計画を立てている山はいくつかあるのだけど、
休みの日と天気予報がどうにも噛み合わない。
今回も土曜日は雨、日曜日の関東ならばなんとか、という所。
パン類は豊富。
これは……
翻訳としてあってるんですかね??
富士山に向かうと思しき人たちも多かった。
ところで、御殿場駅で降りる人の多さにちょっと驚いた。
御殿場で降りて富士山行のバスに乗り換える外人さんとかね。
新宿から御殿場に向かうのに、鉄道ではなく高速バスというのはちょっと出ない発想だけど。
確かに乗換案内アプリだとこれが第一候補に出てくる。
小田急+JRより500円ほど高くはなるが、乗り換えなしで座れるしな。
乙女峠。
乙女峠バス停で下車。
以前はトイレがあったのだけど、ここの茶屋がオサレげな店に変わってからトイレが無くなってしまっている。
古い地図を見ている人は注意ね。
高速バス内のトイレで済ませておくか、山に入ってから済ませる事になる。
ここから北へ、金時山方面は何度も歩いている。
今回は南へ、芦ノ湖方面へ行ってみよう。
ベンチがあるので休憩。
このところ山で脱水症状気味になることが多く。
今日は喉の渇きに関係なく、1時間ごとに500mlの水を飲む事とする。
外輪山をはさんで、芦ノ湖側と沼津側と。
遊覧船もみえる。
と、登ってみる。
どっちもいまいち。
箱根らしい光景ではあるんだけど。
ずっとこれだと若干飽きてくる。
パンやおにぎりを食べ食べ。
今日も暑くて汗がでるものの。
頭部にまとわりついてくる鬱陶しい羽虫はなく、トンボが飛び交っており、ほんのりと秋の気配。
三国山。
地図の通り展望は無い。
三国山、という名前の山は三国境のピークとして用いられるが。
はて、ここは?
相模(神奈川)と駿河(静岡)の境ではあるが。
調べるとどうも、大昔はここまで伊豆国で、駿河・伊豆・相模の三国境だったようだ。
脇の土留めに、分厚いフェルト地の布を使っている。
水は通すが、土は流さないぞ、という訳ね。
この階段のある場所、崩落個所の下巻きのようなのだけど。
理不尽なほど大きく「下って・登りかえして」を強いられる。
そんなに大きく迂回せねばならないのなら、すぐ上の車道側に高巻きさせてくれてもいいのに、と感じたのだが。
その車道というのは箱根スカイラインの自動車専用道なので。
道路管理上歩行者の存在を許容できないのかな。
茶屋の裏とかはともかくとして。
18時まで降水確率20%だったが。
先を急ぎたい所だけど、妙に藪が。
ストックを持った手をボクサーの様に構え、顔をガードしながらすすむ。
そして案の定降ってきた!結構激しい雨だ。
そういや合羽忘れたわ。
まあ、既に汗で濡れてたし、この気温であと1時間くらいならば合羽を着ても着なくても大差は無いだろう。
とはいえ濡れネズミになるのも久しぶりかな。
雨に濡れるのは嫌だが、濡れてしまえば不思議と痛快ですらある。
いや、ちょっと待て?
そこそこ人通りのあるコースのはずなのにこの藪の濃さはいくら何でもおかしい。
これは雨で視野が狭くなり、どっか分岐を見落としたんだろうな。
そう思ってGPSを出す。
……間違えてなかった。
マヂかよ。
雨を含んだ枝を払い損ねて顔面にバシャーンと、天然のハーブティーをごちそうになる事数度。
全身びっちょりでこれではバスに乗るのもはばかられる。
芦ノ湖まで降りると着替えられるようなとこも無いだろうし……
いいや、温泉後のつもりだったけど、ここで着替えてしまおう。
汗をかかないよう、服を汚さないようゆっくり歩く。
ここを左に曲がった所が、箱根駅伝の往路ゴールね。
小田原側から来る箱根登山バスと、熱海側から来る伊豆箱根バスとの接続点でもある。
自販機で冷たいお茶を買いたかったが。
電子マネーと万札しか無くて買えないという愚かな文明人ムーブを決めてしまう。
小田原行の急行(新道経由で箱根湯本までノンストップ)が5分後にあり、ちょうどいいやと思ったのだが。
ここが始発ではないため座れず、しかも日曜日で国道1号が渋滞しており、バスがちっとも進まない。
雨のシャワーを浴びて既に着替えてしまったので。
箱根湯本の温泉はスルーして小田原まで出るつもりでいたのだけど。
あまりの渋滞にこいつはタマランと箱根湯本で下車する。
駅に向かうと次の臨時特急が4分後。
「忙しいな、次のロマンスカーでいいか?」と一瞬思うが、次のロマンスカーまで1時間近くある。
急いで特急券を買って飛び乗るが、車内にはビールの販売が無い。
なんという失態だ。
車窓からみる金時山。
特急の指定席もお酒がないと楽しさ半減であった。
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今日あるいたコース、乙女峠から箱根町港まで。
このコースはキツイ登り降りや危ない岩場もなく、ゆるふわハイキングコースであった。
ただ箱根全体のクセとして、赤土の出て滑りやすい場所がある為、晴れて地面の乾いている時が良いのと。
後半はやや単調なので、気軽な半日ハイクでおいしいとこだけ楽しみたいなら湖尻峠かその手前あたりから湖尻に降りてしまってもいいかもしれない。
それと最後の方、芦ノ湖の南西側~南側のあたり。
昔からある古い山道にしては、地形に対してルート取りが不自然というか。
おそらく箱根スカイラインを開通させる際に、昔からある山道が追いやられてしまったのではないかな?と思われる所があり。
その分道は整備されているものの不自然なアップダウンが多く、少し嫌だったかな。
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