晴れの予報の日にちょうど休みだったわけです
4日はこまごました用事があったので家に居たが、5日はフリー
これはもう山に繰り出すしかない

……はずだったのだが
朝起きると8時過ぎ
あるぇー?
寝る前は奥多摩の川乗山か御坂の三ツ峠あたりを考えていたのだが
一日フルに使った日帰り登山に行くにはあまりに遅すぎる時間
こんな時は駅から近い山に気軽な半日ハイクに限る

そうと決まれば
小さいザックに帽子・手袋・タオル・衛生用品袋・防寒着を放り込み、財布・スマホを持って家を出る
駅前のコンビニでおにぎり2つとポカリの900mlを1本買って、とりあえず山手線にとび乗る
さて、どこに行こうか?

陣馬山を考えていたのだが、高尾駅への列車の到着と高尾駅北口発陣馬高原下行きのバス発車が同時
バスは1時間に1本なのでこれは無理
中央線を藤野まで行って、藤野側から登ろうか?
いや、これもバスの時間があわない
高尾駅北口から小仏行きのバスが10分程度の待ちで出るな
小仏バス停から景信に登って、お昼食べてからその先は考えるとしよう

つまりこれは
わざわざブログに書くほどのものではない、ごくごく近場のちょっとした山歩き
いつもの私ならば写真など取らない
それでもこうしてブログを始めたのだし、枯れ木も山のなんとやらで記事の足しにしようというわけ
冬の間はこうした近場のちょっとした山が多くなるのも確かだしね



11:15頃、小仏バス停
旧甲州街道を小仏峠方面へ出発
右手の高い道が中央道



 もう無いかと思った紅葉だが、麓には多少残っている


 小仏から景信山に登るには、南東尾根が見晴らしが良いが、そちらはもう3回か4回は登ったと思うので
今回はまだ歩いたことのないヤゴ沢ルートで登る

舗装路の終点、登山道の入り口
正面に進めば小仏峠に上がる
ここを右に折れる


最初は車両が通れる位の広い道だが


すぐに細くなって山道になる




 沢の頭
沢沿いの山道の常として、最初の沢沿いは平坦だが、その後の尾根に上がるまでの道が急登になる



ここで朝起きてから何も食べてなく・水も飲んでいない事に気づいて休憩
おにぎり一つ食べてポカリを飲む


結構な急斜面ではあるが、このようにきれいにジグザグに踏まれていて歩きやすい



 黙々と登っていると、上のほうが開けてきて


見覚えのある場所に出る


 高尾~陣馬の縦走路の、景信山の山頂手前だ
右が登ってきた道


 ほんの一息で景信山山頂
まあ賑やかなこと
12:30到着
私にしては随分早かった


 南面
左側の尖ったのが大山で、右側の尖ったのが大室山
丹沢山塊が一望


南東面
右の電波塔があるのが小仏城山で、左側が高尾山


 東面
都心方向
流石に昼になるともう、ガスってしまうか


北面
右側の平野部が五日市・あきる野・青梅
左側が奥多摩の山々のはじまり
一番奥の稜線が、東京・青梅市と埼玉・飯能市を隔てる長沢背稜の東端か


 都心をズームで
今日もカメラではなくスマホ(sony Experia Z3)なので望遠性能は無理
でもスナップ写真に関しては癖がなく、手ブレ防止も強力
ただ接写のフォーカスが合いにくい


 数えきれないくらい通過している山だけど、山頂標識をちゃんと見たのは始めてかも


 西側は木が生い茂っていて展望は無いのだけれど、ごく一部だけ木が伐採されている
それはもちろん


富士山が見えるように
南東面にだけ雲がまとわりついていた


茶屋でなめこうどんを注文。500円
何度もきた山だけど、茶屋が営業しているのに出くわしたのは始めてだよ
ハイシーズンの週末に来たことは無かったからかなあ

まろやかなダシに薄い味噌仕立て
なめことネギが入って、ゆずがきかせてある
素朴ではあるが野暮ったくはない
いや、なかなか旨い
空腹は最高のスパイスだしね

風はほぼ無く、南天からの陽射しは暖かい
私の好きなシチュエーション
ベンチに横になってしばし、まどろむ


茶屋のまえの紅葉
枯れ始めてくすんだ色だが、これはこれで


 さて
ここ景信山からだと高尾山と陣馬山がほぼ等距離だがどちらに行こうか
陣馬山は山頂から降りるのが藤野にしろ・陣馬高原下にしろ、駅までバスに乗らないといけない
藤野は温泉があるが、今日は特に入るつもりはない
だから帰りの便がいい高尾山へ行くとしよう



 落葉近い黄葉も味がある


景信~小仏峠の途中から都心方向を見ると、
ちょうど小仏トンネルから出てくる中央道と、高尾山の下を貫通する圏央道が見える




 小仏城山到着
山頂に住み着いているネコどもの姿は見えず
寒いから小屋の中に引っ込んでいるのかな


ベンチに座って都心方向を眺めながらぼーっとする
でも14時半頃になると陽が傾いて風が冷たい
そこそこにして高尾山へ向かう


一丁平の手前に野生の柿の木があるのは知らなかった
果実が小さくておいしくはなさそう


 一丁平の展望台から富士山を見る


丹沢の山並みの手前の稜線が石老山
先々週だかに皇太子殿下が登られたとか
私も2回ほど登ったが、渋いチョイスだと思う



 ヤブムラサキ(クマツヅラ科ムラサキシキブ属)


 鮮やかな色のもあった


 ツルシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属)
小さな赤い実の植物は数多くあるのでいまいち自信がないが、多分これ
植物の名は図鑑で調べるよりも、その山域を管理しているビジターセンターなり公園管理事務所のHPを見たほうが早いと最近気づいた


 高尾山山頂への最後の階段を登る
高尾~陣馬の縦走路は人が多いといっても一応皆ハイカーではある
だがここを登りきると別世界、観光地である



高尾山山頂南側の展望台
冬至の頃にはここから富士山の火口に陽が沈む「ダイヤモンド富士」が見られるため、
プロからアマチュアまで、カメラの三脚が林立する
今はまだ火口のちょっと左側に沈むのだが、それでも皆熱心に眺めている
いい光景だ

稲荷山コース~6号路でさっと下山
山頂の人混みに反して人は少なく小走りで行けた
皆、1号路かな


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