2025年6月7日土曜日

2025/06/01(日)~02(月) 日影沢キャンプ場

山を初めてほどなく、テント泊を意識するようになってすぐにここの事は認識していた。
なにせ高尾山のキャンプ場であるからして、都心からのアクセスでいえばここ以上はあるまい。
しかも利用料が無料!

にもかかわらずキャンプ場としていまいち話題にならないのは特殊な申し込み形態のせいか。
申し込み枠があるかどうかはwebで確認できる…にも関わらず、申込は往復はがきのみ。
往復はがき!
令和のこの時代に往復はがきて!
しかも利用日の前月10日締め切り。
高尾山のように思い立ったら気軽に、とはいかないのね。

ともあれ一度くらいはあそこで寝てみたいとは思っていた。
今日がその時だ。


高尾山に似つかわしくない60Lザック。
高尾山に来るときはいつも軽身なので、歩きなれた道でもフーハーと息があがる。
歩きやすい道を何度も歩いていると、自分の体力の限界に最適化された歩くペースが身についてしまうのよね。


サル園のとこでイヨシコーラ。
伊良コーラ表記の時代には「イラコーラ」と読んでた。
初めて飲んだけど、クミン?カルダモン?のスパイスが強くて甘さ控えめ。
漢方薬みたいだ。


日曜日の昼時とあって山頂はおおにぎわい。


もみじ台の北側の逆沢作業道、またの名を郵便道を降りてみる。


高尾山周辺、という事を加味しても整備された作業道に見える。
南面の方の高尾林道とか大平林道周辺は崩れかけた道もあるし。


沢の中に堰堤がある。
そうしたものの維持管理の作業道なのだろうか?
あるいは郵便道という名のとおり、かつては山頂の茶屋へ郵便を届けるみちだったのだろうか?
現在なら普通に山頂まで車両が走るが、かつては薬王院の境内を部外者の車両が通るのははばかられた時代があったのだろうか?



作業道はさほど長くなく、日影林道に降りてくる。


日影沢キャンプ場。
管理棟は無人で、現地受付はなく勝手に張れってことね。


管理棟に近い下段と、奥の方の上段とある。
下段では多国籍なグループがウェイしていたので。


上段の静かな場所にテントを張る。
今日は椅子とテーブルも持ってきた。


背もたれのあるチェアがあるとテント泊のQOLがあがります。
特に今日みたいに日の高いうちに日光浴しながら酒を飲むときには。
酒は昨日封を切った華秋田。
開けてすぐにプラティパスに今日の分1Lを詰めた。

華秋田は今年のIWCのグレートバリューサケ部門(一定以下の値段で一定以上の出荷量の酒が対象)で普通酒から選出された。
ノーマークでした。
酒としては菊正宗のギンパック的なタイプ。

携行しろというので戻ってきた往復はがきも持ってきたが。
現地でチェックされることは無さそうだ。


地面は意外と固い。
軽量なアルミペグだと無理に叩くと曲げてしまいそう。
(一本曲げた)
沢沿いの森で、強風が吹きつけるような場所でもないが。
心配ならスチールや鍛造ペグを持ってくればよかろう。

直火を使ってもよい炊事棟もあり、水道もそこにある。
沢水を引いただけの水道なので、「飲用不可」とある。
ここよりも少し上の林道わきに、横手の沢からの水を取水する場所があった。
そこには「飲用水なので立ち入り不可」と掲示されていた。
まあ確かに安全を保障できないので「飲用不可」とせざるを得ないのはわかる。
山の水場としては…ちょい微妙か。
私なら気にせず飲むが、人に飲ませるなら「気になるなら煮沸して」ってところ。


椅子にもたれ酒を飲み、日光浴をし、本を読む。
悪くない。


お腹が減ってきたので牛ランプのステーキを焼く。
この手の料理でフライパンに残る油の事を考えてみるに、ジャガイモというのは油を吸わせるのによいのではないかと。


続いてソーセージ。
焼き始めると雨がぽつりと。


チェアのシートをはがしてテント内に避難。


様子を見ていたが、雨が強くなってきたのでテント内に完全避難。


雨が上がった。
多国籍グループは撤収し、
中高年のグループが代わりに下段に張ってる。

ここは標高300mちょっと。
昨今の気温からすれば、いらないだろうと寝袋を持ってこなかったが。
明け方の気温は4℃。
パーカーを着込んだだけだとちと寒かったな。


朝ごはん。
残ったソーセージと冷凍のご飯ものを焼いて。


午後に用事が入るかもしれず、昼には帰宅しておきたかったので。
今日はどこにも登らずに日影バス停へ。


もっとも5時台はまだバスが無く。
結局高尾駅まで歩くのだった。
日影沢キャンプ場、ドコモは圏外でしたのでwebの調べ物は事前にね。

0 件のコメント:

コメントを投稿