雨が降っている時に山に行くか、といのは人によって判断の分かれるところだろう。
私は基本的に行かない。
しかし山に行かないと心身ともによろしくない人間でもあるので、梅雨の時期は悩ましい。
結局高尾山とか塔ノ岳とか、私にとってはおなじみの山に行くことが多い。
道が安全で濡れていても転んだりするリスクが低いのもある。
そういう山に行った時、わざわざこのブログにまとめるほどの気もしないのでしばらく更新が開いてしまった。
梅雨の時期はもう一つ悩みがある。
カッパを着るか着ないか。
この時期は気温も高いが何より蒸す。
雨が降って居なくたって汗で服がびっしょり、絞れるほどに濡れてしまうのにカッパなんか着ていられない。
カッパの透湿性能の良しあしなんて関係ないよ。
そんなわけで今日は。
降水確率は高いのだが、仮に雨が降ったとしても傘で行きたいと思う。
昨年買った、頭にかぶる傘……つまり笠的な傘。
それでも問題なく歩ける林道を中心としたコースを歩いてみたい。
まあ激しく降ってきたら臨機応変に撤退だ。
丹波行のバスも10人程度しかならんでいない。
朝6時から営業している。
ここでお弁当を二つ買い求める。
奥多摩むかし道を歩いてみたい。
現在の国道411号・青梅街道ができるより以前の、旧道をハイキングコースとして整備しているらしい。
あれもそのうち攻めてみたい。
しかし意外とアップダウンがある。
今は国道411を当然の前提と思っているけれど。
考えてもみれば北の石尾根から南の川沿いに伸びてくる無数の支尾根と沢筋をずっと横切っているわけだから。
そりゃアップダウンもある。
国道411は現代の土木技術でもって、尾根にトンネルを穿ち、谷に橋をかけて、水平な道になってるけどな。
バスで通るだけだとそんなあたりまえも実感しにくいもんだ。
天気も崩れそうな感じはしないし、よし、御前山まで行ってみよう。
時間はまだ10時過ぎだが、自宅で食べた朝飯がプロテインと冷凍スパゲッティだけだったからな。
ヤナギコージさんで仕入れたお弁当を一つ食べる。
栃寄森の家、という宿泊施設の周辺にはまだ現住者のいる集落があった。
やべ、バテてきた。
脚が思う様に動かない。
息が切れる。
昨日のアレやコレやが効いてるなあ。
(午前中ジムで筋肉を痛めつけてやったこと)
(お昼に日本酒8合のんだこと)
(夜21時ごろに目が覚めて、その後再度は眠れなかったこと)
(さあどれだ)
充分に休んで、ペースメイクを一からやり直さないと。
沢水を飲んで水筒を満たす。
ここ御前山周辺の水場は煮沸するようにと案内している。
理由は、まあ、うん。
尾根上を歩く人がおおすぎるので、色々ありますわね。
少し雨がぱらついたかとも思ったが、すぐに陽がさしたり。
御前山はさすがに奥多摩三山の一角、こんな日でもそれなりに人はいた。
ただケーブルカーで登れる御嶽山の隣の大岳山や、
バスで標高を稼げる三頭山とちがって、
この御前山はそういうズルができないのでしんどい。
土間のベンチを使わせてもらおう。
ほうきできれいにして、
多量に汗をかくとたまにあるのだけど。
汗が服を伝って下に落ちていく最中に乾き切らず、靴の中を濡らしてしまった。
着替えはあるけど温泉後の着替え用だしなあ。
靴下だけもう一足持ってくるのだった。
腹も頃合いだしもう一つのお弁当を食べる。
おにぎりはコンビニのより少し大きめ。
梅干しと塩鮭。
梅干にぎりの上に乗ってるタネがなぞ。
キュウリのピクルスは甘酸っぱい洋風の漬け方。
そんな天気。
当初想定では鋸山の手前まで行って、鋸林道で駅まで降りるつもりだったけど。
靴の中がジュッポジュッポいって不快なので、最短ルートで境橋に降りてしまおう。
以前御前山に登った時は藤倉バス停から御前山〜惣岳山を経て奥多摩湖と縦走したのでこっちの都民の森自体は今日が初めてだった。
三頭山の方と違って、こちらは整備されすぎてないのがいいかも。
沢沿いの最短コースで降りるつもりが。
道を間違えて遠回りな林道を選んでしまった。小走りに飛ばしていたが、次のバスの時間を調べて足をとめる。
ゆっくりいこ。
露天風呂は混んでいてはいれず。
券売機の操作を間違って二つかってしまった。
そのご奥多摩にできた卵道2号店でふわっふわな出汁巻き玉子に舌鼓をうち、奥多摩駅2Fで地ビールをのみ。
いいタイミングで切り上げてきたな。
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