0710 新宿
0804 高尾
0810 高尾
0925 塩山 2139円
0930 塩山駅南口
0957 大菩薩峠登山口 300円
大菩薩登山口(裂石)~上日川峠~福ちゃん荘
福ちゃん荘テント場 400円
福ちゃん荘~大菩薩嶺~丸川峠~大菩薩登山口~大菩薩の湯
大菩薩の湯 10:00~20:00
610円
大菩薩の湯から塩山行きバス
1200.1330.1503.1606.1640.1833
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この所週末の天気が悪く、山に行けてない
金曜日が休み取れたものの、日曜日の天気が今ひとつ
ならばやや軽めのテント一泊とする
大菩薩は何度も行っているので勝手は分かっている
金曜日だと甲斐大和駅から上日川峠までのバスがないが、
一泊するのならば麓の裂石から登っても構わないだろう
登山口の裂石が標高900m
テント場の福ちゃん荘が標高1700mなのだから
塩山駅での乗り換えが5分しかない
しかもホームが島中式で改札階が2階になる
テント背負った重めのザックでダッシュして階段を駆け上り・駆け下りるも、バスはまだ来ていなくて気が抜ける
定刻より6分ほど遅れて、随分老朽化した車体の市民バスが来る
年季の入った車体だが、SUICAには対応している
距離に無関係で300円というのもありがたい
青梅街道(R411)から上日川へ向かう分岐の茶屋前が大菩薩登山口バス停
10時過ぎに出発
少し車道を歩く
味わいのあるお寺
中里介山が『大菩薩峠』を執筆した時にもここ裂石の温泉やお寺に逗留したそうな
丸川峠分岐
じきに山道の入口がある
なだらかで歩きやすい
一度車道と合流し、すぐまた山道に入る所に茶屋がある
本日はお休みのようだが
千石茶屋というらしい
千石茶屋の脇をしばらくすすむと、ようやく山道らしい登りになる
古来より大菩薩峠を越える旅人の往来がある道らしく、
山道は結構深くえぐれている
崖にせり出した木の上まで地面が続いているかのような
第二展望台
展望なし
唯一ベンチがある場所
二回目の車道との合流ヶ所
またすぐ山道に入る
なだらかになってきななと思うともう、
12:30上日川峠・ロッジ長兵衛到着
コースタイム2:10のところを2:30なので、まずまず
ランチ(液体)を取る
お昼休憩している作業員たちの横でなんだか申し訳ない
上日川峠からほんの30分で福ちゃん荘に到着
平日とはいえ、上日川峠まで来るとそこそこ登山者は居る
テント場は誰もいない
週末ならばポツポツ張られているのだけど
マルバダケブキ
テントを張っている最中に、急にさっきのビールの酔いが回ってくる
疲れた体の空きっ腹に流し込んだからな
酔っ払いながらなので張るのに少し時間がかかった
平らな場所に張ったつもりだったが
トイレから戻って来る時に離れて見てみると少し傾いた場所だったか
まあこのぐらいは問題ない
空を眺めながら寝っ転がる
1700mの場所なので風も涼しい
至福の時
と思いきや雨がパラパラと
少し厚めの雲が流れてくると通り雨になる
降ったりやんだりで本降りにはならない
宿泊者がいるのか、今日は福ちゃん荘は閉めずにやってるようだ
とはいえここは日が落ちると真っ暗森でとても怖い
トイレは早めに済ませておく
電波が届かない場所だが、ビールを飲んだり、電子書籍の本を読んだりして過ごす
二日目
朝の4時頃に尿意をもよおしてトイレに行けかけるが、あまりの暗さに怖くなってやめる
4時半頃に空が白みだし、5時前になるとだいぶ明るくなった
テントを撤収するときはマットを外に敷き、そこに全ての荷物を乗せる
今回はテント泊ながら少荷物
テントとマットと食い物が多い以外は日帰り登山と変わらない
テントの付属のアルミペグがひん曲がってしまったのがいくつもあり
丈夫なスチール製のネイルペグを4本だけ買ったのだが過剰だったかな?
地中に石があっても打ち込める丈夫なペグだが、そのへんの石でペグを叩くと石のほうが割れてしまう
結局そういう硬い地面に打ち込むにはハンマーが必要なので……
スチールペグは重いっす
撤収完了
水場の脇のホタルブクロ
今回は丸川峠経由で降りるつもりなので
大菩薩峠には向かわず、唐松尾根を直登する
ひときわ明るくなったのを感じ、
出発前に振り返ると小金沢山の上に陽が出てきたようだ
お日様は雲の向こうだが
唐松尾根は7割ほどのぼると樹木がまばらになって開けてくるが、
そこからが急坂でつらい
コースタイム通りピッタリ1時間で雷岩に到着
ここは晴れていればとても展望のいい場所なんだが
ご覧の有様
ここで朝食を食べていると、ポツポツ登山者が登ってくる
土曜日だからな
だが……
のんびり朝ごはんを食べていると、ほんのいっとき、1分足らずの間だけ雲が切れて富士山が見えた
大菩薩嶺へ向かう
朝陽の木漏れ日がとてもよい
大菩薩嶺
ここは展望なし
山梨県のちょっとした山に登ると必ずある「山梨百名山」の標識
既にある標識が傷んだわけでもないのに、隣に新しくおなじ標識が立ててある
しかもそちらは日本百名山の文字がない
この我の強さ、山梨県人の気質なのか
大菩薩嶺を越えて丸川峠へ向かう
私もこちらは初めてだ
幾人もいた登山者は皆、大菩薩嶺で引き返している
(たぶん、この早い時間に登ってくる人は上日川峠までマイカーで来ているのだろう)
道は険しくはないが、丸川峠まで変化に乏しいコメツガの森の中を進む
急に森が切れ、草原に飛び出る
傾斜地を下っていくと
不思議ななりの花
調べても確信はもてないが、シモツケ(バラ科シモツケ属)だろうか
ぽっかりあいた小さな高原の中にひっそりと建つ丸川小屋
人の気配はしたので小屋番の人が居るのだろう
丸川峠から裂石へ降りる
尾根を縦走して柳沢峠にいくことも考えた
柳沢峠は標高1300mで、下りの脚への負担も軽いだろう
だが柳沢峠はバスが午前と午後1本づつしかない
ここからコースタイムで2時間かかり、時間も読みにくいので止めておく
丸川峠からの下りは地図に「急坂」と書かれている通り、実際急だった
手も使うことになる岩場や
雨で土砂が流されてできた大きめの段差などもいくらかある
それでも特段危険な場所は無かった
いい加減脚がガクガクしだして、腰を下ろして休もうと思った時、ふいに林道のような場所に出る
地図で確認すると、たしかにミソギ沢沿いに車道が来ている
ただ大きな段差や、岩がゴロゴロしていて、軽四駆でも厳しそうだ
間違いなくお腹をこする
沢近くを通ったので、ストックを洗ってしまう
昨日通過した、丸川峠分岐に戻ってきた
市営の日帰り温泉で汗を流していく
市営の施設にありがちな、商売っ気の薄い、こじんまりとした温泉
それでも地元の人がそこそこ来ていた
それにしても
大菩薩嶺からここまでコースタイムで2:45のところ、3:30もかかってしまった
下りは膝にダメージが行かないように意識してゆっくり歩いているとはいえ
行きは節約して各駅停車で来たが
帰りはつかれたので特急を使ってしまう
遅い時間は売り切れてることも多い信玄餅アイスも、塩山駅12:44発の特急ではまだあった
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今回の会計