2025年4月28日月曜日

2025/4/27(日) 草花丘陵

寝坊した。
今日は軽めの山になるな、と考えて。
それならば以前から軽めの候補にいれといた、草花丘陵へ行ってみよう。

草花丘陵とは……奥多摩の山から東へ延びてくる多摩川右岸(南側)の山並み、
大岳山・日の出山・三室山・梅ケ谷峠・長淵丘陵ときて、最後に福生のあたりで消失する尾根の最末端のあたり。



福生駅からバスに乗り数分、花之岡バス停で下車。
歩いたって良いような距離だが、バスは頻繁に出ているので。



お寺の脇が登山口。



ここいらは登山地図・登山ガイドではカバーしていないような「山」未満の丘陵ではあるが、ハイキングコースとしては整備されているようだ。



うーん、これぞ多摩地域の裏山って感じ。
『ドラえもん』の学校の裏山みたいな。
この時は気にしなかったが、富士山の手前の山並みは高尾陣馬か。




登山口からわずか300m、大澄山。
暖かいのでTシャツになり、朝ごはんをたべる。



北に下って行き、



都道を横断。



竹の生い茂った小さな山を登って、


また下る。
向こうに特徴的な大岳山。
この尾根をずっとたどれば大岳山まで行くんだな。



しばらくは立川国際CCの敷地の北側のへりを歩く。


羽村大橋。
多摩川の南岸はすぐに山…丘陵だが。
北岸は結構市街地がひらけている。





黙々あるいて浅間山。
東屋やベンチが多数ある。

しかし驚いたのはこの草花丘陵、歩く人が随分多いのだな。
新緑の週末、天気も良好とあって多くの人が歩いている。
なだらかで急な場所が少ないからか、高齢者が多い。



標識もしっかりしている。
山と高原地図の「奥多摩」にようやく入った。


藤の花は藤棚で見る分には美しさのみ鑑賞できるが。
山で自生している藤は高い木に絡みつき、木を乗っ取るかのような侵略者でもある。

ちなみにハイキングコースとしてはひと続きではあるが、道の状態に関しては満地峠を境に少し変わる。
満地峠から東側は擬木を使用した土留めが多用されていたが、西側は比較的自然にできたのままのトレースのように見える。


近くから鼓笛の音が聞こえてくる。
東海大菅生付属の部活だろうか。




頑丈なフェンスにこの言い様。
何だと思ったら機動隊の訓練施設のようだ。



この坂のほんのすぐ下から野球部の練習の掛け声が響いてくる。


このへんの尾根の上、何かがあったような跡地が多い。


陸上部がこのへんの山を走るのだろうか。
身近にある材料で風雨に耐えうる標識を作るのなら、これは悪くないアイディアかも。



二ツ塚峠。
青梅から日の出に抜ける都道で、交通量は多い。
自動車も登坂でアクセル踏み込んでくるので、横断は注意。

さて、ここから先は何度か歩いた長淵丘陵だ。
青梅の市街地の南を横断して奥多摩へ続く。
今日はどこまで行くか、決めてはいなかった。
なんとなく長淵丘陵くらいは踏破して宮ノ平駅への道すがらに山城屋で飯を食えたら、と思っていたが。


旧二ツ塚峠で13時、もとよりのんびり歩いたが結構時間もくった。
なにより左膝にごく軽い違和感が出始めた。


むりせず今日はここまで、にしましょう。
天祖神社への道を降る。

途中中高生くらいの子らがオリエンテーリングをやっていた。
私も子供の頃にやった記憶はあるが、全体地図ではなくポイントポイントで分岐をどっちに曲がるという案内のみの紙を持たされたような。
今考えると結構無茶だな。



天祖神社は幕末~明治期の新宗教の一つだが、どこもわりと立派な神社を保っている。


駅近くの小さな自動公園に水道があったので、顔を表せてもらう。
南の向こうに長淵丘陵。

駅前を通過して西へ、幸太郎うどんを食べに行こうと思っていたのだが。
道すがらに青梅食堂、という定食屋風の店構えが気になり白いのれんをくぐったらば、



インネパ料理屋だった。
ランチはカレーのみ。
なんでやねん!

2025年4月21日月曜日

2025/4/19(土)~20(日) 雲取山(三峰神社~丹波山村)

このところテント泊やってなかった。
天気のいい土日に西武秩父へ。
バスに乗って三峯神社へ。



缶コーヒー2本を胃に流しこみ、トイレを済ませて出発。
気温は20℃、暑い。
茶屋がもう営業している。
朝飯食べてこなかったので何か食べようかとも思ったが。
このところ血糖値も中性脂肪値も高めで空腹感がないので。
まあ持つだろ、とこの時は思ったのだ。



今日のザックは14kg。
重くもなく、軽くもなく。
山高地図CTよりも少し早いくらいのペースでテンポ良く歩けていた。
その割には先行く人を次々と追い抜くのだが。



お清平で最初の小休止。
水を補給。
だが……


そこから登りがきつくなると急に体が重くなる。
少し歩いては息があがり足を止める、を繰り返すバテバテモードに入ってしまった。


たまらず白岩小屋のベンチにへたりこむ。
長めに休んでいくらかでも体調を直さないと。
途中追い抜いたパーティーたちが先に行くのを見送る。



白岩小屋は南面の壁が完全に無くなっていた。
倒壊するのも時間の問題だろう。
仮設トイレも無くなっていた。



白岩小屋から白岩山までは残雪・凍結がある。
このくらいならばまあ、登りでならアイゼンはいらないかな。
ただ下りでなら、私はつける。
上から降りてくる人たちも滑って転んでた。


白岩山を経て、


芋ノ木ドッケ(看板)のとこ。
このコースでもっとも事故が多く警戒すべきは芋ノ木ドッケの西側の巻き道。
滑落が多い。
ここから見る限り凍結はなさそうだが、4本爪軽アイゼンをすぐにつけられるよう腰にぶら下げる。


結果からいえばこの程度。
無くても歩けるが、念のため装着した。
ここはスリップが滑落につながりかねないので。


雲取山荘で受付。
いつもなら缶ビールや秩父錦のカップ酒ももらうとこだけど。
今日はちょっと疲れすぎた。
天気のいい土曜日とあって、山荘近くの平らな場所はもう取られている。


男坂女坂分岐の、いつものところに張ろうかと思ったが。
ちょっと地面が湿ってるのが気になる。


男坂へもう20mほど行った、開けた場所に張る。
ネイチャーハイクの新作(日本未発売)のテント。
シングルウォールでシンプルなXフレーム、吊り下げ式。
設営の速さで言えばこれ以上のものはあるまい(撤収に関してはツェルトも速いが)


テントに横たわって身体を休める。
疲れたぁ
あまりに足腰を酷使したせいか、ちょっと足をひねるくらいで攣りそうになる。


17時ごろになると、山荘から遠いここの周りも続々テントを設営する人でにぎやかになる。
晩飯……疲れすぎて食欲がないな。
ウィスキーを薄ーくお湯割りにしたのを啜り、お腹を温める。
おつまみにオイルサーディンやコンビーフなどをつまむ。


翌朝は5時起き。
気温は0℃。
相変わらず食欲がなく、フリーズドライの甘酒とインスタントのカフェオレで済ます。
まあ今日は雲取山に登ってしまえばあとはゆるい下りだけなので。
昨日みたいな事にはならないだろう。


5:35に撤収完了。
明け方近くまで風が強くテントを揺らしていたが、今は無風で暖かい。


雲取山荘から雲取山へ。
ここでテント泊した時はいつもそうだが、起き抜けなのでCT通りに30分で登ろうなどと思うと息があがってしまう。
まずは準備運動と思ってゆっくり、ゆっくり歩く。
いきおい山荘泊まりの準備万端勢に抜かれていくが……
昨日の白岩山と違ってほぼ全員がチェーンか軽アイゼンを履いている。
不思議に思っていたが、


上の方へ行くと傾斜のある凍結があり、私も4本爪を装着した。
なるほど、昨日雲取山→雲取山荘へ下ってきた人は既にこれを見ているので、
あらかじめ山荘で装着してから歩き出していたのか。



お久しぶりの雲取山。
雲が多く眺めはいまいち。


富士山も肉眼でなら見えているが、スマホのオートだとうっすら。


さて。
まもなく、4/29からオープンとなる五十人平野営場。


鹿柵?


奥多摩小屋があった場所に、管理棟とトイレ。
なかなか立派な管理棟だが、だれか常駐するのだろうか?
奥多摩小屋の時代には雲取山荘から無口なアンちゃんが来ていたが。
(昨日受付で元気そうでした)


ヨモギ尾根を少し下った水場の状態も気になるが、
めんどくさいのでそっちは確認せず。


テン場自体は境界を示す杭が打たれた事以外、大きな違いはなさそうだが……


昔自分がテントを張った場所を思い出しながら歩いてみると、どうも記憶と違う。
木を伐採したり、多少凸凹をならすくらいはしているかも。



ヘリポートの向こうにも鹿柵。
以前はヘリポートの方にテントを張るやつがいて問題だったので。
鹿柵があるとしたらヘリポートのこっち側かなともおもったのだけど。


曇ってはいるが、風がなく寒くもなく。
穏やかにあるける。


加水分解ではがれたのだろうか?
置いていくことはないじゃない。


小袖の登山口に出た時点で9:27。
次の鴨沢のバスは……と調べると9:48。
21分後は慌ただしいな。
その次は10:03、丹波山から来る奴だ。


ならばと鴨沢ではなく所畑に下山。
狙っている訳でもないがこのパターンが多いな。


4月にリニューアルオープンしたもえぎの湯で生き返る。
2階の食堂からソフトドリンクが無くなっていた。
クリームソーダもう頼めないのか。



温泉で休んでいたら、いくらか食欲も戻ってきた。
ヤナギコージでわさび丼を食べて帰る。
わさび丼と称するものもいくつか食べてきたが、
どんなにわさびが上等で新鮮だろうとも、わさび(と醤油)だけで飯は食えないな。
あくまで他の薬味とわさびとの組み合わせ。
ざるそばにわさびが合うのは出汁が効いてるのと、米と蕎麦の風味の違いかな。


奥多摩交番のウォール。
これは飾りなのか実際に訓練用で使うのか。


スーパー小川だったとこのフードコート。
いつの間にか出店増えてる?
まあ今日はもう食べられないのでまた今度。


氷川サービスステーションの建物も取り壊されて更地に。
店内もっと人かったような気もしたが、更地になってみるとこんなに小さかったっけ。


おまけ

4/19夜、雲取山荘でテン泊した時の睡眠データ。
平均心拍数が75と異様に高い。
普段は55前後。



翌、4/20の睡眠データ。
昨日よりは下がっているがまだ高い。
今日(4/21)は腿が筋肉痛。
肉体が傷んでいると、修復するために寝ている間も内臓は働く為心拍数高めになるのですね。
ちなみに酔っ払って寝ると5~10程度高くなります。