2016年12月24日土曜日

2016/12/24土 南高尾山稜

2016/12/24土 南高尾山稜

0725 新宿 中央線高尾行
0808 豊田
0810 豊田 中央線甲府行
0831 相模湖
0839 相模湖駅 神奈中バス 八王子行
0855 大垂水峠


本年の登山納め
どこかいい温泉に行きたいなあ、という考えもあったけど
朝早く起きるのがツライため結局近場に
高尾山周辺でもまだ一度も行ったことのない南高尾山稜へ行ってみよう

大垂水峠までバスを使いたいが、「八王子駅~相模湖駅」のバスは一日3便しか無い
しかも東京側からの1便はちと遅く、到着が10:26になる
手軽な山とはいえ、さすがにそれは遅い
なので相模湖駅まで行き、そちらからの一便を使う



大垂水峠から南高尾山稜を東へ、
三沢峠から東高尾山稜を北へ、
尾根の先まで縦走して高尾駅の南口へ至るというのが当初の考えだった
結局は四辻から高尾山口駅へエスケープしてしまったのだが、理由は後述



朝の相模湖駅
休日の早い時間とあって静か

千木良で3人降り、大垂水で4人組のおばちゃんと私が降りた



国道20号・甲州街道の東京と神奈川の境、大垂水峠(標高398m)
かつての甲州街道は小仏峠関所を通っていたのだが、
明治の初め頃に自動車の通れる道が求められ、こちらに移し替えられた
とはいえここも県境の尾根をだいぶ切り込んで車道を通したらしく、狭隘な場所だ

ここから北へ登れば小仏城山
歩道橋を渡って南にすすめば南高尾山稜に入る

ちなみに読みは「おおたるみとうげ」であり、
塩山の牧丘地区と長野の川上村とを結ぶ牧丘林道の大弛峠は「おおだるみとうげ」と読むらしい
ただ神奈中バスの停留所の読みは「おおだるみ」だった



車道を左手に見て、山道を進む
ほどなく車道とは離れて静かな山中になる



ほんのひと登りで大洞山(標高535m)
本日の最高点


南側に相模湖プレジャーフォレストの観覧車と富士山が見える







コンピラ山
山と言うよりは稜線上のコブ程度だが、眺めはいい
稜線上も風がなく暖かいため、上着は脱いでジャージだけになる







高尾~陣馬もそうだが、稜線上のピークには大抵巻道がある
だが今日は至極楽なコースであるため、ピークを踏むようにする
巻道禁止



無名ピーク











鉄塔のすぐ先のピークに上がると、観音様の後ろ姿が

石碑に刻まれた文字はかすれてほとんど読めないが、昭和十年というのは読み取れた
南東の津久井方面を向いているで、そちらの住民が里を見守ってくれるようにと納めたものなのだろう







降りてから、観音像のピークが中沢山だったと知る








急に南面の開けた展望地に出る
眼下に津久井湖

富士山もくっきり



 南高尾山稜は短い間隔でベンチが大量にある
行政側で設置したと思われるしっかりしたのから、林業者のボランティアと思われる素朴なものまで多数








三沢峠に到着
時刻は11時半頃
お昼にしても良かったのだが、ここは展望が今ひとつ

次の草戸山まで1kmなので、そっちへ行ってから食べよう
なおここから先は東高尾山稜になる








草戸山へ向かう途中に東屋があった
ふれあい休憩所というらしい

城山湖を西から見下ろし、都心方向まで見通せる眺めの良さ

なのでここでお昼にする

ご飯を食べ終わると、先に行っていたはずの4人組のおばちゃん達が後からやって来た
どこか途中で追い抜いたのだろうか



今回のコースは全体的に下りのためか、ピークを過ぎると急な階段・斜面になっているところが多い
ひょいひょいと小走り気味に歩いていたためか、足の筋肉に少し疲労感が出始める
ただこの時は「いつものこと」と大事には考えていなかったのだ



急階段を登り返すと

草戸山
ちょうど昼頃とあって皆お昼を食べている

展望台に登ると城山湖を北から望み、相模原方面を見下ろせる

 展望台下のテーブルでおっちゃんたちが鍋を囲んでいた

草戸山の案内看板
城山湖をぐるりと一周するコースを示している
なるほど、城山湖まで車で来れば手頃で好展望を楽しめるわけだ
してみるとここの展望台や、さっきの東屋などはダム周辺管理の一環で作られたものだろうか

もう一つ別の案内板
「町田市最高地点」とあるところを見るに、これは町田市の設置したものだろう
東高尾山稜は八王子市と町田市の境なのだ



高尾山を南から見る
薬王院の僧坊もいくるか見える


この撮影場所を過ぎた下りで小走りに走っていると、突如左足の太ももがビクビクッと痙攣する
足がつる前兆!
慌てて立ち止まり、足をマッサージするが、どうにも良くならない
足がつる一歩手前から二歩手前に戻るだけで回復しないのだ



次のベンチで休もう
そう思ったのだが、ベンチが全くない
南高尾山稜にはおかしなくらい沢山あったのに
・・・あちらは八王子市と神奈川県相模原市との境
してみるとあれらのベンチは神奈川県側の行政なり林業者が作ったものだったのか




固くこわばり、ヒクヒクとする左足をかばいながらそろそろと歩く



ようやくベンチが一つあった
草戸山から北側にはベンチはここしか無かった

充分休めてからあるき出したが、やはり左足がつりそう
左足をかばいながら歩いている内に、右足太もももつりそうになってくる

途中途中でしゃがみ込んで休みながら進む



もう限界!
と思った頃に四辻に到着
案内標識の横の木の根っこに腰掛けて脚をマッサージする

当初の腹づもりではここから北へ進み、東高尾山稜の尾根を終わりまで歩き通すつもりだった
が、こうなっては是非もない
ここから北西側に降りれば400m程で高尾山口駅に出る
エスケープしてしまおう



事前に調べて知ってはいたが、ほんとに民家と民家の隙間みたいな所に出るんだな



高尾山口駅前の、見慣れた光景に出る
平らな所でなら太ももの負担もなく、ようやく一息



13:49発の準特急新宿行きに乗る
高尾山口駅から高尾駅の間に短いトンネルを列車は通過する
そのトンネルこそ、最後まであるきたかったあの尾根の下を通るのだ



★今回の反省点
登りが少ない為、調子に乗って早くあるきすぎた
また全体的に下り基調でありながら、稜線上にピークがいくつもあるということは、ピークを過ぎた直後に急な階段や坂道が多いということでもあり、そこをヒョイヒョイと飛ばした為に太ももに負担がかかっていたのだろう
加えてここの所あまりタフな山登りをしていないので、脚がなまっていたかも
「入念なストレッチを行ってからでないと筋肉を傷める」
小学校の頃、体育の教師が言っていたそんな言葉を思い出す
当時は聞き流していたけれど、歳をとってから身に染みるのであった